女子2人旅 -西日本巡り-
学生のうちにやっておきたいことの1つに長期旅行があった。
本当はアメリカに行く予定が、寸前でPCR検査と隔離期間の制限により断念。
そんなこんなで西日本巡りをしよう、となる。
大阪への深夜バスと大阪で泊まるホテルだけ取って、とりあえず出発した。
この後の予定は、また後で決めよう。
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ストーリー
DAY1
東京駅から深夜バスで大阪へ
東京駅21:30集合
案の定、バスの乗り場を確認してなかったから思ったより遠くてダッシュ。
余裕で間に合った。
やっぱりベットで寝れないのは辛い。けど、こういう我慢は学生旅行の醍醐味でもあるよね。
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DAY2
1日大阪観光
大阪梅田駅6:05着
寒さ凌ぎに喫茶店を目指す。
店員さんがたばこを吸ってるローカルな雰囲気だった。
朝食を食べ、今日の予定を立てたあとホテルに向かった。
ホテルのロビーでメイクして荷物を預けた後、となりのスタバにはいり、ゆっくり。本とコーヒーに囲まれて、癒される時間。朝活も悪くないなぁ
街が起き始める頃に、スタバを出て万博記念公園に向かった。
駅を降りたら、遠くに太陽の塔が見えた。教科書でしか見たことない光景にめちゃくちゃテンションがあがる。
下から見上げると大きくて、ずっと見てるとなんとも言えない不思議な気持ちになった。
そのあと、新世界、通天閣、道頓堀という王道コースを散策して、お笑いを見た。
30分600円のお笑い
ちなみにこれがすごく面白かった。久々に何も考えずに笑った気がする。笑いって思ってるより、大事で人をあったかくするなーっておもった。また行きたいな。
その後パチンコに入った。幅広い年代層がいて、ある種観光名所になってるかのようだった。試しに100円入れて、どんなもんかと遊んでみた。20回くらい飛ばして、1回だけ当たり、それが嬉しすぎてもう100円課金。
そしたら隣のおじさんが、「これ全部あげる」と言って、大量にボールをくれた。
通りがかりの人が、
「こんなのみたことない」と言ってた。最強になった気分。
アメ村、たこ焼きを食べ、しっかり観光したあとホテルに戻った。
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DAY3
大阪から岡山を経由して広島へ
在来線で倉敷へ。3時間くらいかけて到着。
美観地区にうっとり。遊覧船で15歳の男の子たち4人と一緒に乗った。後ろでめちゃめちゃ騒ぐので、案内の人が色々紹介してくれてたのに何も聞こえなかったのも思い出。
幸せプリンを食べる。
幸せプリンの味を2週間後に思い出すと、いいことが起こるらしい。すぐにリマインダーをかけた。
思い出せますように・・・♡
倉敷から広島へ。こちらも在来線で3時間かけて移動。
広島のホテルはインスタで見つけたものだった。2泊3日2人で7044円という破格値段の上に、広くてツインベットという最強最高のホテルだった。
ホテルから、街の景色を見てるとうっすらと雪が降ってきた。セカオワのsilentがピッタリあい、ちょっぴり浸った私たち。笑
長距離の移動に疲れた私たちは5秒で眠りに落ちた。
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DAY4
1日広島観光
原爆ドームと平和記念資料館を回った。初めて訪れる場所だった。過去の出来事が鮮明に残されており、多くのことを考えさせられる時間だった。
資料館をでて少し歩き、お好み焼きを食べた。
倉敷コーヒーで企業説明会(旅先では就活なんて一切忘れるべきだったと後悔)を聞いた。その後ホテルに戻って、レストランで夕食のパスタを食べた。なんだか都会の味がする、って2人で笑った。
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DAY5
広島から宮島観光して愛媛へ
朝から、フェリー&路線バスのフリーパスを買って宮島に向かった。
厳島神社が工事中とは知らず現地についてびっくり。鉄格子に囲まれた鳥居をみて、愕然とする。
下調べが足りないのは分かってるけど、これも思い出。
オフシーズンということもあり、あまり店が空いてなかったので、山登りをした。ロープウェイに乗り、登り下りで体を酷使した後、牡蠣とアナゴの弁当を買った。
しかし、帰りのフェリーの乗船時間が10分だったため、急いでお弁当をかき込む。そして8分足らずで食べ切ってしまう。もっと味わいたかった、、、
宮島から広島港に戻り、パンをかって夕日を見ながら船に乗船。
とても綺麗な船だった。
夜に愛媛につき、ホテルへ向かう。
港から市街地までの電車は人気がなく、あたりは真っ暗だった。そういうときは決まって、千と千尋の神隠しのワンシーンを思い出す。すごく好きな時間。
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DAY6
