見出し画像

カオス・ルーラーが死ぬ前に【勇者シンクロビーステッド】についての記録

今年の2月頃から囁かれていた「カオス・ルーラーが禁止になるのでは」という声。4月、7月改訂では回避したものの、いまだに環境の第一線で活躍する【ティアラメンツ】のパワーの大きな部分を担っているこのカードが、次の【ティアラメンツ】規制の一環として、首が刎ねられる可能性は高いと考えています。

そこで《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の首が飛ぶ前に、私が使用していたこのカードを中心に据えたデッキ【勇者シンクロビーステッド】について、マスターデュエルで使用できる日を夢見て、記録を残しておこうと思います。


構築について

現在の構築

《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をプレイして大量のアドバンテージの獲得を目指します。

このデッキは チューナー+非チューナー という明確に役割の異なるカード2枚を使った、帝系の2枚初動デッキです。その為、片側だけ引いて事故るなどといったことが発生します。なのでチューナー非チューナーの枚数配分がデッキを構築する上で重要になってきます。

非チューナー


このデッキの起源である【深淵スプライト】における非チューナーの役割を担っていた《スプライト・ブルー》と《深淵の獣ルベリオン》が制限カードに指定された為、代わりの非チューナーを入れる必要がありました。
候補として

《簡素融合》《花騎士団の白馬》
《オオヒメの御巫》《スプライト・ブルー》《深淵の獣ルベリオン》《混沌領域》
《サイバース・ガジェット》
《アラメシアの儀》

などがありました。

順番に解説していきます。

簡素融合

◆強いところ

  • ☆2チューナーと☆6モンスターで択をとれる

  • 《百檎龍-リンゴブルム》の特殊召喚条件を満たせる

  • メインデッキにゴミがいらない

  • 闇属性

  • 《灰流うらら》をくらわない

◆弱いところ

  • EXを2枠使う

  • ☆2チューナーと合わせての展開が☆8シンクロまでしか伸びない

☆2チューナーと択をとれて召喚権を使わず無難に強く、非チューナー枠として元々3枚採用でしたが、被りが弱いので1枠《花騎士団の白馬》になりました。

花騎士団の白馬

◆強いところ

  • 他のカードを入れる必要がない

  • 墓地効果で《I:Pマスカレーナ》等を戦闘から守れたり、アーゼウスの成立を阻害することが出来る

  • 《灰流うらら》をくらわない

◆弱いところ

  • ☆2チューナーと合わせての展開が☆8シンクロまでしか伸びない

  • 属性が光、闇属性じゃない

基本的に☆2チューナーと択をとれる《簡素融合》の方が強いですが、被りが弱いのと地味に墓地効果が強いので1枚採用。

御巫ギミック

◆強いところ

  • 単体で妨害札や捲り札に出来る

  • 儀式の準備込み6枚で枚数を調整しやすい

  • 光属性

◆弱いところ

  • メインデッキにゴミが入る

  • 手札コストが必要

  • うららをくらう

《御巫の水舞踏》を一緒に採用することによって、捲り札や妨害札になったりと優秀ですが、ゴミが2枚入るのと手札コストがキツくて採用を見送り。

スプライト・ブルー

◆強いところ

  • ☆2チューナーと合わせての展開で《混沌魔龍 カオス・ルーラー》+《クロクロークロウ》までいける

  • 展開中に光属性を用意出来る

◆弱いところ

  • 合わせて他のスプライトモンスターと《クロクロークロウ》を採用する必要がある

  • 制限カード

非チューナーカードとしてのバリューはピカイチですが、合わせて採用する必要があるカードが複数枚あるのに、1枚しか採用することが出来ないのが割に合わないと感じた為不採用。

深淵の獣ルベリオン

◆強いところ

  • 《復烙印》や《烙印の獣》などを置ける

  • 場のモンスターをリリース出来る

  • 光属性

◆弱いところ

  • ☆2チューナーと合わせての展開が☆8シンクロまでしか伸びない

制限指定の影響で、このカードスタートでサーチした【ビーステッド】モンスターでこのカードを除外して展開した場合、《混沌領域》《復烙印》《深淵の神獣ディス・パテル》等でデッキに返さなければ《深淵の獣サロニール》でデッキから墓地へ送ることが出来なくなった為展開の幅が狭くなったが、ゴミなしで☆6を用意出来たり、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》のガチャで当たった時のバリューが高い為当然の続投。

