火・水曜日連載『あらたま流きもの雑記』 5月5日 rock……ではないと思イマス。淡々と生きてます。
初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
こんにちは、あらたまです。
『あらたま流きもの雑記』とは――
火曜日と水曜日の連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
主に普段きもの一式の紹介と解説、少々のお出かけレポートをお届けします。そして、火曜日は私がきものに思う事等のエッセイが、水曜日はきもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答が、それぞれミニコーナーとして付いています。
・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。
連休で大概の場所がお休み中のところ、私、体調が低空飛行でございます。主に外科的な方面なので、頭の中はそこそこ元気、というのが非常にメンドクセィなんですね。
昨日、PCでの原稿作成がどうにも進まないほどに、左腕から肩・首にかけて痛くて痛くて!連載をお休みしてしまいまして、楽しみに待っていてくださった方々にはまことに申し訳ございませんでした。
昨日の記事は来週の火曜日に、もう一度よーく磨いて皆様にお届けする予定です。それまで今しばらく、お待ちいただけたら嬉しいです。
本日ご紹介の一式
動くと暑い、止まると肌寒い。
そんな体に負担がかかる気温の乱高下に悩まされるときは、私は思い切って浴衣を選んでしまいます。
夏に着るにはちょっと生地が厚くて……失敗しちゃったかな?でも柄が可愛いから処分するのももったいないな……そういう浴衣はお部屋着として年がら年中着ちゃうタイプです。
御部屋着木綿、カフェエプロン
浴衣を御部屋着にするときには、創意工夫を全力でぶち込みます。
春は機能性肌着で体温調整をしっかりフォローして、襦袢替わりに薄手のパーカーをイン。裾除けに相当するのは、スウェットのパンツだったりデニムだったり。この日は肌着が強力だったので、パーカーではなくTシャツを着てました。
浴衣然として着るのは、ほんとの真夏くらいです。
秋から冬にかけては、その季節のリアル一式をモデルに、具体的に書きましょうね。
和装時髪形問題……未だに研究中です
これからどんどんと気温が上がり、小ざっぱりと涼し気な装いをめざしたくなります。
私は汗かきなので、汗を素早く蒸散させることと、冷やし過ぎて夏風邪を呼ばないようにするのが至上命題です。
あと、涼し気な見た目ってのにも気を配ります。ここは和洋問わず、ですね。むさくるしい印象というのは、他人様だけでなく、自分自身のメンタルにも良い影響は与えないもんだと思っています。率先して鏡を覗かなくても、御部屋や街中には至る所に姿見代わりに我が身を映し出してくれるものが溢れていますから、その度に「なんだあの暑苦しいヤツ……げ、私か!」とげんなりするのはかなりキツイもんがあります(悲哀)。
きもの着てる時ですと、私の場合ヘアスタイルに困ることがあります。
洋服の時には大雑把に一本括ったり、耳を出したりするだけで、無造作なニュアンスがむしろ良いと思えていたのが、どうにもおさまりが悪いことがあるんですね。
もうちょい、こう……小ざっぱり感が欲しい!てなるのです。
私の髪形は、髪質や頭の形を熟知した美容師さんが、分量を調整し段を入れ毎度カッコよく仕上げてくださいます。現在伸ばし途中の段階でもしっかりとまとまる、イイ感じのボブヘアです。
ところがきものを着るときにそのままのボブですと、衿に毛先が付く感じってのが、むさくるしいというか、目にも暑苦しい。
なので『ボブヘアでもできる!』と謳われるテクニックを調べに調べ、すっきりとしたまとめ髪にするべく孤軍奮闘しますがレイヤーが入っていると想定外のアホ毛が出現して泣きたくなることもあります。そもそも、忙しい朝、髪形に手を掛けてやれる時間は限られてますから、激ムズ&超絶スキル必須なテクニックは早々に挫折してしまいました。
先日、この悩みを解消すべく、アーデモナイコーデモナイと実験したり情報を集めた結果、ターバンが便利だと気付きまして、目下愛用中です。特に手拭いをターバンにするアイデアが秀逸です。
大好きなSOU・SOUさん御提唱の手拭いをターバンにする方法、滅茶苦茶簡単だけどもしっかりと髪がまとまり、大変に便利です。
ちょっとした工夫で耳隠し風に見せることもできますし、半衿とのコーディネートも手軽にトライできそう。
Instagramのきもの一式記録にも「その日のターバン」を追加してみようかしら。
いかがでしたか
きものを着るから、結い上げるために髪を伸ばさなければならない――という決まりはありません。つやっつやの黒髪でなくてはという決まりも無いのです。
斯くいう私は、ついこの前までうなじやら耳上数センチやらを刈り上げて、ツーブロックに仕上げてもらってました。白髪をメッシュに擬態させるために、パキッと明るいピンクやグリーンのヘアマニキュア入れたりね。
中学や高校で「なんでこんなヘンテコなのを守んなきゃいけないんだろう?」と、訝しがりながらも従ってきた校則も今は昔。もう大人なんだもの、自分の価値観をルールとして歩いて行けばいいし、おかしなものはおかしいと声をあげて自由に『日常』を楽しめばいいと思います(現役の学生さんだって、妙な校則にはオカシイ!て声をあげるでしょう。私にもその……覚えがありますよ)。
伝統的に見て、そんなのオカシイ。そういう人もいるかもしれないけれど、そもそも伝統って何でしょうね?それまでの価値観を肚に落とし込んだうえで「ならこういうのはどう?」と提案し、塗り替えてきた開拓者……傾奇者がいたからこそ、いつまでも新鮮さを失わず生き残ってきた側面もあるはずです。
古いモノを掘り起こして珍しがったり愛でるだけが温故知新ではないと思います。今を生きてるのは誰か?今を作っていくのは誰か?そういうのを私は体現したいし、提案していきたいなと思うのです。
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それでは。
最後までお読みいただいて、感謝感激アメアラレ♪
また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ
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