日本製 －OSAKA－
2022.11.14
日本製 －大阪府－
今宮戎神社へ。
『キンキーブーツ』再再演が決まったこの年、娘たちの後押しもあり、私は人生初の遠征を試みることになった。
その時のnoteはコレ↓
そして長女の優しい一言から『キンキーブーツ』観劇前に今宮戎神社を訪ねることができた。
思いがけない春巡りに心が躍った。
神社あるあるなのだが、正門でも一礼する？お賽銭の時の手順は？とドキドキしてしまう。
いい加減ササっとお参りできる大人な感じを身に付けたいものだと毎回反省。
曇り空のこの日も入り口で娘たちとそんな話をしながら写真を撮ったりしていたら、小慣れた所作でお参りする板前さんがいらした。
『えべっさん』地域の方に愛されているのだと感じた。
他にもこのあと『キンキーブーツ』を観に行くのであろう春馬ファンらしき方がチラホラ…
お賽銭をしてお詣り。
春馬穏やかですか？キンキーブーツ見守ってくれてるんだね。と話しかけ、もちろん商売繁盛もお願いした。
今宮戎神社を訪れた春馬に思いを馳せながらゆっくりと歩く本殿一周は多幸感に溢れていた。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、少し離れた場所で娘たちは写真を撮ったりと楽しんでいるようだ。
合流してまた一周、『日本製』の話をしながら歩いた。
七福神は色んな国の神様
日本 えびす
中国 布袋、寿老人、福禄寿
インド 弁財天、毘沙門天（天がつくのはみんなインドの神様）
大黒天は大黒という神様と日本の大国主命が合体して今の大黒天になった
本殿柱表面の無数にあるでこぼこした傷は気合を入れて投げたお賽銭でできた傷跡
えびす様は耳が遠いので正面だけでなく、裏からも念押しでお詣りする
そんなことを話していると、ちょうど裏手に到着。
もちろん私たちも念押しでお詣りをした。
アレ？ここは春馬の横顔が凛々しく印象的だった写真スポットなのでは？！
長女と2人で撮影タイム開始(笑)
えびす様に念押しでお願いする
そして社務所の前を通り「秘密の近道だ！」と目をキラキラさせる春馬を思い浮かべると可愛いやら寂しいやら…
楽しい時間はあっという間にすぎてしまい午後からの予定を考えて、名残惜しい気持ちで今宮戎神社をあとにした。
神様だって国際交流。
春馬直筆のサブタイトルだ。
大阪の知人に相談して今宮戎神社にえびす様を訪ねることに。
「僕、七福神を全部言えないかも」と言っちゃうところが素直で可愛い。
えびす様は海に流されて遠くに行って苦労して立派な人になって帰って来たという言い伝えがあると聞くと、
「はぁ……そうだったんですね。やっぱり僕も海を渡らないとダメな気がしてきました」と笑うところもまた可愛い。
えびす様だけが日本の神様
結果『日本製』にぴったりだったなんて、やっぱり持ってるなと感じた。
何気なく神社に行って、何気なくお詣りをしていたけど、お祭りの理由や背景を聞くとまた全然違った気持ちで神様と向き合える気がしました。でも今日一番心に刺さったのは、えびす様が外国に流されたというお話で。ほかの国を見て、ほかの国の人と触れ合うことは絶対にやるべきだなと思いました。だから僕もいつの日か……流されようと思います！本当にいいインスピレーションをもらいました！
静かに熱く語ったというこの感想を改めて読むと、胸の奥がチクチク…
どうか自由に流されていますように。
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お昼はたこ焼きを食べて『キンキーブーツ』に！！
初めて観たはずの長女が帰り道に『RAISE YOU UP』を口ずさんでいた。
それはいつまでも耳に残るシンディーローパーさんの素晴らしい楽曲と、『キンキーブーツ』がもたらしてくれるアゲアゲ感を感じさせてくれ何だか嬉しかった。
そして夜はお好み焼きとベタな食事で大阪を満喫。
翌日は娘たちのメイン？！『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』へ。
スーパーマリオ、ハリーポッター、そして絶叫コースターでは涙を流しながら楽しんだ。
少し前の私なら、仕事を休んでまで遠征したり娘と旅行したりはしなかったと思う。
今は忙しいから、もう少し落ち着いたらとかまた今度とか…
でも2020年のあの日から少しずつだけれど、「今やらなければ！」と心がけるようになった。
それはとても悲しいことだけれど、こうして色んなことを気づかせてくれたこと、娘たちと楽しいひと時を過ごせたことに感謝したい。
『日本製』今宮戎神社
優しい親子時間をありがとう。