混沌領域

◆強いところ

  • 《深淵の獣ルベリオン》をデッキへ返せる為、《深淵の獣サロニール》でデッキから墓地へ送ることが出来る

  • 《混沌魔龍カオス・ルーラー》の効果で墓地へ送られてもドロー効果を使える

◆弱いところ

  • サーチ先が1枚しか入れられない《深淵の獣ルベリオン》しかない

  • 闇属性のコストを用意する必要がある

  • 《灰流うらら》を重く貰う

《深淵の獣ルベリオン》をデッキへ返せる為、《深淵の獣ルベリオン》が無制限だった頃のような展開が可能

例)《アサルト・シンクロン》+《混沌領域》+闇属性モンスター

①闇属性モンスターコスト《混沌領域》効果《深淵の獣ルベリオン》サーチ

②《深淵の獣ルベリオン》効果《深淵の獣サロニール》サーチ

③《深淵の獣サロニール》効果《深淵の獣ルベリオン》除外で特殊召喚

④《混沌領域》効果《深淵の獣ルベリオン》をデッキに戻して1ドロー

⑤《アサルト・シンクロン》効果 特殊召喚

⑥《アサルト・シンクロン》と《深淵の獣サロニール》で《アクセル・シンクロンスターダスト》シンクロ召喚

⑦《アクセル・シンクロンスターダスト》効果チェーン《深淵の獣サロニール》効果 《深淵の獣ルベリオン》墓地送り《アクセル・シンクロン》蘇生

⑧《アクセル・シンクロンスターダスト》と《アクセル・シンクロン》で《深淵の神獣ディスパテル》シンクロ召喚

⑨《深淵の神獣ディスパテル》リリース《深淵の獣ルベリオン》蘇生

⑩《アクセル・シンクロン》効果《深淵の神獣ディスパテル》蘇生

⑪《深淵の獣ルベリオン》効果《復烙印》置く

⑫《深淵の神獣ディスパテル》効果《アサルト・シンクロン》特殊召喚

⑫《深淵の獣ルベリオン》と《アサルト・シンクロン》で《フルール・ド・バロネス》シンクロ召喚

最終盤面 《深淵の神獣ディスパテル》《フルール・ド・バロネス》《復烙印》1ドロー

弱いところであげた点がどれもキツい為不採用

サイバース・ガジェット

◆強いところ

  • 《アサルト・シンクロン》や《百檎龍-リンゴブルム》のチューナー要素に加えて【ビーステッド】や【スプライト】の非チューナー要素ともくっつく

  • 《リングリボー》を残して展開することによって《無限泡影》や《拮抗勝負》のケアが出来る

  • 召喚時の釣り上げ効果でリンク値を伸ばせる

  • 光属性

◆弱いところ

  • 召喚権を使う

  • ☆10シンクロ×2まで確定で伸びる展開がない

様々なカードとくっついたり、後手で誘発を釣ってリンク値を伸ばして《S:Pリトルナイト》を作ることによって捲りに使えたり、《リングリボー》で罠に対して強く出れたりと、相当強いですが今回は《ヴィジョン・リゾネーター》に召喚権を割きたい為不採用

勇者ギミック

◆強いところ

  • 《無限泡影》や《原始生命態ニビル》などのケアがやりやすい

  • 墓地に光属性と闇属性を用意出来る

  • 単体でも妨害札や捲り札になる

  • 《聖殿の水遣い》が《混沌魔龍 カオス・ルーラー》ガチャで墓地へ落ちても美味しい

  • 《エフェクト・ヴェーラー》とくっつく

◆弱いところ

  • 《幽鬼うさぎ》や《ドロール&ロックバード》を重く貰うパターンがある

  • 《灰流うらら》をくらう

  • 合わせて採用しなくてはいけない札が多い

最強最強最強最強最強最強最強最強最強最強

勇者ギミックと出会ってからは非チューナー枠は勇者ギミック以外考えられないレベルで強いです。

最強最強最強最強最強最強最強最強最強最強


最終的な非チューナー枠は、《アラメシアの儀》2枚《聖殿の水遣い》3枚の【勇者ギミック】に加えて《深淵の獣ルベリオン》1枚《花騎士団の白馬》1枚《簡素融合》2枚です。
《聖殿の水遣い》や《運命の旅路》のサーチ効果に対しての《灰流うらら》を使われることや、後手から【勇者ギミック】で妨害を踏んでから☆8シンクロに向かうことを考慮した場合、【勇者ギミック】以外に最低でも3枠以上は非チューナーの枠が欲しいです。

