24年3月第3週の買付銘柄・雑感
〇今週の買付銘柄
3月11日(月)~15日(金)に買い増しした銘柄と株数は以下の通り。
今週も絶賛低迷中のリート(1476・1597・2556)、3月権利確定までに単元化を目指す明治HD(2269)、業績低迷により株価低空飛行中のライオン(4912)を中心に買い増しをしています。ライオンについては、テクニカル面ではトレンドが転換したかな?と思えますが、大切なのは業績。今期の会社業績予想(増益見通し)を達成できるか、1Q以降進捗を見守ります。
後述するように、引き続き日本株は高値圏にあり、株数および配当金の最大化という観点から買い増しは継続しているものの、PF内の多くの銘柄が積極的に買い増しできる水準ではないと感じています。
私は株式投資(配当投資)を始めてまだ3年目。配当投資の旅はまだ始まったばかりで、今後も山あり谷ありでしょうから、何ら焦る必要はないと思っています。
〇雑感
先週史上初の4万円台に到達した日経平均ですが、今週は3万8,000円台での推移となりました。週明けの11日(月)は、868円安で引ける(一時1,000円超安)などヒヤッとする場面もありましたね。
直近の終値ベースの高値は4日につけた4万0,109円(史上最高値)。昨日15日の終値が3万8,707円ですから、直近高値からおよそ3.5%安の位置にいます。これまでの急ピッチな上昇を踏まえると、調整とすら言えないでしょう。
また、TOPIXは週間通して2,600pt台での推移。直近の終値ベースでの高値が6日につけた2,730pt。昨日15日の終値が2,670ptですから、直近高値からおよそ2.2%安の位置にいます。こちらも調整とすら言えないですね。
さて、最近の報道等では、今の日本株が「バブルか否か」という議論を頻繁に目にします。個人的な肌感としては「バブルではない」という論調が多いように感じますし、バリュエーションの観点からすれば私もそう考えます。
もっとも、バブルではないから株価は下がらないという理屈が成り立たないのも自明の理でございます。株価が好調な時ほど健全な警戒感や備えを忘れずにいたいものです。
日本株の現在の水準(PER約16倍)は割安でも割高でもなく、フェアバリューといったところでしょうか。ここからの日本株は、これまで株価上昇の一つの原動力となってきたであろうバリュエーションの水準訂正という観点に期待するよりも、企業収益の実現にかかっていると言えるかもしれません。そういう意味では投資判断が難しくなっている気もします。
とはいえ、やることはいたってシンプルで、自らが選定した銘柄を納得できる水準で少しずつ買っていくこと。配当金という果実を生む樹木を時間をかけて成長させていければと思います。