毎日連載『一日一妖!』 7月19日【マー】
初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
こんにちは、あらたまです。
『一日一妖!』とは――
怪異や怪談が大好きな私あらたまが、妖怪や怪異に関連する与太話をさせていただくという連載企画です。
毎日読むのにちょうどいい、約1000字の超ショート・ショートテキストサイズ!
さっくり楽チン軽やかな、ゾワッと怪しいひとときを楽しんでいただけたら嬉しいです。
特段にやることも無い日だったので、平日のように作業に勤しんだ日曜日でした。なんだか、予定が入れ辛い状況になってきちゃったなあ……また暫くは、こんな状況が続くんでしょうか?
とりあえずは、出来る事を出来るだけ、粛々と。
それでは、前置きはこのくらいに。
本日の『一日一妖!』始めましょう。
【マー】
沖縄でいう妖怪。牛の鳴き声をする妖怪だという。
また、鹿児島県では妖怪を意味する幼児語でもある。
ありえない場所にありえない事象が発生する――
怪異の特徴を表す構文として、最もポピュラーなものとして上記が挙げられるのではないでしょうか?
山中、獣道の奥から、赤ん坊の声が聞こえる。
ホテルの最上階、ベランダも非常階段も無い窓を、コツコツと叩く音がする。
嵐の夜、沖に船など出るはずもないのに、海面に揺れる灯火……。
――例を挙げると、こんな感じかしら。
あるはずないじゃん!が目の前に現れるというのは、怪しい話やこの世のモノとは異なる何かの発露、またはその起点なのかもしれません。
認知のエアポケットに巻き込まれ、私達の思考が一時停止した瞬間を狙いすまし、思考の表面に穴をあけて押し広げ此方側に這い出ようとする何モノか……恐怖と呼んだり、怪異と呼んだり、人それぞれに呼び方は違いましょうが、沖縄や鹿児島ではそれらをマーと呼んでいるのじゃないかしら?
平易な、擬音語とも擬態語とも判別しがたい音を充てるあたりに、不可思議な体験の数々や得体の知れない何かに対する畏怖を感じてしまいます。
手応えの無さそうで有りそうなものを際立たせ、切り取る。そういう言語のセンス、侮りがたく大好きでございます。
了
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最後までお読みいただいて、感謝感激アメアラレ♪
また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ
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