チューナー

今回採用した非チューナーがどれも召喚権を必要としないため、最低☆2チューナーであればチューナーとしての条件は満たしてはいますが、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の効果で落ちた時に美味しかったり、何かしらプラスの役割を持てていれば採用の土俵に立てます。
それらを踏まえて今回採用したチューナーが《アサルト・シンクロン》3枚《ヴィジョン・リゾネーター》3枚《百檎龍-リンゴブルム》2枚です。

ヴィジョン・リゾネーター

既存の【シンクロビーステッド】系統のデッキからしたら珍しいカードかもしれませんが、効果を見れば目茶苦茶相性が良いことが分かります。

1つ目の効果は特殊召喚効果で、条件は【ビーステッド】モンスターや《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で満たせます。また《外法の騎士》や相手のモンスターでも条件を満たせること、チェーンブロックを作らない特殊召喚であることは覚えておきましょう。
2つ目の効果は墓地へ送られた場合にサーチする効果で、そのサーチ先のカードが《クリムゾン・ヘルガイア》です。

クリムゾン・ヘルガイア

このデッキでは②③の効果は使えないので使うのは①の効果のみとなります。
対人の場合相手と効果の話題になった際に②③の効果を把握していないことが悟られるとレッド・デーモンズ・ドラゴン関連のデッキでないことがバレて、相手に余計な情報アドバンテージを与えることになるので、②③の効果も覚えておきましょう。
重要になってくる①の効果が墓地かデッキからリゾネーターを手札に加えるというもの。手札に加えるカードが《ヴィジョン・リゾネーター》となります。

つまり
《ヴィジョン・リゾネーター》→《クリムゾン・ヘルガイア》→《ヴィジョン・リゾネーター》という流れで☆2チューナー2体分を賄うというのが《ヴィジョン・リゾネーター》の主な役割です。
また、永続魔法である為このカードが残った場合返しのターンにそのままリソースになります。

《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の効果で《ヴィジョン・リゾネーター》が墓地へ送られた場合でも《クリムゾン・ヘルガイア》サーチからの《クリムゾン・ヘルガイア》で《ヴィジョン・リゾネーター》サーチからの特殊召喚で盤面に☆2チューナーを1体追加することが出来ます。

【ビーステッド】モンスターとくっつくのも偉いです。

①通常召喚
②《転生炎獣アルミラージ》リンク召喚
③《クリムゾン・ヘルガイア》サーチ
④《ヴィジョン・リゾネーター》サーチ
⑤【ビーステッド】モンスター特殊召喚
⑥《ヴィジョン・リゾネーター》特殊召喚
⑦《混沌魔龍 カオス・ルーラー》シンクロ召喚

この展開だと《転生炎獣アルミラージ》が横にいるので《混沌魔龍 カオス・ルーラー》に対して手札誘発をくらったり、落ちが弱かったりした場合でも最悪《S:Pリトルナイト》を作ることが出来ます。

似た役割のカードとして《シノビネクロ》があります。2体目の☆2チューナーを出力する時に、除外という工程を挟むのが使いにくい為《ヴィジョン・リゾネーター》を選択。《ドロール&ロックバード》をくらわなかったり、単体で採用出来たりとあちら側にしかないメリットもいくつかあります。《ヴィジョン・リゾネーター》3枚目を《シノビネクロ》にして散らすのも視野。

百檎龍-リンゴブルム

①の特殊召喚効果ですが、勇者トークンと《簡素融合》から出した融合モンスターで満たすことが出来ます。相手の場も参照出来ることも頭の片隅に入れておきましょう。

このカードを絡めたシンクロ召喚や《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の効果で墓地へ用意することで②の効果で追加で☆2チューナーを用意するというのが主な使い方です。

