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火曜日連載『あらたま流きもの雑記』 11月16日 もうすぐ!スケジュールが緩くなるから!きもの一式、用意ぃぃぃ!!

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『あらたま流きもの雑記』とは――
 火曜日連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
 主に普段きもの一式の紹介と解説、少々のお出かけレポートをお届けします。また、私がきものに思う事、きもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答が、それぞれ小話として付いています。
 ・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
 ・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
 ・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
 きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
 大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。

 寝不足が祟りに祟った一日でした。嗚呼、残業なんてするもんじゃないですね(´;ω;`)ウゥゥ

 昨日の夜、作業の進み具合に遅れがあったわけではないのですが、どうにもキリが悪いような気がして「少しだけ」と自分に言い訳をしながら残業しました。
 少しだけ……なんて、ほんとに少しで済むわけがないのですよね。一旦エンジンがかかればミッドナイトハイです。どっぷり、夜更かしです。

 このツケは覿面にお肌に出まして、大変に凹んでおります。
 作業の大半が手を離れた後に楽しむきもの一式について楽しく妄想して、ちょっとでも元気出したい……暫しのお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。
 ではでは、いつものプチ宣伝をどうぞm(__)m

 薄気味悪い。居たたまれない。腑に落ちない。
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本日ご紹介の一式

 だいぶ前の写真になりますが。
 軽いおでかけをした時の一式だと思います。

 紅花染め紬の胴抜き、リバティプリントの半幅帯

 真っ白な半衿を付けるにはくだけた気分でしたので、軽い水玉プリントの上にふわっと刺繍が入ってるハギレを使ってみました。

 半幅帯は某百貨店の催事に出店なさっていた梅屋さんのブースでお迎えしたもの。どんなきものに乗っけても不思議としっくり纏まっちゃうので、ヘヴィに愛用している一本です。

 胴抜きに仕立ててもらったこのきもの、暑がりの私は盛夏以外はガンガン着てしまってるので、体にひたーっと馴染んでとても着易くなっています。
 胴抜きっていうのは、きものの裏地が袖口と裾まわりと衿にしかついてない仕立て方の事です。パッと見には裏が付いてるのきものに見えるんだけど、着心地自体はほぼ単衣(裏が付いてない一枚仕立て)っていうもの。地球温暖化で季節が読みづらい昨今は大変頼もしいのです。

 来週の今頃は、ちょっとはスケジュールが軽めになってる……ハズなんです。
 このくらい軽めの一式で、帯周りも写真みたいにゆったりにして、週末にのんびり近所を散歩できたらいいんだけどなあ。


ぶっちゃけkimonoてモテるのか?問題

 最近は出掛けるとしても家族と散歩くらいですし、会食も二年以上無いですから、モテる・モテないの実証実験どころか、そういう御質問を受けることも無くなりました。
 ではメンドクセエ疫病禍以前の事を思い返してみてどーなのよ?て話になりますと……これっぱかしもモテなかったよー(鼻ホジホジ)

 企業サイドからのちょっとしたサービス追加、というのは有りましたよ?
 夏になると『浴衣でお越しの御客様に〇〇割引き』とか『ドリンク一杯無料』とか、そういうのを目にされたことはどちら様もあるんじゃないかしら。
 ……つまり、その程度でした。
 マニュアルで手厚いおもてなしを設定してくださってるところですと、例えば、膝に掛けるナフキンを一枚余計に用意してくださったり(裾だけでなく、衿汚れにも配慮してくださったんですね)、足をガバーッと開けませんからスツール席ではなくテーブル席に通してくださったり。

 そもそも。きものも服の一種です。モテるもモテないも、服の中――装う人のひととなり――の問題じゃないかなあ。
 センスの良い方は抜群に素敵ですし、素の私の野暮ったさはどんなに着飾ったところで滲み出てしまうもの。服に合わせた振る舞いは日頃の訓練次第なとこもありますけども、服に相応しい人間性を身につけようという心意気はきっと今この瞬間からでも胸に秘めることはできるんじゃないでしょうか?

 ああ、そういえば。ちょっと恥ずかしいお話が一つありました。
 その日は木綿の単衣で、長袖ババシャツの上からうそつき衿を付け、ヒートテックの股引を履いて近所をふらっとする用のラフな下駄をつっかけていたのです。要するに、近所の居酒屋に一杯だけ引っ掛けに行くような、超油断モードですね。
 そこへ運悪くお母様に手を引かれた小さなお嬢様がワアアアアと顔を綻ばせながら近づいてこられましてね。
 「おきもの、お姫様みたいでステキですね!
 て、おっしゃったの……なんといいますか、いたたまれなかったです。
 たぶん、ディズニープリンセスとか大好きなお嬢様だったんだろうなあ。そういう未来の御姫様の夢をぶち壊すようなことはしちゃいけないなと思いましたし、せめて背筋をシャンとして下駄をカッコよくカラコロいわして歩けるようになりたいなと赤面しました。


いかがでしたか

 今年はクリスマスに忘年会と賑々しい催しに彩られた年末になるのでしょうか?
 特に予定もないや、まだ長距離移動はちょいと様子見するよ、等々おうちでお過ごしであれば……御部屋着の上から浴衣を重ね着して温泉旅館にカンヅメになって原稿仕上げてる文豪ごっこなんて、洒落込んでみませんか?
 なかなかに趣があって、楽しいですよ(;^ω^)

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 それでは。
 最後までお読みいただいて、感謝感激アメアラレ♪
 また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ

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虎徹書林店主あらたま
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