パンを作る話
パン作りはシンプルだ。
そしてとびきり美味しい。
コツはあるが、一旦作り方を覚えたら
どんなパンにするかにより
粉の配合を変えたりできる。
その時の気分で
自由自在だ。
当たり前だけど
焼き上がると食べられる。
焼きたての香ばしい香りは
部屋中に広がり、
私はすぐに幸せな気持ちになれるだろう
一緒に食べる人たちにも
この幸せをわけてあげられる
だから私は今日もパンを焼く
酵母が充分に力を持って
香り高く生地を膨らませるのを
一日中静かに待つ。
何かをしながら。
その待ち時間は楽しみの時間。
パン作りを学ぶことの中で
一番の発見は
"待つこと"だと思う。
あらゆるものに
育つまでの時間というものがある。
心配しなくてもいい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?