今回採用した主軸となるチューナー3種で唯一の光属性であるため(百檎トークンも)、光属性と闇属性の両方を素材とした《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》をシンクロ召喚するのに貢献します。

ドラゴン族である為《深淵の獣マグナムート》の効果で手札に加えることの出来る☆2 チューナーということも覚えておきましょう。

後手の場合、相手視点勇者トークンはかなり消したいカードであり、①の特殊召喚条件を満たすことが見た目以上に厳しく、召喚権以外の攻め手にしづらい為少し抑え目の2枚採用。

アサルト・シンクロン

①の特殊召喚効果は他のチューナー2種と違い特別な条件がなく、追加の攻め手にしやすく、貫通札としてや、下振れハンドでヤケクソカオスルーラーする時などに重宝します。

②の効果を使えるタイミングは大きく分けて4つです。

1️⃣自己蘇生した《混沌魔龍 カオス・ルーラー》がフィールドを離れ除外された時

2️⃣《深淵の獣ルベリオン》の特殊召喚で《混沌魔龍 カオス・ルーラー》や《深淵の神獣ディス・パテル》をリリースした時

3️⃣《原始生命態ニビル》の効果でリリース

4️⃣《ラヴァ・ゴーレム》《ラーの翼神竜-球体形》のリリース

頻繁に使うのは1️⃣です。《深淵の神獣ディス・パテル》《フルール・ド・バロネス》にプラスして盤面を作りに行く時に大きく貢献します。
3️⃣や4️⃣のパターンでは、相手のカードによるリリースで盤面を崩された時に《深淵の神獣ディス・パテル》を蘇生することによって最低限の盤面を形成をすることが出来ます。
特に4️⃣の使い方を行う為に、《深淵の神獣ディス・パテル》の効果でモンスターを帰還させる時には出来るだけ《アサルト・シンクロン》を選んで、墓地に《アサルト・シンクロン》を用意することを意識して盤面を形成しましょう。

その他メインデッキのカード


【ビーステッド】モンスター
【ティアラメンツ】へのメタカードです。このデッキを選択する理由と言っても過言じゃないです。
《源竜星-ボウテンコウ》のレベル変更効果に対する無限泡影の貫通札にもなる為フル投入。
MAXで6枚は悲しい😢

《増殖するG》
最強カードなので当然のフル投入。

《灰流うらら》
最強カードである《増殖するG》を弾けて且つ丸い手札誘発であり腐る場面もない為フル投入。

《エフェクト・ヴェーラー》
アラメシアの儀とくっつく点
光属性なので《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の蘇生や【ビーステッド】の特殊召喚効果の供物になる点
丸い手札誘発な点などを踏まえてフル投入

《墓穴の指名者》
《増殖するG》《灰流うらら》を弾けて、先行展開で余った場合に伏せて置いておいても妨害札として強い為フル投入。

《抹殺の指名者》
《灰流うらら》や《増殖するG》が重い為フル投入。
同系対面がほぼないので余った場合はあまり強く使えないです。

《復烙印》
《深淵の獣ルベリオン》で置くカードとして1枚のみ採用。
《烙印の獣》と違って単体で引いてしまった際にも使いやすい効果をしているためこちらのみを採用。
後続や手札誘発を引き込めたり《I:Pマスカレーナ》と一緒にリンク素材になるモンスターを用意出来たりと、このカード1枚で大量のカードを増やすことが出来ます。
《ラヴァ・ゴーレム》や《ラーの翼神竜-球体形》をくらった際に、《烙印の神獣ディス・パテル》を蘇生出来る点も強力です。
《S:Pリトルナイト》で除外した相手の闇、光属性モンスターをデッキに返すことによってエンド時の帰還をさせないようにすることが出来ます。

【勇者】関係

《運命の旅路》
非チューナー枠に【勇者ギミック】を選択した以上ないと展開がそもそも出来ないので1枚は必須。《アラメシアの儀》で置くのが強いので1枚のみの採用。チューナー側が《アサルト・シンクロン》《簡素融合》の場合いつもの勇者展開が出来ます。

