八王子夢美術館『アルフォンス・ミュシャ展』構成と感想
『アルフォンス・ミュシャ展』を八王子夢美術館で観てきました。
感想を備忘録として書きます。
※文中の敬称は省略させていただきます。
【展覧会構成】
19世紀末パリ、ベル・エポック(美しき時代)を彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ミュシャ。
本展では、パリ時代の華やかなポスター、装飾パネルをはじめ、画学生の手引きになるようにと制作された『装飾資料集』などを中心に、祖国発展のため手がけた切手や紙幣のデザイン、《スラヴ叙事詩》のパネルなどを通して、後半生を捧げた祖国チェコへの献身にも焦点を当てている。
【感想】
白磁のような滑らかな肌と豊かな肢体。くっきりとした二重で目頭が深く、伏し目がちな眼。きゅっと締まった唇。そして、素肌にまとわりつくような柔らかな衣装。
ミュシャの描く女性はみな魅惑的な表情をしながら、決して媚びることなく、愛らしかったり、凛としていたりする。
美しく華麗な作品の数々にため息が出た。眼福♡
多くの作品で使われていたカラーリトグラフ。こんなにも美しい仕上がりができることに驚く。
スラブ叙事詩20連作は歴史が重く、観ていて胸が苦しくなる。何回も作品中に登場する若い女性がいて、こちらをまっすぐに見すえている。彼女は何を観る者に訴えようとしているのだろうか?
【画像】
撮影可だったので特に気に入った作品をスマホで撮影してきた。ただし、動画は撮影不可。ほかの方の邪魔や迷惑にならないように気をつけて撮影したので、角度が安定していないのはご容赦を。
画像が多いのでがんばってスクロールしてね♡
おまけ♪
フライヤーとチケット、展覧会スケジュール2023
チケットは一般800円。支払いに交通系は使えるけど、PayPayは使えないので注意が必要かも。
公式図録3600円 表紙は『黄道十二宮ラ・プリュム誌のカレンダー』の図柄。
公式図録は展覧会に行ったとき、必ず購入することにしている。楽しみのひとつ♪
【余談】
八王子駅には初めて下車した。こんな感じなのだね~。いくつになっても、初めてはわくわくするね♪
会場内はかなり照明が暗く、作品保持のためか他の展覧会以上に暗かった。作品によっては撮影は難しいかもしれない。
写真はかなり暗く写っているので、あとから編集アプリで調整を少しだけ施している。
【リンク】
公式サイトはこちら。
公式サイトの出品作品リストはこちら。
「アルフォンス・ミュシャ展 ALFONS MUCHA 出品作品リスト 」