23年10月第4週の振り返り(今週の買付銘柄・雑感・JPXの株主優待廃止を受けて)



〇今週の買付銘柄

10月23日(月)~27日(金)に買い増しした銘柄と株数は以下の通り。

【主力候補】
・VYM×2
・伊藤忠×1
【準主力候補】
・BTI×3
・積水ハウス×3
・アステラス×3
【その他】
・電源開発×1
・アルコニックス×8
・武田薬品×1


〇雑感

今週の日経平均は、23日(月)が260円安、24日(火)が63円高、25日(水)が207円高、26日(木)が668円安、27日(金)が389円高、と右往左往状態。

ついつい値動きに翻弄されがちになりますが、こういう時は株数や配当金に意識を向け、納得できる水準のものをコツコツと積み上げていきたいと思います。

上昇相場では資産評価額が増えて嬉しい、ヨコヨコ相場や下落相場では株数や配当金が増えて嬉しい。長期投資ではメンタル面も大切ですから、自分にとって都合よく捉えてしまえば良いのです。

都合よく捉えるための前提としては、①余剰資金の確保②優良企業の株価はいつか戻す可能性が高いと認識③絶対はないので分散投資を心掛ける、等が挙げられます。


さて、今週から主要企業の決算シーズンがスタートしました。事前の報道によれば、幅広い業種で好決算が予想されています。

一方で、日本株を取り巻く環境は未だ不透明。調整色が強まる米株式相場、国内では実質的な金融引き締めともみられている日銀の長短金利操作(YCC)の再修正観測、中東やウクライナでの戦争、中国リスク等々。

思えば、2か月前くらいは「日本株は、10月末~11月にかけて主要企業が好決算を連発、その流れをもって年末にかけて株高」といった論調の報道が多かったように思います。一方で、最近は外部環境の不透明要因を受け、弱気な見方が増えてきました。

(当たり前のことですが)つくづく株価は読めないなと感じます。

個人的に大切にしているのは、各種報道等を参考にしながら自分なりの相場観を持ち、複数のシナリオを想定しつつ、粛々と続けることです。

私の場合は、一株投資で日々地道に積み上げを行い、株価が大きく下落した場合は、事前の計画に沿って買い増し株数を増やしていく、というやり方を好んでいます。


〇JPXの株主優待廃止を受けて

中間決算発表に合わせて、JPXより株主優待の廃止が発表されました。25年3月31日をもってクオカード優待は廃止。今後は「配当等による利益還元に集約する」とのこと。個人的には、猶予期間があるのはありがたいなと感じました。

以前、何かのインタビュー記事で、同社のCEOが優待廃止を匂わせていた記憶があり、近い将来廃止されるだろうなとは思っていましたが、やはり残念ですね。

同社は独占企業というプレミアムに加え、配当利回りこそ高くないものの、長期保有特典付きのクオカード優待も踏まえた総合利回りが魅力で、その点を評価して保有されている方も多いと思います。私もその一人です。

とはいえ、優待制度には批判(コストの増大・株主平等の原則(会社法109条1項)に反する)も多く、昨今の情勢を踏まえると、廃止もやむを得ないと思っています。

これまでもX(旧Twitter)やnoteで何度か言及してきましたが、私は「たとえ優待が廃止されても保有していたい企業」のみに投資しようと思っています。JPXはじめ現在保有している優待銘柄全てそうです。

あくまで、①配当実績②配当政策③過去の業績推移④財務状況(自己資本比率)⑤業界での立ち位置等々を踏まえて銘柄を選定し、配当が安定的に出せるか、今後も増配余地はあるかという点を大切にしています。優待はオマケとして捉え、もらえたらラッキーぐらいの位置付けです。

とはいえ、実際に企業から優待を受け取るとその喜びはひとしおです。また、優待の存在は銘柄を長期で保有しようというモチベーションを高めることにも繋がります。ですから、昨今の情勢は非常に残念ではありますね。

ただ、あくまで「配当重視・優待はオマケ」というスタンスで長期配当投資を続けていくつもりです。



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