《騎竜ドラコバック》
なくても勇者展開は出来ますが《運命の旅路》で捨てるカードになったり、後手から捲る際に非常に強力なカードということもありますが、素引きしたくはないので1枚のみ採用。素引きした場合《簡素融合》で出した融合モンスターや《百檎龍-リンゴブルム》の効果で出した百檎トークンに装備すれば効果が使えます。

《外法の騎士》
このカードがあると後手から【勇者ギミック】のみで触れる盤面のカードが増えたり、《アラメシアの儀》はあるがチューナーがいなくて展開出来ない手札の時に妨害札として構えて耐えるのに使います。
単体で素引きしてもリンク値1になるので、手札誘発を貰って展開が止まった際に、《I:Pマスカレーナ》や《S:Pリトルナイト》で最低限の妨害を敷くこと出来ます。また、☆7なので《エフェクト・ヴェーラー》と合わせて☆8シンクロを作りに行けるのも魅力的です。

《カオス・ミラージュ・ドラゴン》
勇者展開の際に《源竜星-ボウテンコウ》のレベル変更効果でレベルを4にする為のコストとして使います。
他の☆4幻竜族ではなくこのカードである理由は、このカードが唯一のチューナーである為、素引きしてしまった際に最悪このカードと勇者トークンで《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をシンクロ召喚出来る為です。
光属性である点も地味にありがたいです。
実際に使用したことはありませんが、効果も弱いことは書いてないので、いつか使うことがありそうです。かなりマシなゴミです。

《闇竜星-ジョクト》
勇者展開の際に《源竜星-ボウテンコウ》の効果でリクルートして使用します。
このカードがなくても《アラメシアの儀》+チューナーで《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を成立させることは出来ますが、プラスで☆2チューナーを追加することが出来るようになります。
このカードがあることによって、勇者展開は《無限泡影》や《原始生命態ニビル》の貫通がしやすくります。
素引きしてしまった場合でも、勇者展開で追加の☆2チューナーが出ないだけで《混沌魔龍 カオス・ルーラー》は問題なく成立するので耐えてます。自身が☆2チューナーなので召喚権を割ければ問題なくチューナーとして使うことも出来ます。こちらも《カオス・ミラージュ・ドラゴン》同様かなりマシなゴミと言えます

EX

必須カードから

《I:Pマスカレーナ》
上振れ展開の際に置きます。このカードから出す《S:Pリトルナイト》が妨害札としてとにかく強力です。

《S:Pリトルナイト》
説明不要レベルの汎用最強カード。ありえん強いです。
手札誘発を貰った際の妥協や上振れ展開で《I:Pマスカレーナ》の相方の素材は用意出来ない場合などに出したりします。後手ではEXモンスターを絡めて出して除去札になってくれます。
素材が効果モンスター指定のため、勇者トークンや原始生命態トークンを混ぜられないのと除去効果を使用したターンには直接攻撃することが出来ないのだけ注意です。

《転生炎獣アルミラージ》
《ヴィジョン・リゾネーター》を墓地へ送るために使います。

《フルール・ド・バロネス》
汎用☆10シンクロで万能無効に除去効果ともっとも無難に強い為採用。展開で早い段階で成立させて相手の妨害を弾けるようにします。

《深淵の神獣ディス・パテル》
展開札権妨害札権リソース。
妨害効果持ちなのにモンスターを1枚増やしてくれます。増やすモンスターをチューナーと非チューナーで択をとれるのも強いです。

《相剣大公-承影》
対象をとらない除外が出来る為、他のカードでは触れない耐性を貫通して除去を行えます。また攻撃力増減効果による戦闘の強さも特殊な耐性持ちモンスターに対して強力です。
基本的に受動的な除去効果に見えますが、【ビーステッド】モンスターと合わせて使うことによって、好きなタイミングで発動させることが出来ます。

《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》
光属性を素材にシンクロ召喚することで、自分フィールドのSモンスターは相手が発動したモンスターの効果を受けないという非常に強力な耐性を付与することが出来ます。
この耐性を持ったモンスターが着地時に除去効果を使って来るのですから相手からしたらひとたまりもありません。
上振れた際に先行で出して《フルール・ド・バロネス》や《深淵の神獣ディス・パテル》に耐性を付与する場合もあります。
闇属性を素材にした際の戦闘破壊耐性も《I:Pマスカレーナ》を戦闘から守れたりと地味に強力です。

