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Googleマップ 倉庫 森林 (明枕13



〇〇さんは宇宙大戦物のTRPGの世界から来たらしく、もといた場所の実況動画を撮ろうか迷い、そのことを〇〇さんが●●さんに相談していた。
私は〇〇〇〇〇のイベントに行こうと知らない駅で降りる夏の夕方。らしい。Googleマップで微妙に説明のたりない倉庫のようなスペースへ向かっていて辿り着けるのか不安だ。赤に近い色の空がぬるい。落ちているざらざらぱりぱりとした触感の紙質、それは擬似新聞、嘘ニュースペーパーの手触りで、過去の記憶の捏造の記録。これから会いに行く人や場所の手掛かりに見え、拾って歩く。変な、といっても、全く普通の男性の顔写真が印刷されているが、やはりその顔を異様に感じている。歩いていると、どこかの倉庫から「小説にするにはしんどい、というか」と議論の声が聞こえて集まりの雰囲気、ここへ向かって歩いてきたんじゃないか?と私が開いた扉に私が入っていく。何脚かのキャンプ椅子とソレらに座している人たちが居て、倉庫なのに清潔な黄色い光で満たされていた。

東京の街も、高井戸駅のホームから眺めていると、木が多少なりとも密集している場所がちらほらと見受けられます。それらを繋げるように見ると、ここが森林だったころを思い出すことが出来る。思い出すというより、ビジョンを作り出すことが出来ることがわかります。だって森林だったかもわからないんですよ調べてもいないから。ただの土砂の大きな山がずっとあったかもしれないのに、森林だった視界だけが見えています。

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