ソクラテスに学ぶ民族意識

昨晩起こった災害の最中、SNS上では差別発言が散見されました。災害の原因はアイツらの仕業だ、と。全く科学的ではないですし、魔女狩りが横行していた中世ヨーロッパから人間は何も学んでいないということになります。

コントロールできない事態に直面すると、敵対関係にある相手をその原因にしてしまう。つまり自分を落ち着かせるために、敵を利用するのです。敵を利用すればますます両社間の溝は深まります。

ではどうすればいいのか?
敵対意識すら失くしてしまえばいい。

ソクラテスは面白いことを言っています。アテネ市民である彼は出身を聞かれたとき、「私はアテネ市民ではない。世界市民だ」と言ったそうです。ここには民族意識はなく、もっと対局的な世界市民の一人だという意識があります。宇宙から見れば出身地や民族の差異なんて卑小なことです。

民族間の敵対関係を払拭することは無理難題ですが、皆が世界市民だという視点に立てば少しは氷解するのではないかと思います。

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Hota
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