白黒での主な出し方
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》+《百檎龍-リンゴブルム》or百檎トークン
もしくは
《深淵の獣ルベリオン》+《ヴィジョン・リゾネーター》or《アサルト・シンクロン》


《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
このデッキの核とも言えるカードです。
とにかくこのカードを成立させなければ何もはじまりません。海外で禁止は伊達じゃないパワーです。
デッキを掘る効果で莫大なアドバンテージを獲得するだけではなく、自己蘇生効果も持っている為、このカード単体で☆8×2になります。自己蘇生後はフィールドを離れた時に除外されるのが《アサルト・シンクロン》の効果のトリガーになってるのも偉いです。

《アクセル・シンクロ・スターダスト》
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》と択になる☆8シンクロです。
このカードが存在することによって☆6モンスターを実質的に☆8モンスターとしてカウントすることが出来ます。

《源竜星-ボウテンコウ》
海外で禁止その2。勇者展開で使用するので必須です。とんでもないカードパワーしてます。

《無の畢竟 オールヴェイン》
《簡素融合》から出せる☆2チューナー。それ以上でもそれ以下でもないです。

《スケルゴン》
《簡素融合》から出せる☆6闇属性。本当は光属性がよかったのですが《簡素融合》から出せる☆6光属性モンスターはいないようです。《簡素融合》から出せる☆6闇属性モンスターは他にもいろいろいて、理論上最強も恐らくいるのでしょうが、誤差の範囲なので好きなの選んでもらっていいと思います。たぶんクリッチーが1番入手が簡単です。私はイラストが一番好きなのでこのカードにしてます。

あやしい枠

《厄災の星ティ・フォン》
単体で役割の持てない2枚初動デッキなので、展開用のモンスターが除去効果を使われた末に単体で残った場合に、このカードを乗せることによって、除去モンスターになるのが強そうだと思ったので入れてます。

《聖魔の乙女アルテミス》
《聖殿の水遣い》を変換します。光属性を用意出来るのが強いです。横にモンスターを用意しないで《聖殿の水遣い》を墓地へ送れるのが偉いです。特に後手では1枚でも多くカードを出力したいので、余った召喚権を《聖殿の水遣い》に使用しリンク値を稼げるのが偉いです。またリンク1モンスターで《S:Pリトルナイト》の除去効果の条件を満たしてくれるので損失が少なくて済みます。

《マナドゥム・トリロスークタ》
光属性を用意出来るのが偉いです。
非チューナーをチューナーに変換してくれます。
勇者トークンや自身効果で特殊召喚した《アサルト・シンクロン》など通常《S:Pリトルナイト》のリンク素材になり得ないカードを、このカードを経由することによって、除去効果の条件を満たしつつ出すことが出来ます。
今のところこのカードを使ったゲームはこのカードがなくても概ね勝っていたのも微妙なところ。

採用候補

《リンク・スパイダー》
勇者トークンや原始生命態トークンを《S:Pリトルナイト》の素材に出来るように効果モンスターに変換出来ます。


勇者展開

このデッキは基本的にアドリブで回していくデッキなので展開ルートのようなものはありません。
しかし【勇者ギミック】を使った展開は少しだけそれっぽい展開があるので紹介しておきます。

基本展開①
《アラメシアの儀》+☆1チューナー

《エフェクト・ヴェーラー》を使った展開です。
《無限泡影》をくらう場所は《混沌魔龍 カオス・ルーラー》に対してですが、ここにに対して《無限泡影》をくらったとしても、《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》の盤面までは確定しています。



基本展開②
《アラメシアの儀》+☆2チューナー

《混沌魔龍 カオス・ルーラー》に対する《無限泡影》は基本展開①と同様に盤面を形成することが出来ます。
《源竜星-ボウテンコウ》のレベル変更効果に対して《無限泡影》をくらった場合でも、残りの手札が何であったとしても《I:Pマスカレーナ》+《闇竜星-ジョクト》までは行けます。更に追加の☆6モンスターを追加出来る場合は《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の成立まで持っていけます。

