苦い薬
今回は幼少期に飲まされることがあった苦い薬のことについてお話したいと思います。
皆さんは飲んだことがありますか。
苦い薬の思い出
ここ最近の話です。
お菓子作り用の銀の丸い玉のようなものを見た際に、ふと思い出したものがありました。
それは薬で
樋屋奇応丸(ひや きおうがん)というものなのですが、みなさんご存知でしょうか。
薬について
樋屋奇応丸(ひや きおうがん)とは金色をした丸い玉の薬で、大阪市北区天満に本社を置く「樋屋製薬」が製造する乳幼児用の医薬品です。
乳幼児の疳の虫(かんのむし)や下痢などに効果があるそうです。
疳の虫とは何かというと、夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指すようです。
夜泣き
これを飲ませていたのは祖母です。
確かに私は夜泣きをする子どもだったようなので、それが理由で樋屋奇応丸を飲まされていたのかもしれません。
最近になりこの話をしたところ母は一切そのことを知らなかったようで、「私は飲んだことがないわよ!」と言って驚いていました。
ところでこの樋屋奇応丸、
かなり苦いのですよね。
私は2~3歳頃からピーマンを好んで食べていましたが、樋屋奇応丸の苦さは比じゃない。
ピーマンが大丈夫な幼児がそう感じるくらいですから、あの粒はかなり苦いはずです。
祖母から手のひらに樋屋奇応丸を出されると、
「またこれかよ。これ嫌いなんだよ」と思っていましたね。
あの苦い粒を飲みたくないという理由で、夜泣きもおさまりそうなものです。(そう考えると効果抜群のような)
今回この樋屋奇応丸のことについて調べて、初めて幼児が飲む薬であったということを知りました。
ひとつ謎なのが、この薬を今まで店頭で見たおぼえがないのですが、見落としているだけなのか何なのか。
「夜になると寂しくなる大人がこの薬を飲むとどうなるのか?」といったことを若干考えてしまいますが、プラシーボ効果があるかどうかといったところでしょうか。
ちなみに私は夜になると楽しい人間なので、まだ寝たくないという思いから夜泣きしていたのか何なのか。
そもそも、厨二病を発症したあたりから夜が楽しいので、私としては厨二病を発症した時点で大きな薬を手に入れたようなものです。
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