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「好き」を語るために準備しよう!

前回の記事で「好き」を言語化できない、
そんな長年の悩みをどうやって克服するのか、
どうして、「好き」を言語化できないのか。
とにかく、「好き」を言語化してみようじゃないか。
私が、「好き」を言語化するときのために準備していること。
対面で喋ることを想定した形となっている。


🔸「好き」を言語化できない背景

言語化できない理由については、前回の記事にて。
幼少期からのさかのぼって、自己分析してみた。
きっと、私だけでなく、多くの方において
言語化できない状況には、何らかの理由があるはず。


大好きなお寺の1つ、奈良の唐招提寺✨
何度でも訪れたいお寺。国宝の仏像に会えます!

🔹仏像・お寺巡りが好きな理由

美術大学の短大に進学したこともあって、
アート・デザイン全般が好きな私。
その中でも、20年以上ハマっているのは、仏像とお寺巡り
専門的に学んだことは一度もなくて、
お寺・博物館・美術館に、しばしば足を運ぶ。
現地に行き、興味を深め、本を読み……。
そんなこんなで知識を増やしていった。
歴史を背景にして見るよりも、日本美術として捉えている。
正直、歴史は苦手。

私が仏像に惹かれる理由。
1200年、1000年、800年も昔、とても想像しきれない遥か昔に
人の手によって生み出された仏像
奇跡的な美が目の前に存在するという、
遥か昔と繋がっているような、ファンタジー感がたまらない。
仏師の手で創造された、その息づかい
緻密な衣の模様、着彩表現が当時のまま残っていることもある。
制作の意図や仏教的な意味合いを表現する、作者それぞれの個性
彫刻としての素晴らしさだけでなく、
何よりも、作者である人間が創造した気配を感じたい。
人間の情熱が表現に現れたような仏像に、強く惹かれる

まだまだ惹かれる理由はあるが、取り止めがなくなりそうだ。
テーマを変えて、またの機会にしようと思います。



奈良の室生寺も仏像好きとてはおすすめしたい。
仏像だけでなく、五重塔やお堂も国宝。
紅葉の時期はさらに素敵な景色が楽しめる🍁

🔸「好き」を伝えるべくテーマを絞ろう

過去に不意を突かれて、「推しトーク」をする場面になった時、
心底アワアワして、おしゃべりが辿々しいことこの上なかった。
「こんなんじゃ、推しの魅力を十分に伝えきれない!」
せっかくの機会なのに、なんとも悔やまれる!


この後悔を踏まえ、私が対策したこと。

  • どういう切り口で話を展開するかを準備

  • 相手がどういう人なのかを想定

1つ切り口を設定すると、話の筋がまとまってくる。
あれこれ話すと切り口がブレるので、多くを語りすぎない
まずはジャブを打って、会話の相手前のめりになったら
「さぁ、ようこそ!」と少し扉を開いてみるくらいがいい。

「どの仏像が1番好きなんですか?」
この質問は、とても難しい。1番好きが複数ある。
「1つになんて絞れない!」
それなら、テーマに合わせた1番を決めればいい!


奈良の新薬師寺。こちらのお寺もお気に入り。
ぷっくりお薬師さん、十二神将など、
コンパクトなお堂ながらも見どころいっぱい!

🔹「好き」を紹介したい私の3つの想定

推しを紹介するという場面を3パターン考えた。
相手の興味・関心のレベルに合わせて、話す内容を変える

*パターン1  <仏像・日本美術・歴史に詳しい人へ>

仏像や日本美術に明るい人の場合を想定。
「仏像が好きになるきっかけになった仏像」という切り口を用意した。
運慶・快慶も好きだが、ちょっとベタな感じがする。
私が仏像好きになったきっかけは、奈良の法隆寺の百済観音なのだが、
最初に魅せられた仏像として、とても相応しいと思う。
実際にこのパターンでお話をして、そこそこの感触だった。
有名であり、人気もあり、いかにもベタすぎない。
以前、東京国立博物館でも、メインとして企画展になっていたらしい。

*パターン2  <少し興味がある人へ>

仏像に詳しいわけではないが、少し興味を持っている人の場合を想定。
運慶・快慶の快慶さんの仏像が好きなので、
その中で特にお気に入りを紹介しようと思う。
お気に入りなので、個人的なエピソードがいくつかある。
この場合は、奈良の桜井市にある安倍文殊院の文殊菩薩像を挙げる。
少し前に国宝に上がったというのもあるし、
何度も拝観しに伺っているので、その都度のエピソードもある。
快慶さんの魅力満載の仏像群だと思っている。

*パターン3  <あまり興味がない人へプレゼン>

あまり興味がなさそうな人、でも興味を持ってもらえたら嬉しいな
そんなパターンも想定。
地元大阪の好きな仏像を挙げてみる。
国宝であり、歴史があり、界隈ではとても有名な仏像。
秘仏なので、ご開帳時にしかお会いできないという特別感もある。
意外にも大阪に古い仏像があるという話もできる。
実際に千本の手がある国宝の千手観音(とても少ない)
空海さんのゆかりがある年1回のご開帳しかない、如意輪観音
この2つを挙げたい。
もっと興味のなさそうな人には、めちゃくちゃポピュラー
奈良の興福寺や東大寺の魅力をお伝えするかも知れない。


コスモス畑で秋を味わってきた🌸

🔸繰り返すことで話が磨かれる

自分と同じく仏像が好きな人でもない限り
細かい部分的な話をしても、推しの魅力は伝えられない
キャッチーなプレゼンにしないと、興味を持ってもらえない。
それは重々、自分自身に言い聞かせておきたい。
普段から「好き」なポイントを簡潔に
テーマごとにまとめておく。準備が大事なのだ。
何度も誰かに話すことで、話がより磨かれていく
そんな期待もしている。

私の「推しトーク」にお付き合いいただき、
ありがとうございました。


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