無限泡影貫通
《アラメシアの儀》+☆2チューナー+☆6

展開

展開ルートのようなものはありませんが、最終的にどのような盤面を形成出来るのかは、下記のモンスター何体出力出来るのかで決まってきます。

・☆2チューナー
・☆8
・モンスター

☆6モンスターは《アクセル・シンクロ・スターダスト》を経由することによって実質的に☆8モンスターとしてカウント出来ます。

《深淵の獣ルベリオン》や《百檎龍-リンゴブルム》が絡んでくる場合は、光属性と闇属性を素材とした《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》を狙える為、属性も気にかけるようにしましょう。

基本的にはじめに《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の成立を目指します。

最強カード

①の効果で☆2チューナーや【ビーステッド】モンスターや《聖殿の水遣い》、自身の②の効果のコストなどを掘り当てることによって、追加のモンスターを大量に確保出来ることに加えて、自身が☆8モンスターであり、墓地の闇、光属性を用意することが出来れば②の効果で更に☆8モンスター2体目の役割を持つことが出来る為です。
その為、まずは《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をプレイして、①の効果を使用した結果それぞれの役割のモンスターを何体出力出来るのかを数えてから展開をはじめましょう。

例えば勇者展開の基本展開では《混沌魔龍 カオス・ルーラー》成立時に①の効果関係なしに、フィールドの《闇竜星-ジョクト》と《混沌魔龍 カオス・ルーラー》と自己蘇生する《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で、☆2チューナー1体と☆8モンスターが2体が出力出来る状態です。更にそこに加えて《深淵の神獣ディス・パテル》の効果で《闇竜星-ジョクト》を特殊召喚することによって☆2チューナーを1体追加することが出来ます。
最終的に

  • 《闇竜星-ジョクト》

  • 《深淵の神獣ディス・パテル》で特殊召喚した《闇竜星-ジョクト》

  • 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》

  • ②の効果で蘇生した《混沌魔龍 カオス・ルーラー》

☆2チューナー×2
☆8モンスター×2

ということになり《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》という盤面になります。



出力出来るモンスターと出来上がる盤面

※《深淵の神獣ディス・パテル》はプレイする前提

☆2チューナー×2
☆8モンスター×2

→《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》

☆2チューナー×1
☆8モンスター×1
モンスター×2

→《深淵の神獣ディス・パテル》+《S:Pリトルナイト》

☆2チューナー×2
☆8モンスター×2
モンスター×2

→《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》+《S:Pリトルナイト》

☆2チューナー×2
☆8モンスター×2
モンスター×3

→《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》+《I:Pマスカレーナ》+リンク素材

☆2チューナー×3
☆8モンスター×3

→《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》+☆10シンクロ

☆2チューナー×3
☆8モンスター×3
モンスター×2

→《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》+☆10シンクロ+《S:Pリトルナイト》

☆2チューナー×3
☆8モンスター×3
モンスター×3

→《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》+☆10シンクロ+《I:Pマスカレーナ》+リンク素材

※《I:Pマスカレーナ》の相方として必要なリンク素材は《復烙印》でもOK

展開例(ニビルの話)

こちらの展開は基本展開より《ヴィジョン・リゾネーター》分の☆2チューナーが1体多い展開となります。
1つポイントですが《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の効果適用後の場面で《深淵の神獣ディス・パテル》の効果分抜きで☆2チューナーを2体を出力出来る場合は、最初に《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚して展開を伸ばすことが可能です。
今回の場合、相手は《フルール・ド・バロネス》が成立すると弾かれてしまうので、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》効果処理後のタイミングで《原始生命態ニビル》をプレイする必要があります。
《原始生命態ニビル》の効果処理後に出力することのできるモンスターが、自己蘇生する《混沌魔龍 カオス・ルーラー》+《ヴィジョン・リゾネーター》+原始生命態トークンとなります。
《深淵の神獣ディス・パテル》をプレイしてモンスターを増やしたところで、盤面が伸びないのと、相手の《原始生命態ニビル》を退かしたいので《フルール・ド・バロネス》を出します。ただしEXに《リンク・スパイダー》がある場合は《深淵の神獣ディス・パテル》をプレイして、原始生命態トークンを変換して作った《リンク・スパイダー》と《深淵の神獣ディス・パテル》効果で特殊召喚した《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で《S:Pリトルナイト》を作ります。《S:Pリトルナイト》効果で《原始生命態ニビル》を処理しながら《深淵の神獣ディス・パテル》+《S:Pリトルナイト》の2妨害を構えることが出来ます。

