保護犬を迎える準備について
晴れて我が家に素敵な保護犬がやってきた。この文章も書いている途中に肉球で消されてしまった。そんな日常がとても愛おしい。個性も出てきて日増しに愛情が湧いている。
今回は、自分なりに集めた情報をもとに事前準備したもの、保護施設からもらったもの、買い足したもの、現在必要だと感じているものをまとめたい。犬の飼育経験がなく、何を準備していいのか手探り状態だった私。同じような境遇の方のご参考になれば幸いだ。
準備したもの
ケージ
ケージの中に入れるクッション
キャリーバック
ステンレスの器(ドギーボウル)
おやつ
食事
おもちゃ
トイレシート
お散歩用うんち袋
お散歩用ポーチ
長めの家用リード
アロマ
歯磨きセット
コーム
シャンプー
★ディッシュソープ (Dawn)
タオル
救急箱
(肉球用クリーム)
(コンセントプラグプロテクション)
ケージ、クレート、サークル、キャリーバック等、いろいろ種類はあるが、私の保護犬はすでに成犬の1歳を達しており、現在のサイズからあまり大きくならないのと、大きめのタオルを被せて暗くできることからサークルでなくケージを選んだ。決める際には、犬がどこで寝るべきか問題にも直面し、あーでもない、こーでもない色々思考を巡らした。出した結論は、できることなら別室のケージの中で寝てもらう。保護犬は分離不安の子が多く、愛情はたっぷり与えつつ、精神依存させないバランスが難しいと学んだ。ネグレクトせずに訓練できるのが睡眠時だと判断した。
また、保護施設からも引取り時にケージかクレート、もしくは犬用のシートベルトが必須だと言われていた。車の中をチェックして安全であることを確認しない限り返さない、とまで記載されていた。
キャリーバックは今後飛行機に乗せる際や病院に行く際に必要だと思い、同僚から譲り受けた。彼の犬は大きくなってしまい入らなくなったとのこと。子犬から育てる方は成犬になってから購入してもいいように感じた。
★のディッシュソープは保護施設から言われて用意したもの。実際保護した日は匂いもまぁまぁきつく、撫でると指が黒くなった。毛も硬めのワックスでスタイリングしたような指感触だった。普通のシャンプーでは落としきれない汚れを落とすためのもので、保護犬特有のものだと感じたため、★をつけた。ディッシュソープで実際に洗うと水が茶色くなった。直後に犬用のシャンプでも洗ったが、過剰洗浄だったみたいでその後痒がってしまい大いに反省した。あまりに痒がるので保護後に行ったWellnessCheckで獣医に相談したところ、Pramoxine HCl 1%入りのシャンプーで様子を見ることになった。
()したものはどれも特に必須ではないと感じたもの。あれば安心、便利そんなアイテムだ。肉球クリームは主に雪の日対策で用意したが、今年のニューヨークはずっと春秋の気候で過ごしやすく、無くてもとりわけ困るものではなかった。
アロマは個人的に良かったと感じている。リラックス効果のあるラベンダーを使用している。一部神経毒となる可能性があるため、必ず学位名を確認されたい。Lavandula angustifolia / Lavandula officinalis
自分でも予想していなかったが、食事、おやつ、おもちゃは何種類か用意されることをお勧めする。保護当日、彼(犬)はドライフード(サーモン味)を一切口にしなかった。それでもぬるま湯で戻したフリーズドライ(ターキー味)は口にした。食べてくれると本当に安心する。てっきり犬はみんなピーナッツバターが好きだろうと、ホールフーズで添加物なしのピーナッツバターを張り切って買って舐めさせてみたが、全然喰いつかないではないか。急遽ビーフ味に変えたら小型犬ながらに腰の高さまでジャンプしてきた。大袋で買うのでなく、小袋で種類を豊富に揃えることをお勧めする。おもちゃも代表格のKongから、ぬいぐるみ、ボールとバリエーションを持たせておいた。最初はKongだけでいいのでは。やりすぎでは、と思ったが吉となした。え、これ?という犬のぬいぐるみが大好きで、ぬいぐるみの両腕を3日で破壊した。
保護施設からもらったもの
薬(抗生剤、プロバイオティクス、下痢止め)
首輪とリード
メディカルレコード
マイクロチップ
薬は実際にいただいて助かった。移送中に他の犬からKannel Cough(伝染性気管支炎)をうつされたようで、咳と鼻水、くしゃみが続いている。抗生剤を10日間もらっているので、食事に混ぜて与えている。他にもストレスと緊張でお腹の調子が悪かったのか、便が出づらかったり、出ても緩かったりといった状態が3日間ほど続いた。プロバイオティクスが3日分入っていたので、おそらく整腸を促してくれたと信じている。1日で打ち解けたように見えても、身体が本調子ではないことを教えてくれていた。
一週間以内に買い足したもの
エアーフィルター
外用の長めのリード
首輪とリード
当日から抜け毛と匂いが気になり出した。飼い主も犬アレルギーはないはずなのに、顔が痒くなったりした。何らかのアレルギー物質を持っている可能性もある。家犬になるにつれて、いなくなることを願う。Levoitの空気清浄機を購入したが、作動も静かで、空気が綺麗になったことを感じられる。10年以上前にナノイーを買ったことがあったが、数週間使用して「くしゃみしなくなったな〜」程度の変化を感じた。空気は水やお米以上に実感が難しく、繊細だが、この10年で業界の技術進歩が進んだのか、作動してすぐに変化がわかったのは驚いた。
長めのリードはトレーニング用で、5mほどあるリード。ボール遊びが好きなことがわかったので、外でボール遊びする際に使用している。ボールを追いかけて、咥えて戻ってくるまではできるのに、ボールを手放さない。
首輪とリードは保護施設でももらえるのだが、デザイン性はゼロだ。男の子なのに、ピンクのカラーと赤とオレンジのリードだった。男の子だからどう、というわけではないが、特に洋服等は着せる予定はないので、首輪でおしゃれをさせてあげたい。ニッチなものや、ハンドメイド系が豊富なプラットフォーム、Etsyで探して購入した。保護犬は雑種が多く、サイズが難しいため(小型犬でも首だけ太いとか)、後から買い足した。
買い足したいもの
ベッド
おもちゃ
もちろんケージの中にクッションがあってベッドの役割を十分に果たしているが、基本ケージの外に出たがり飼い主の近くを好むため、近くでくつろぐ場を与えるためにもベッドを買いたいと思っている。人によっては、家の中に数カ所に設置しているようだ。
デザイン性を要しないものは、ほとんどAmazonかChewyで購入した。最初はChewyメインで探していたが、ちょっとしたものを買い足したい時に送料が$35を超えないとフリーにならないので、結局プライムメンバーであるAmazonに軍杯が上がったように思う。
かかった初期費用
アドプションFee ー$550
ウェルネスチェック(保険適用外)とマイクロチップ挿入 ー$200
上述の準備品 ー$800程
合計で$1,500程となった。
ちなみに保険は割と手厚いカバーのプランで月$30程度のものに加入。やっぱり入っておいた方が安心だ。
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