愛媛から香川までドライブ
朝からレンタカーを借りて、しまなみ海道を目指す。風が強くて寒い。
海鮮定食を堪能して、カフェに向かう。
ここでたまたま道路沿いにあったカフェで素敵な出会いが起こる。
古着屋さん兼カフェレストランのようなお店で、すごくこだわりがあるように見えた。お店の人の旦那さんはフランス人だったことから話が盛り上がり、1時間くらいしゃべった。
フランスに留学したとき、本当にいろんな年代の人がいて、みんなファッションやスイーツなど好きなことを学びに来てた。自分が思ったことを気を遣わず言える、そんな環境が生きやすくて好きだった。
こんなことをおっしゃっていた。
22歳はまだまだ若い。もっといろんなことに貪欲に挑戦しようと思えるお話だった。そして、現地に住んでいる人と話して新たな発見があるのも旅行のいいところだな、と改めて思った。
繊維工場を横目に、香川のホテルへ向かう。
一度ホテルに入ると、外に出る元気がない私たちは、ホテル特典でもらったカップラーメンでお腹を満たした。
そして洗濯機付きホテルのありがたみを感じた一泊だった。
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DAY7
徳島から愛媛に戻り、フェリーで別府へ
この日はかなり過酷な移動だった。
まず、鳴門海峡にいく。
海が荒れていて、ちょい渦みえたかなぁ?という感じだったけど、自然の威力はとても大きかった。
高速課金して松山のニコニコレンタカーまで戻る。3時間近いドライブ。
返却時間の16:00には間に合わなそうで、電話をかけた。ニコニコは延長1時間1100円だったので、17時には帰りたいなあと思っていた。
17:05くらいに松山に戻り、まけてくれええと心の中で嘆いていた私たちに対して、優しい店員さんは延長はサービスでいいですよ、と言ってくれた。
なんという寛大さ、優しさ。本当にありがとうございます。涙
松山駅から在来線で、2時間かけて八幡浜港に向かった。この頃から、移動時間2.3時間は容易いものになってきた。
夕飯を探しに、港周辺を彷徨ったが、結局カップラーメンしか見つけられなかった。二日間続けて夕飯がカップラーメンというところも思い出。
船の中で、じゃこ天と愛媛のオレンジジュースとおっとっとをつまみに、スーツケースを重ねて即席映画館上映。
ワタシが私を見つけるまで ※映画タイトル
めっちゃいい映画だった。女子旅にピッタリだった。
フェリーで3時間かけて、23:20別府に到着。
ロータリーに止まっていた車内真っ暗のタクシーに声をかける。
中から出てきたのはとっても元気でおしゃべりのおじいちゃんだった。
ホテル到着
本日の移動時間、8時間ちょっと。お疲れ様だね。
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DAY8
別府と湯布院へ
まずは、海地獄と血の池地獄めぐり。
鉄輪(かんなわ)や火売(ほのめ)
地名が全然覚えられず。10回くらい繰り返しても無理だった。
地獄蒸しを食べて、湯布院へ
人力車のお兄さんに捕まり、ちゃんとカモになる。
でも、初人力車でワクワクドキドキ楽しかった。ちょっぴりお姫様になった気分。
散策しながら、とり天やおやきを食べた。表の通りは店も人も多かったけど、一本入るとすごく落ち着いて自然あふれる場所だった。
帰りに、ガトーショコラのカフェに寄り、ケーキとホットチョコレートを頼んだ。おじさんの人柄の良さにも、心が満たされた。
そのまま、バスで別府に帰る。
亀の井バス(ローカルバス)の車内が可愛かった。
・・・でも私たちはまだ別府で温泉に浸かっていない!
ということで、やばい温泉にいく。(失礼)
保養ランドという名の恐怖の館。(昼なら大丈夫)
インスタでは、みんな空が明るい時に顔に泥を塗ったりして入浴を楽しんでいた。でも私たちが入ったのは、19時ごろ。
真っ暗の中、泥温泉に入って足の裏で感じる見えない泥にヒヤヒヤした。
ピーピー言いながらも、なんとか身体を休めた???
帰りはまたもや付近に店がなかったので、コンビニで夜ご飯。
夜、この旅行で使ったお金を計算した。得意教科のテストが返されるとき並のドキドキ感。
予算ピッタリくらいのなかなかのいい値段だとわかり、笑が溢れる。
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DAY9
別府から福岡に行きフェリーで壱岐島へ
大幅なスケジュール調整により、目的地を屋久島から壱岐島に変更した。
朝起きて別府北浜に向かい、博多行きの高速バスに乗る。2時間近くかけて、13:47博多到着。
博多駅内のパスタ屋さんでお昼ご飯。
なんかイタリアンは都会の味がするって再度はしゃぐ。
そして、壱岐島にいくために博多湾を目指す。
私たちはどこか抜けてるのか、バス停をなかなか見つけることができない。
余裕もってレストランを出ても、バス停を間違えたり時間を間違えたりで、最後にはダッシュでバスに乗り込むことになる。
笑っちゃうからなんでもおっけ。
博多ふ頭で降りて、フェリーに向かう。行きは速いジェット船。いえい!