《原始生命態ニビル》の処理後に《深淵の神獣ディス・パテル》の効果込みで、☆2チューナー×2と☆8モンスター×2を出力することが出来るので、《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》+原始生命態トークンの盤面を築くことが出来ます。

このように追加のモンスターをフィールドに出力する前に《フルール・ド・バロネス》をちらつかせることによって《原始生命態ニビル》の上から展開していきます。

さいごに

展開以降のところを見てもらえればわかって貰えると思うのですが、アドリブデッキのくせに展開が超簡単なのが素敵です。長い展開ルートをいくつも覚えることを苦痛に感じるタイプの人間なので、ここらへんは非常にありがたいです。

この記事を読んで頂いた方で、このデッキに興味を持って遊んでいただけたら嬉しいです。また、【シンクロビーステッド】系統のデッキなどを使っている人の参考になったら幸いです。


追記

執筆途中の気づきです。出来上がっている中に差し込む為に、文章等を調整するのが面倒だったので、ここに記します。

新たな採用カード

《アラメシアの儀》+《灰流うらら》という持ち方で《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を成立出来ないみたいな状況がキモいなと思ったので、《アラメシアの儀》+☆3チューナーで《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を作ることの出来るカードを提案

シューティング・ライザー・ドラゴン

勇者トークン+☆3チューナーで作って《闇竜星-ジョクト》を落としてレベルを5にし、《聖殿の水遣い》と合わせて《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を成立させます。

《闇竜星-ジョクト》と自身で《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の②のコストを確保出来るのが偉いです。

イモータル・ドラゴン

《聖殿の水遣い》+☆3チューナーで作って《シノビネクロ》を墓地へ送ってレベルを4にし、勇者トークンと合わせて《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を成立させます。

《シノビネクロ》を墓地へ用意出来るのが偉いです。

《シノビネクロ》はほぼ同じ役割の《ヴィジョン・リゾネーター》の3枚目と入れ替えて下さい。


後者が本命です。
理由は《混沌魔龍 カオス・ルーラー》に《無限泡影》をくらった際、墓地に《シノビネクロ》があるので【ビーステッド】モンスターを持っていた場合に、貫通して《深淵の神獣ディス・パテル》+《フルール・ド・バロネス》の盤面を築くことが出来るからです。

水遣いの可能性


《聖殿の水遣い》が単体でリンク値3になる為リンク2経由で《スプライト・スプリンド》を作ることが出来ます。
その為、本来チューナーがないパターンでも《スプライト・スプリンド》から《シノビネクロ》や《ヴィジョン・リゾネーター》を埋めることによってチューナーを生み出すことが出来ます。

《聖殿の水遣い》+【ビーステッド】

①《聖殿の水遣い》召喚
②《聖魔の乙女アルテミス》L召喚
③《アラメシアの儀》サーチ、発動
④《運命の旅路》効果《聖殿の水遣い》サーチ、効果で特殊召喚
⑤《聖魔の乙女アルテミス》と勇者トークンor《聖殿の水遣い》でリンク2モンスターをL召喚
⑥リンク2モンスター+勇者トークンor《聖殿の水遣い》で《スプライト・スプリンド》L召喚、効果発動《シノビネクロ》を墓地へ
⑦《シノビネクロ》除外で【ビーステッド】特殊召喚、《シノビネクロ》効果で特殊召喚
⑧【ビーステッド】+《シノビネクロ》で《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をS召喚


【重要】勇者ビーステッドサービス終了のお知らせ


平素は格別なご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、【勇者ビーステッド】は開設以来、多くの皆様にご利用いただきましたが、諸般の事情により、2023年10月1日 00時をもちまして閉鎖させていただきます。

これまでのご愛顧に対しまして、社員一同、深く感謝するとともに心より御礼申し上げます。


いいなと思ったら応援しよう!