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ヒメハリテンレックとの出会い
ぽむちゃん
私のおうちにはヒメハリテンレックのぽむちゃんがいます
まずみなさんが思うことは
ヒメハリテンレックってなに?だと思います
見た目はハリネズミをすっぴんにしたような、
ペットとして飼われているヨツユビハリネズミより
一回りほどちいさな身体
見る人から見れば ハリネズミやん と言われちゃうそんな生き物。
ただ、ヒメハリテンレックの生態を詳しく話す前に
少し思い出話に付き合ってください
ぽっちゃん
私はなぜかむかしからハリネズミがすきだったんです
大人になってふと入ったペットショップにハリネズミがいて
「えっ!ハリネズミ飼えるの!?」と驚き、
ハリネズミの動画を見たり ネットで調べたり
何度もペットショップに通って
手にも乗せてもらったり。
そうして念願の ハリネズミ をお迎えしました!
名前は ぽっちゃん
当時はまだペットとして歴史が浅かったこともあり、
ハリネズミの寿命が5年~8年だなんて言われていました
懐くことはほとんどないハリネズミ。
ですが飼い主の匂いを覚えて慣れることはあります
ぽっちゃんは私の匂いだけは覚えてて
私にだけは噛むこともなく、
部屋に放すと必ず座っている私の足の下に寄ってきて過ごすような、
そんなハリネズミでした
私のお腹の上に乗って一緒に寝たり、
ホットカーペットで一緒に横になったり。
毎日見るのも飽きない、まさに目に入れても痛くない状態でした
そんなある日
顔にちいさなできものが。
毎日見ていないと見逃してしまうほどちいいさなできものでした
すぐ近くの動物病院へ連れて行きました
診断は 虫刺されかもしれない でした
薬を飲んで様子を見ることになりました
ですが
そのできものは無くなるどころか大きくなってきて、、、
病院を変えて麻酔をかけて細胞を調べてもらうことに。
・
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悪性腫瘍
診断されたのはまだ2歳3ヶ月でした
先生と話し合い、まだ若い体力のあるうちに手術を決意しました
手術は大成功!
ほんとによかった 本当によかった
手術跡は少し痛々しかったけど薬も飲みながらも
元気に動き回っていました
安心と先生への感謝でいっぱいでした
でも
そんな日常は長く続かず、、、
だんだんと後ろ足からフラフラと動きが鈍くなっていきました
ハリネズミによく見られる ハリネズミフラツキ症候群 です
流動食しか食べれなくなり うんちも緩く おしりが赤くなって
でも動きたいから前足でズリズリ。
夜行性なので夜は暗くしてそばで見守り看病をしていました
そんな暮らしを1ヶ月ほど続けた頃
私の2連休の1日目の夕方ごろ
急に呼吸が荒くなり、気づいた私は
「ぽっちゃん!ぽっちゃん!」
声をかけながら すぐに病院に電話をしました
救急で見てくれることになり、急いで車を走らせました
運転中
膝の上で横になっているぽっちゃんの背中をさすりながら
「ぽっちゃん!もうすぐ病院だよ!ここにいるよ!ぽっちゃん!」
絶えることなく声をかけ続けました
病院に着くとすぐに救急室へ
・
・
・
ぽっちゃんは息を引き取りました。
先生は
「着いた時にはもう目を閉じていて眠るように息を引き取りました
普通は目を開けた状態で亡くなることが多いので飼い主さんの手の中で安心したのかもしれませんね」
と声をかけくれました
きれいにしてもらったぽっちゃんと家に帰り
お母さんと泣きました
お母さんが
「きっと最後は一緒に過ごせる休日を選んでくれたんだね」
涙が止まりませんでした
ロス
ぽっちゃんロスが長く続いた頃、
私の足はペットショップへ向かっていたのです
新たな出会いはぷくぷくに太ったハリネズミでした
ぽてぽてした身体つきのハリネズミをお迎えすることになりました
名前は ぽて
この子は夫と付き合う少し前から一緒にいて
同棲を始めて夫とぽてと2人と1匹で暮らしました
ぽてとの思い出はまた別のときにお話しようと思います
ぽっちゃんの話のときに少し記載しましたが
この頃にはハリネズミの寿命が3年~5年と認知され始めていました
ぽては3歳11ヶ月まで生きてくれました
私のロスはやはり長引きました
とってもかわいいハリネズミですが
寿命が短い生き物です
大好きなハリネズミ
でも、お別れは必ず訪れる
わかっていても
犬や猫みたいに懐かなくても
短い数年の付き合いだとしても
私にとっては大切な家族で
日常の一部なのです
新しい命と向き合うたびに訪れる大きなお別れ
今後ハリネズミを迎え入れると
幾度となく訪れるであろうペットロスのことを。
夫と話して飼うことは諦めよう ということになりました
ただ すきであることに変わりはないので
ペットショップやアニマルカフェに行って眺めたりすることで
気持ちを満たしていました
出会い
そんなある日のこと
いつものようにペットショップで眺めていたら
たまたまケージの掃除をしていたヒメハリテンレックが
ベンチの上にケージのまま置かれていました
ケージの中を真上から見ていたら
「さわってみますか?」
えっいいんですか!
手の上にふわっと乗せてもらうと
小さくてハリネズミに似たその生き物は
私の手のひらをやさしく ほりほりっ
きゅーーーんっ!
まさに
心を奪われた瞬間でした
それはもちろん隣にいた夫にもバレていて。
なかなか手からおろさない私に
店員さんの営業トークが始まります(笑)
話を聞くと
とっても不思議な生き物で
ヒメハリテンレックという生き物は変温動物で
半樹上生活で木登りをする
さらには休眠期というものがあり、
休眠を行うことで寿命が長いんだそうです
その日は後ろ髪をひかれながらそのままお店を出ました
そして夫と2人で話し合いをしつつ
ヒメハリテンレックのことを調べて
インスタ X Youtube
飼っている人たちの情報を見て
気持ちが高まっていくのを感じました
そして夫が一言
「癒しが必要だよね」
この一言でヒメハリテンレックのぽむちゃんは
我が家の仲間入りとなりました◎
ぽむちゃんは新たな癒しと幸せを運んできてくれました
それはいまもずっと続いています*
ぽむちゃんのかわいい話はまた今度♪
最後に
ヒメハリテンレックとの出会いでした
読んでいただきありがとうございました◎
po-mu