最終回直前!今から始めるThisコミュニケーション
本記事は、推しコンプレゼン2023 Advent Calendar 2023 4日目の記事です。
12/4担当のazと申します。
普段は Maniakey にて面白かった本や漫画、映画の感想を書いたり、推し球団の話をしたりと趣味活動に勤しんでいます。
皆さんは、毎月4日にこのような投稿を見かけたことはありませんか?
「デルウハ殿最低」
「今月もデルウハ殿は最低だった」
『デルウハ殿』とはジャンプSQにて連載中の「Thisコミュニケーション」(集英社、六円栄著、既刊1~10巻)の主人公の愛称です。
悪口? いえいえ、読者は愛とある種の尊敬と感動を込めて、彼の行動をそう称するしかないのです。
読者から最低と言われ続ける男を主人公に据えた本作ですが、2023/10/3に「最終回まであと6話」という告知がされました。
Thisコミュニケーションを応援して下さっている皆様へ pic.twitter.com/OUOaJ2ZWOa
— 六内円栄 (@rokudaimaruei) October 3, 2023
本記事は、最終回をみんなで盛り上がりたい! あわよくばThisコミュニケーションを読んでくれる人を増やしたい! といった意図を持ったプレゼンテーション記事になります。
※本記事では本編1~3話までの内容に触れています。先に読んでおきたい方はジャンプ+などの集英社系配信サイトから読めます。
Thisコミュニケーションとは?
あらすじ
20世紀後半、突如地球に湧いた謎の生命体「イペリット」。人類にとって代わろうとする彼らが地上に充満させた有害なガスにより、人類は滅ぼされてしまった。
そして時は21世紀。ガスの届かない雪山に、薬物により強化され不死身となった兵士・「ハントレス(女狩人)」を造る極秘の研究施設が存在していた。力に驕る彼女たち6人の前に現れたのは元軍人のデルウハ。力を見せつけハントレスの隊長となったデルウハと超人少女たちとの駆け引きが始まろうとしていた…。
https://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/thiscommunication/
全世界が脅威に襲われ人類は絶滅寸前。研究所が維持され、約200名の人間が生活を送っている日本・長野県槍ヶ岳が本作の舞台です。
その研究所で生み出された不死身の6人の少女たち、研究所の責任者である所長、そして槍ヶ岳にやってきた元軍人のデルウハ。この8名が作品の中心人物となります。
主人公・デルウハ
主人公・デルウハは、イペリットに対抗する為の勢力・世界連合軍に所属していたスイス出身の元軍人です。
優秀な軍人だった彼は、指揮力・判断力・戦闘力に優れており、その力を遺憾なく発揮します。
何よりの特徴は「合理的であること」。
「あいつを殺してしまえばうまくいくのに」。
そんな風に思われる人間が、デルウハの周りでやたらと死んでいく。巧妙な偶然に見せかけて、デルウハ自らが手を下していくのです。その尻尾を掴んでしまった不運な人間も、彼は見逃すことはありません。
そして研究所の戦力であるハントレスと呼ばれる少女兵たちも例外ではありません。復活しても死亡時点から直前1時間の記憶を失うという特性を利用し、意図的にハントレスたちを死亡させて記憶を操作し、自分の都合の良い状況を作り出します。
本作の魅力
運の悪い男
そんな非人道的な男が読者から受け入れられ、あまつさえ人気なのはなぜか。それは、彼が致命的に運の悪い男だからです。
その時はこれが最良の判断だと実行したことが、後々になって致命的な失敗となって我が身に返ってきます。
その時に見せる、焦燥・苦悩の表情に心の声は読者を楽しませてくれます。またその致命的な状況からいかに挽回してくれるのか? 彼の優れた能力を遺憾なく発揮する場面も見所です。
一筋縄ではいかない研究所のメンバーたち
デルウハの良いようにされているわけではありません。
最初はばらばらだったハントレスたちもお互いのことを知り結託するようになり、しばしばデルウハを追い詰めます。
彼女たちは不死身であり、600㎏もある野砲を起こすことが出来る筋力を持ち、自分の何倍もの体積のあるイペリットと戦うことが出来ます。技術判断力に優れてはいるものの肉体的には「鍛えた人間」程度のデルウハでも、彼女たちと正面からぶつかっては勝ち目が薄いといえます。
冒頭からデルウハにやり込められている所長も、段々と研究所の実態が明らかになるにつれて「あれ、この人ヤバくね?」な片鱗を見せ始めます。
他にも研究所に滞在する神父、所長指揮下の研究員たちなど、研究所にいる様々な人間たちがデルウハの障害となります。
まとめ
様々な人間と接することで生じる問題を効率よく手段を選ばず、時に物理的に解決していく主人公・デルウハ。そんな彼のなりふり構わない姿を見て、読者はこう言ってしまうのです。
「今月もデルウハ殿は最低だった」
本記事を通し「Thisコミュニケーション」について少しでも関心を持って頂ければ幸いです。
本日12/4は最終回まであと4回と迫る「ジャンプSQ.1月特大号」の発売日であり、「Thisコミュニケーション 11巻」の発売日でもあります。
また、2023/12/1~2023/12/17 MEDICOS SHOP渋谷で POP UP SHOP 開催中!
この冬はThisコミュニケーションが熱い!
年末年始の休みを利用し、ぜひ一緒に最終回カウントダウンをしませんか?