会話とはかくも

むずかしいものでありますね。話術というのは社会や日常生活の中で自然と身についていくものだと思うのに、自分にはずいぶんその能力が欠けているようにも思います。たぐいまれなコミュニケーション能力を持っている人が周りに多すぎて、ただひたすらに羨望の眼差しを送ってしまいます。眼差しが送れなくても心の中で「すごいなあ」とため息が出ます。

みんなのそういう成分を少しでも吸収していけたらしあわせだ。

そして、目的のためではなくて、目的としての会話が生まれたら、もっとしあわせだ。

明日、4月22日はミュージカル「ハル」大阪公演初日です。

成り立っていたり、すれ違ったりする”会話”を繰り返しながら紡がれる物語の中で、僕の立ち位置はとても変わっているけれど、それでも自分が発する言葉に両手一杯の思いを込められたらと思っています。大きな大きな目標。

またカンパニーのみんなと「ハル」の世界に戻ってこられるのはとてもうれしいです。さ！　寝よ。