17時ごろ、壱岐島についた。
スーツケースを転がして、バス停まで。
宿まで、車では30分足らずのところをバスで1時間14分くらいかけて移動した。そのくらい車以外の交通の便がよくない笑
ゲストハウスlamp 壱岐
チェックインして、部屋に入る。
おばあちゃん家のようなそんな雰囲気の宿だった。
夕飯は、隣にある居酒屋に入り、壱岐の焼酎をソーダ割で乾杯した。
この旅行初のお酒。
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DAY10
1日壱岐島観光
沖縄のように海が綺麗だった。
イルカパークという観光スポットを目指した。
バスなどの交通手段を探したが、1時間に一本あるかないかだったので、仕方なく重いスーツケースをもって30分ほど歩いた。
その途中、漁師らしきおじいさんに話しかけられて、缶コーヒーを奢ってもらった。なんて優しいのだろう。朝から疲労してた私たちは、すっかり元気になった。
やっとの思いでついたイルカパークはリフォームしたばかりということで、とても綺麗な場所だった。
中に入ると、4.5人の方が温かく迎えてくれた。施設を運営してる人、ワーホリで来てる人、など様々だったが皆東京出身だった。
すると、運営している方が地元の人に連絡してくれ、車で私たちを1日案内すると言ってくれた。
レンタカーを借りていなかったため、交通手段に困っていた私たちは、その島の人々の優しさに触れ、頭があがらなかった。
イルカを見た後、地元の人(壱岐島の旅館を経営してる方)が、私たちを連れて、車で島を案内してくれた。
美味しい海鮮丼の店まで送ってくださり、また40分後に迎えに行くね、とおっしゃった。
新鮮で美味しいご飯をいただいたあと、日向ぼっこをして車を待った。しかし、30分たってもまだ現れず、少し心配になった。
うろうろしていると車がきて、
「ごめんごめん、パチンコやってて最後にしようと思ったら当たっちゃって、遅くなっちゃった」
面白すぎて爆笑。
そのあと、パチンコの話を聞くと、途中で切り上げて迎えに来てくれたことがわかった。
「アイス奢るから、ちょっと待っててくれるかな?」
そこからスーパーに向かい、寒かったのでアイスではなくたい焼きを奢ってもらった。
おじさんはスタスタとパチンコに向かった。
まさかこんな展開になるとは予想もつかず、ただただ面白くて笑っていた。
その後、パチンコが無事終わり、島をぐるっと案内してくださった。たくさん地元の話を教えてくれた。
壱岐島には多くの絶景があった。
そして、「学生だし大変だろう、プレゼントがある」と言いながら、経営している旅館の温泉入浴券をくれた。
至れり尽くせりの旅行だった。そして、壱岐島が大好きになった。
帰りのフェリーでは、カップラーメンを食べて爆睡。(基本的にフェリー内の軽食はカップラーメンしかない)
博多から最後のホテルに向かった。
途中のスーパーで、1280円の明太子牛すじ弁当が半額になっていたので、ホテルまでの帰路はウッキウキだった。
どうでもいいけど、お弁当食べてお風呂入った後、2人で月曜から夜更かしをみて笑ってた時間が楽しかった。笑
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DAY 11
最終日、福岡観光。
太宰府へ向かった。本当に天気が良くて、太宰府の綺麗な朱色が際立っていた。
食べ歩きをしながら、一駅分歩いた。川の横を辿って歩き、気づいたら行き過ぎていたので、少し戻る。
天神では、目に入った占いに入り1500円で占ってもらった。私は飽き性なので、転職を考えた就活をするといいと言われた。
その後、ふらっとデパートに入り、CHANELのリップが欲しくなり勢いで買ってしまう。
最後は博多の一双ラーメンを食べて締まった。
福岡空港から成田空港への飛行機に乗り、東京へ無事帰還。
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旅の行程
※参考までに!
📍目的地
東京→大阪→岡山→広島→愛媛→香川→徳島→大分→福岡→長崎→(福岡)→東京
📍日程
10泊11日
📍費用
🚌移動費(飛行機、電車、レンタカー、高速代ガソリン代、バス、フェリー、駐車場など含む):64468円
🏨宿泊費:33051円
🍚食費(コンビニなど含む):25914円
🌱その他(観光施設、ロッカー、ランドリー):8360円
合計:131793円
全部、使ったお金をメモったので本当にこんな感じです!
※行程を立てるのが本当にめんどくさくて、前日か2日前くらいに次行くところの場所決めたりホテル取ったり交通手段調べたりしてた。笑
それでもなんとか回れてた気がするので、大丈夫!笑
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終わりに
ここまで読んでくれた人いるのかな。笑
ただただ旅で起こった出来事を綴ったのみのなが〜いnote。
でもこうやって振り返ってみると、一瞬一瞬が楽しくて幸せで素敵な思い出だった。
地方の良さも、都会の良さも感じ、日本にはまだまだいいものがいっぱい眠ってる。
もっと端から端まで出かけたいと思ったし、すごく好奇心が芽生えたし、もっと人に寄り添って優しくなれる人になりたいと思った。
PCを見ない生活を11日間くらいしてリフレッシュされたのと、もっと人との繋がりや自然や空や景色など些細なことを日頃から楽しもうとも思った。
ずっと一緒に旅をしてくれた相方にはスペシャルサンクスです😉