【あらたま流きもの雑記】普段着ですもの、ライフスタイルに合った服を心地よく着たら良いのじゃないの?【火曜日連載:2022年4月12日版】
初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
こんにちは、あらたまです。
漫画『スラムダンク』に登場する格言風に言いますと「長襦袢を制する者は着姿を制す」てな感じでしょうか?モデルさんのような綺麗な着姿に限ったことじゃなく、為りたいイメージや動きやすさにも多大な影響があるのが長襦袢です。
過日の小話でも、長襦袢のお話を暑苦しく書いたのですが、私にとって長襦袢をどう着るか問題は生涯掛かって取り組む課題になりつつあります。
ここ最近も体形と着姿の好みが少々変わったのでしょう、長襦袢の羽織り方から研究をやっております。何がどう気に入らんのか、自分でもモヤモヤっとしてる段階ですので、どこをどう穿り返せばよいのかも未だ手探り。
新しい発見があり次第、小話コーナーで書いてみようかと思いますが……いつになることやらですわね(;^ω^)
それでは、本日も始めて参りましょう。
いつもの拙著プチ宣伝のあとに、目次が続きますよ(^▽^)/
タイトな時間割で書き物してた日の一式
スマホ一台持って、あっちへウロウロこっちへイソイソ……してた日の一式です。
普段、もりもり書くぞ!て時はPCのキーボードが断然効率的なんですけども、PC前にどっしり座ってられない事情の場合も昨今はございます(なんでも一人でやらねばならぬ、コジンジギョーヌシ💦)
今ではすっかり、スマホで原稿書くのも慣れました。
箇条書き程度のメモを下書きに残しとくだけでも、後々PCで書けるタイミングが来た時には作業の進みが違います。
そして……そんな忙しき時にもざっと着替えて「きもの気分」を叶えてくれる一式には、ほんとに心を救われているのです。
こざっぱりし過ぎて、記録写真を残しておくのも忍びない……以前はそう言って記録をお休みすることもありましたが、それでは記録を残す意味がないのですよね。
誰のための記録か!
私だ!いや、私が大好きなきもののためだ!
というわけで、このような平置き写真も大事な記録としてInstagramにアップしています。人気?いいの、そういうのは。ウサギ柄大島の可愛さは不滅なの。
この日は前述のように、家の中にいるのに細々と忙しく、隙間の時間を見つけてはスマホでぽちぽちと原稿を書いていました。
なのでカフェエプロンのポケットが活躍しておりましたねえ!スマホをポケットに放り込んでしまえば、両手がすぐに空きますから動作がスムーズ。
雑多なあれこれを片付けたら、すぐにスマホを取り出してちょこちょこ書き溜めて……これを繰り返していたので、PCで集中して書く時間が取れる頃にはあらかたの骨組みはできあがっていました。隙間時間を有効活用した自分自身を褒めまくったのは言うまでもありません(;^ω^)
この日は確か、まだハイネックのカットソーを長着の下に着てたんじゃないかなあ。
大型連休が近づいて、夏日を記録するようになる頃を私は「冬の和洋折衷シーズン終わり」となんとなーく決めています。ハイネックは肌触りのいいコットンのブラウスとかメンズのシャツに置き換えていきます。
大型連休に突入する頃には、長着も透け感の無い単衣をじゃんじゃん着ちゃいますよ。だって暑いもん。
結婚式などの式典やお茶席などお侍さんの流儀が常識として残っている場面を除き、市井の民の普段着は体温調節を第一に考えて衣替えなさってもいいのでは?というのがあらたま流普段着きものの基本理念です。
市井の民はとにかくアクティブ!男女雇用機会均等法とかもあって、皆々様、額に汗してバリバリ働くでしょう?暑い時は涼を呼び込み、寒い時は暖を取り、健康第一でオシャレを楽しんでくださいね(^^♪
お話しましょ?~電話の帯留め~
この帯留めはきものを着始めて間もないころにお迎えしました。
ユニークなデザインと、それを見事に形にする技術力に、一目で恋に堕ちました。目が合うのもドキドキするような。怖いくらいに気になる帯留めだったのです。
この小さな受話器を耳に近づけたら「お話しましょ?」と囁き声が聞こえてきそうでしょ?……。
こうやってエッセイや小説やらをnoteで配信する以前から、私は何かしらを文字にしてきました。
幼稚園の工作の時間に絵本の作り方を習って、家に帰ってからもずっと絵本を作っては一人でニヤニヤしていました。
小学校に入るとクラブ活動で四コマ漫画を描き始めるのですが、ネームばかり書き散らかして、最後まで仕上げない子でした。
中学に上がると書き物から離れてお芝居少女(ガラスの仮面の影響力!)になるのですが、台本はみんなで作ってましたねえ。
高校生・大学生では再び物語を書き出しますが、周囲には秘密にしていました。いろんなことが積み重なってきたおかげで、趣味友だちというのを作るのが怖かったんです。
――ずーっと。長いこと。どんな形にせよオハナシを作りつつ、そのベクトルは内側へ内側へと向いていました。おかげで、一人でオハナシを書いて一人で楽しむ、というスタイルが定着しいつの頃からか「隙あらば本を開こうとする変な子」と陰口を叩かれるようになりました。協調性に欠けるとか、社会性に乏しい、なんて言われ方をすることもありましたなあ(遠い目)。
いわゆる「物語ジャンキー少女」のままオバチャンになった私は、帯留めのような小物ひとつとっても、物語を匂わせるものが大好き!
――もしもし?私、〇〇ちゃん。今、貴女のおうちに向かっているの。
有名な都市伝説の一節がパッと思い浮かんだと思えば、そこからスリラー映画の鮮烈なワンシーンを連想したりと、身に付ける前から楽しさいっぱいの帯留めちゃんとの出会いは為すべくして為ったと言ってもいいでしょう(と……断じて疑わない、オカルト風味強めの私)。
実用面から見ても、渋みの強い真鍮の色合いが古いきものにもしっくりくるので、意外と使い回しよく楽しめるのも大きな魅力です。
それにね?
実際に、この帯留めがきっかけになってお話に花が咲いた事、何度も有るのですよ。
きものがお好きな方は帯留めを会話の糸口になさることが多いですから、もちろんこういう変わった細工はすぐに目に留められます。
若い方の中には、固定電話に馴染みが無い方も多い時代ですから、
「これ、何ですか?」
「昭和の電話ですね、博物館で見ました!」
等々、私の視点からは見つけられそうも無かった新たな『物語』が生まれることもありました。
電話というコミュニケーションツールが繋ぐ御縁。
物語好きが高じて手にした、新しい物語との御縁。
象徴をユーモアでもって味付けし、形を為した、帯留めという小物の魔力と言ったら表現が飛躍し過ぎてしまうでしょうか?
でもね、「物」というのは、人が思いを込めて作るのでしょ。
やっぱりそこには何かしらの思いが乗っかってるんじゃないかなあ……とね、信じたくなっちゃうのです。
いかがでしたか
今日の小話、物語ジャンキー少女のお話からいつの間にか、オカルト大好きオバチャンのお話になってしまってましたね。
おお、怖い……これこそがオカルトの醍醐味ってやつでしょうか?←なんか違う気がしますね💦
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