火・水曜日連載『あらたま流きもの雑記』 3月10日 きものを着た後はどうしましょ?
初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
こんにちは、あらたまです。
『あらたま流きもの雑記』とは――
火曜日と水曜日の連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
水曜日は普段きもの一式の紹介と解説と、きもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答をお届け。
・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。
毎日、なにかしらnoteで記事を書いております。
ありがたいことにまだ始まったばかりの、この連載を見て・読んで下さる方が私の予想よりも多くてですね……その……ああああ、ありがとうございますっっ(感涙)
正直な話、以前に書いていた妖怪についてのアレコレよりもウケが良くてですね……あの、その……なんだかいろいろ!どうもすみません(号泣)
もっと早くに「そうだ、きものnote書いてみよう」て思いつきゃあ良かったですよね。
そうそう。同じ週にスタートした木曜チョイ怖『同人誌の夜』も、たくさんの方の目に留まっているようです!
中には第一回にしてマガジンを買ってくださり、今後の連載を「ばーっちこぉーい😆」(←すみません、私の脳味噌ではこのように変換されてしまいますのです、ハイ)と待っていてくださる方も……えーっと、あの……もうもう!いろいろと、もう!ああ、ああ、ありがとうございます💐💐💐💐💐
皆様のご期待に沿えますよう、誠心誠意オモロイとは何ぞや研究を重ね書いてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
さて。だいぶ話が飛びましたが。
本日の普段着一式、ご紹介いたします。
ポリ小紋、黒綿レース半衿付きの猫市松柄長襦袢、カフェエプロン
一日中おこもりが決まっている時は『働き者きもの』と称した和洋折衷で過ごしている私です。
※働き者きものについてはコチラをご参照ください。
が、最近はおこもりしていても「銀行行かなきゃ!」「郵便局、行かんとダメかー!」と突発的に出かけないとならない機会も増えてきています(コジンジギョウヌシー♪)。
そこで、実証実験スタートです。
急な外出にも対応できるような働き者系の着方ってできるかしら?と。
今日は、帯を締める直前の段階までは正攻法で着て、カフェエプロンをいつものように半幅帯感覚で乗っけました。
帯まできちんと着付けて長エプロンや割烹着を着るよりも、お腹の締め付けがほどほどな分、洋服感覚で動けます。あと、私個人の感覚だと着崩れもそんなに驚くほどしないかなあという印象です。
普段着ですから、ガツガツ動き回っていれば多少の着崩れは許容範囲。いざ外出!となった際は、普段通りにチョチョイと直して、半幅帯を文庫やカルタに結んでしまえば5分と掛からず出掛けられるんじゃないかなあ。
この働き者きもの改が軌道に乗ると、おこもり中でもお洒落の振り幅が広がりますから、純粋にきものがますます楽しくなる予感がします。
大雑把であっても、かわいかったりステキだったりする方が嬉しいですから( *´艸`)
水曜日はお悩み回答の日です
きものを着付ける情報はテキスト・動画の別無くあるけれど、その後……一日を終えて、その後は?というのを意外と知らない方が多いのではと教えていただきました。
毎日着ているものだから、洗濯等のメンテナンスも気になりますよね。どんな風に取り扱ったらいいか分からないことで、きもの生活のハードルが上がっている方いらっしゃるかも……というわけで、本日は『きものを脱いだ後のこと』について書いてみます。
脱いだらハンガーへ
きものに限らず、衣服は着て過ごした後には水分を含んでいます。
液体としての汗は肌着をきちんと身につけていれば吸い取ってくれますが、水蒸気状の汗は衣服全体にこもっているのです。
なので、脱いだらすぐにハンガーにかけます。体温によるぬくもりが残っているうちにかけてくださいね。そうすることでヘンテコなシワが付くのを防ぐことができますよ。
紐類はなるべくシワを伸ばしながら。
長襦袢は半衿をつけたまま、洋服用ハンガーにかけちゃいます。
帯は幅が広いので和装ハンガーへ。
きものは和装ハンガーにかけてるんですが……写真撮るの忘れた!
ハンガーにかけたらば、すぐにクローゼットなどには入れず、一晩ほど部屋干しして湿気を飛ばします。
あ、そうそう!部屋干ししてる時に、衣服ブラシで目に見えないホコリを取りましょう。その際には食べ物のこぼし染みや泥はねなどの汚れが無いかどうかのチェックもお忘れなく。
日々のメンテナンス
湿気が飛び、汚れやほつれなどの問題が見つからなければ、畳んで収納して終わりです。
紐類も基本は洗いません。
手でシワを伸ばしながら五角形に畳んでしまいます。
畳み方もいろいろありますが、こちらの動画の手順が私のやり方に近いです。
こうやって畳んでおくとシワが伸びるのはもちろん、半分に折ってから畳むので、次にきものを着るときに腰紐の真ん中を一発で取ることができます。
※着付けの手順では、腰紐の真ん中を持つというのが基本。
これで腰紐の幅はだいたいキープできますけれど、使っていれば結びジワはどうしても蓄積してきますので、二週間にいっぺんくらいはアイロンかけてます。
御洗濯は?
きものはスーツや学校の制服のようなものと捉えていただければいいと思います。訪問着などここぞという晴れの日に着るものは、結婚式やホテルが会場の豪華な同窓会などに着ていく『とっておきのワンピースやスーツ』という感じ。
なので、頻繁には御洗濯に出したりはしません。
衣替えのシーズンになったら、馴染みの呉服屋さんに持ち込んでクリーニングをお願いします(ポリエステルや木綿など『洗える』きものはおうちで洗います。洗剤のエマール入れて洗濯機の手洗モードにおまかせ。浴衣みたいに!)。
ただし!
食べこぼしなどの重大な汚れがついてしまったら、一刻も早くクリーニングを!!
御自分で何とかしようと、こすったり叩いたりすると、汚れが取れなくなってしまう場合があるので、すぐに専門家にお願いしましょう。
いかがでしたか
私のきものは「脱いだら干す」だけ。
着るのが一番のメンテナンスと思っていますが、袖を通さずにシーズンを終えてしまうきものももちろんあります。
そういう場合もスーツと同じで、防虫剤を取り替えたり、トラブルがないかどうかお部屋に吊るして点検することで生地に風を通します。クリーニングに出すか出さないかは臨機応変に。
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それでは。
最後までお読みいただいて、感謝感激アメアラレ♪
また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ
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