手術後10日目
完治を錯覚するくらい痛みがなくなってしまって、思わず身体に力を入れたり辛いものを食べたりしたくなるけれど我慢。刺激物を欲している。術後すぐの痛みは何だったの???と思うくらい急に痛みがない。さっきまで一緒にいたのに何処行ったの?という気分。
これが注入軟膏のおかげなのかが非常に謎なところで、ほんとうにどう頑張ってもうまく行かない。どういうわけだか溢れてしまうのが本当に解せない。ただ単に私が下手なだけなのだろうけれど、何が良くないのかわからない。横向きに寝転ぶ、中腰、完全にしゃがむ等色々試してはいる…やはり下手なだけだと思う。
明日はうまくできるといいなぁ、と布団の中で考えずにはいられないやつである。
薬については、痛み止めを飲まなくても過ごせるようになったのが大きい。マグミットは夜1錠飲んでちょうどいい感じなので、こちらは続けているところ。苦しい思いをせずに済むように、水分もたくさん摂取。
前職が高齢の利用者さんが多い入所施設だったので「お茶、もうすこし飲みましょうかね〜」なんて声掛けを日常的にしていたが、私が「もうすこし飲みましょうかね~」な状態になるのはなんだか不思議な感覚。毎日1.6〜2リットルを目安に水分を摂るのは続けようと思う。
痛みはないが違和感はある。なんとも表現し難い、経験したことのない違和感なので「あの感じに似ている」という引き出しがないのが残念だが、不思議な感覚はある。ただ痛くはないので私にとってはそこまで大きな問題にはなっていない。今のところは。
注入軟膏のコツとかあるのかな…誰か同じ経験した人いないかな…とインターネッツの世界を探検していたら「痔の手術後一週間注入軟膏を使っていなかったらしい。それは治らないよ」という感じのツイートに出会ってしまって私以外にそんな人がいるのか、もしくはあり得ない確率で私のことなのか、兎に角なんだかとてもオワアアアアアア!!!な気持ちになった今日。へこむ…とは違うけれど、とてもグッサリ来たわけである。鋭利な槍かな???と思ったけどこういうのを図星というのだ。ウン。
もし同じように怖がっている方を指しているのならば、ほんとに怖いよね…という気持ちだし、私を指しているのならほんとうにすみませんという気持ち。
そうして開始した注入を失敗するもんだからよりグサグサ来るんだよな。そして残念ながらコツは見つからなかった。
ただ知恵袋には注入がこわい、うまくいかないという質問がいくつかあって、だよねーーーーー!と強めに頷いてしまった。だからといってやらない選択肢はないからな。頑張ろうな。
手術前は一ヶ月くらい注入を続けていて、その時には「注入のプロやん!!!、!!」と思えるくらい上手に入れることができていた。何故うまく行っていたかというと、そもそも痛みがないからというのがあるんだけど、いちばん大きな要因に「いぼ痔がこんにちはしていたから」というのがある。
こんにちはしているいぼと、尻の穴の隙間からスルッと入れることですんなり入るというのが分かっていたからだ。
いぼは私にとって、注入軟膏のガイド役だった。唯一無二の。そのいぼと決別した今、たった一人で注入しなければいけない私はいうなれば親離れしたばかりの子供である。路頭に迷うワイ。結果うまく使えない軟膏(´Д`)ハァ…
とにかく痛みが消えてとてもほっとしている。明日はうまく軟膏を使いたい。