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19. (後編7) ゲマトリアとは、言語の数値的・数学的基礎の研究のことです。
「秘められた数字 ~ 空間、時間、宇宙サイクルの古代知識~(後編)」by ランドール・カールソン (2020/12/8) https://www.youtube.com/watch?v=R7oyZGW99os (後編)
こんにちは、EriQmapJapan@okabaeri9111 です。
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OCT 28
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ここでは2つの例を挙げます。古代ヘブライ語のカバラ的な書物には、旧約聖書や、トーラーや、ミシュナなどありますが、新約聖書や、ピュタゴラス派と新ピュタゴラス派の文献はすべて、ギリシャ語で書かれています。
これは、ヒンドゥー・アラビア数詞体系が出現する前のことですが、このヒンドゥー・アラビア数詞体系の登場後、現在のようなアルファベットと数字が生まれました。アルファベットは話し言葉と書き言葉に使われ、数字は計算や数学に使われますが、これら2つは異なるものです。
ヒンドゥー・アラビア数字体系がセム語系に導入される以前は、数字も文字と同じように、シンボルとして機能していました。そのキーとなったのが、この表のようなシステムです。
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アレフは1、ベットは2 、ギメルは3 、ダレットは4、ヘイは5、ヴァヴは6、ザインは7…下のほうに行って、レッシュは200、シンは300、そしてタウの400といった具合になります。ヘブライ語のアルファベットで “種”を意味すると考えられていたヨッドの値は10です。
このように、10以降の単位は20、30、40…で、100以降は200、300、400…となります。例えば、アレフはもとは牛、ベットはもとは家、ギメルはもともとラクダを表す言葉..というふうになっています。
そして、ギリシャ語のアルファベットでは、単位は1、10、100…となり、1~9までが、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、イプシロン、ディガンマ、ゼータ、イータ、シータ。
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10~90までが、イオタ、カッパ、ラムダ、ミュー、ニュー、クシー、オミクロン、パイ、コッパ…といった具合です。ロー~サンピまでは、実際には書き言葉ではなく、単に900という値を得るために含まれていただけです。つまり同じく、10単位、100単位というシステムになっているのですが、これらはどのように使われたのでしょうか?
“Truth(真実)”を意味するギリシャ語の“Αλήθεια(アルシア)”という言葉を例にとると、このようになります。
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イータ(H/8)+アルファ(A/1)+ラムダ(λ/30)+イータ(η/8)+シータ(θ/9)+イプシロン(ε/5)+イオタ(ι/10)+アルファ(α/1)=72で、重要な神聖なる数字の一つという結果が出ます。
ここに示した数字のほとんどは、36か72の倍数になります。
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カタボラとは、 “最初の創造の瞬間”を意味します。
カッパ、アルファ、タウ、アルファ、ベータ、オミクロン、ラムダ、イータについても、わたしがお見せした歴史的に認証された表から、もう一度、直接値を取ってみてください。足すと432になります。
これらの数字が、ここに表示されています。
“Ιερουσαλήμ(ヤルシャライアム)”…これは新約聖書におけるギリシャ語の綴りで “エルサレム”のことですが、この言葉の値は、イオタ(10)+イプシロン(5)+ロー(100)+オミクロン(70)+ユプシロン(400)+シグマ(200)+アルファ(1)+ラムダ(30)+イータ(8)+ミュー(40)=864となります。
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そしてまた、このリストの中にある数字が繰り返し出てきます。
これは “不滅の神殿”という意味で、えーと、どう発音するのか忘れてしまいましたが…”'O Ναός αθανασίας(オネオシャサナシウス)”…だったと思います。そして、このスペルを足すと、値は864になります。
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次回までに、ちゃんと発音を練習しておきます。
次は、 “聖霊”を意味する “Το Άγιο Πνεύμα(タワガンヌマ)です。 ヌマは “pneumatic”と同じように、聖霊を意味します。これらの値を足すと1080になります。
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“知恵の泉”を意味する”Πηγή σοφίας(ペガソパヤス)”も、同じく1080になります。
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というわけで、これらはほんの一例です。
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これは、「わたしはまた、もうひとつの声が天から出るのを聞いた、『わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ』」という黙示録の一節で、この数値は、大いなる一年の半分に相当する1296になります。
このような例が文字通り、何百とあるのです。そして、実はこれが、カバラ研究の一つであるゲマトリアなのです。ゲマトリアとは、言語の数値的・数学的基礎の研究のことです。
言語の数学的基礎に踏み込むと、全体が、今ここで我々が1時間かけて見てきたのと同じ “神聖なる数”の上に構築されているということがわかります。
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