2023年3月第4週の振返り(JPX、全国保証)
3月20日(月)から3月24日(金)までに買い増しした銘柄と株数は以下の通りです。
【主力候補】
・VYM×2株
・三菱商事×3株
・東京海上×3株
【準主力候補】
・三菱HCC×7株
・アステラス製薬×3株
・BTI×4株
【その他】
・日本電気硝子×1株
・ヒューリック×6株
・大和ハウス×1株
・ニッケ×1株
・東京ガス×1株
・住友林業×1株
・任天堂×1株
今週はJPXから上方修正と増配発表、全国保証から新中期経営計画の発表がありましたので簡単に振返っておきます。
〇JPX
【修正内容】
①23年3月期の最終利益を従来予想の450億円→463億円に2.9%上方修正
②今期の年間配当を従来計画の62円→63円に増額修正
同社は3Q決算時点で期初公表の52円→62円の配当増額修正を発表していましたが、再度の増額修正(62円→63円)を発表しました。わずか1円の増配ではありますが、少しでも株主に還元するという意識がひしひしと伝わり、個人的には非常に頼もしくかつ嬉しく思っています。
ちなみに、同社のバリュエーション(PERは23倍超、PBRは3倍超)は数値面だけ見ると決して割安とは言えません。実際ツイッター等でもそういう意見を目にすることがあります。
ただ、独占企業であり倒産可能性が限りなくゼロというプレミアムが付いてる点に鑑みれば、個人的には妥当なバリュエーションなのかなと判断しています。業績連動型の配当の為、減配はありますが長期的には配当も右肩上がりですし、断続的な自社株買い実施等株主還元意識も高い企業です。
〇全国保証
全国保証は現在未保有ですが、監視銘柄リストには入れており、いずれPFに迎え入れたいと考えています。以下、新中計の概要です。
【新中計の概要】
①営業収益は25年度に600億円を目標(22年度は503億円)
②当期純利益は25年度に335億円を目標(22年度は286億円)
③13期連続の増配を計画(現在10期連続増配中)
④配当性向を段階的に50%まで引き上げ(22年度は35.7%)
素晴らしい内容の新中計ですね。まず、業績は今後も順調に伸長する見通し。また、配当投資家としては今後3年間も連続増配を計画・明記している点に頼もしさを感じます。更に特筆すべきは「配当性向を段階的に50%まで引き上げ」るという点。計画では3年後の25年度に1株あたり配当243円となっています。これが実現すれば、現在の株価水準で利回りは4.5%を超えることになります。
ここで、前回の中期経営計画を確認し、実際の業績や配当と照らし合わせてみましょう。
【前回の中期経営計画】
まず、業績については営業利益・当期純利益共に概ね計画通りor計画以上となっています。また、配当については実際のところ、計画以上の配当を出してくれています(21.3期計画111円→実際117円、22.3期計画129円→実際133円、23.3期計画144円→実際148円)。
今回の新中計はあくまで「計画」ですので、絶対的なものではありません。しかし、こうして過去の計画と実際の数値を比較し答え合わせをしてみることで、今回の新中計の精度・信頼度を一定程度推し量ることができます。
今回の魅力的な新中計、私は実現可能性はあると考えています。現在の利回りは3%に満たず決して高配当とは言えませんが、3年後の1株配当243円を念頭に少しずつ買付を進めていきたいです。