2021.2.×× 失恋とアーカイブと決意表明
Instagramのアーカイブ、
この場所は過去の自分がぶち込んだ思い出のごった煮。
現在の自分との不一致で表に出すことが出来なくなった投稿、ちょっと気分で後ろにしまいたくなった投稿、理由は様々だけれど"無かったことにしたくない"からアーカイブしている。
昔好きだったバンドのライブの写真、疎遠になった友達との思い出、連絡が来なくなった元彼の笑顔。たまに見返しては、悲しいような、懐かしいような、複雑な気持ちになる。まるで自傷行為だ。
ふと、見返すと元彼は私の投稿からいいねを全て外していることに気づいた。そういう仕様なのか何なのか、本当のところは分からないがなんともマメな人だなあ…と思いつつ傷ついた。元彼は私との思い出なんてアーカイブなんかせず削除したんだろうな。そういう人だ、きっとあの人は。付き合っていた当時にアーカイブしていた投稿のいいね欄には彼がいた。初めてデートした日の投稿。水族館の魚の写真。なんというか、墓掃除していたら、幸せで溢れていた当時の自分の遺体を発掘してしまったような気分である。(謎)
世の中、知らなくていいこと、気づかない方がいいことで溢れている。忘れた方が身のため、心のためであるとわかっている。悩みの種となる"思い出"とか"つながり"なんて、削除!消去!デリートボタンポチー!してしまった方が良いのだ。
だけれどわたしはそれができない。
消してしまうと、その時の私もいなくなってしまうようで。今まで築き上げてきた人生が、崩れてしまうようで。
結局のところ、私は過去に囚われているのだろう。未来を夢見て生きているというより、過去積み上げてきた自分の実績を反省し縛り付けられ後悔しながら生きているのだと思う。
この考え方を変えていくのは至極困難であると思う、けれど少しずつ未来をみていきたいと思うのだ。
この日記は、これからの自分への決意表明。
生きていればきっとどこかで、幸せを与えあえる人に出会えると信じて、夢見て。過去を振り返るのはもうこのくらいにして。自分の努力を前向きに肯定できる人になろう。がんばろう。
過去を振り返って、反省するのは程々に。