火曜日連載『あらたま流きもの雑記』 9月28日 私も猫もきもので気分がアガるのよ♪
初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
こんにちは、あらたまです。
『あらたま流きもの雑記』とは――
火曜日連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
主に普段きもの一式の紹介と解説、少々のお出かけレポートをお届けします。また、私がきものに思う事、きもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答が、それぞれ小話として付いています。
・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。
緊急事態宣言の解除が正式に決定したのだそうです。
とはいえ、しっかりと「リバウンドを避けるためにも、国民のみなさん、いきなりハッチャケないように」と注意喚起も早々出ているようで、今の暮らしぶりを継続しながら徐々にアクセルを踏み込んでいった方が良さそうですね。
さて、本日の前置きは、こざっぱりと切り上げて参りましょう。
いつも通りに、まずはちょっとだけ宣伝をどうぞ♪
薄気味悪い。居たたまれない。腑に落ちない。
読んだら『気疎い』気分になる(かもしれない)、怪奇系短編小説集。
秋の夜長、虫の声をBGMに怖い話を楽しむのも乙なモノでござんすよ!お一ついかがでしょう(^^♪
本日ご紹介の一式
出したてホヤホヤ!昨日の一式です。
お書き物着、ガチャピン色半幅、カフェエプロン、七窯社さんのイヤリング
先週までDIYが立て込んできものに袖を通す余裕がありませんでした。今週はちょっとウキウキ!
心身に余裕がある時は、自分自身をどんどん楽しみましょうね。
七窯社さんは美濃焼タイルをアクセサリー作りに生かされています。ほんわか可愛く、温もりの中に伝統の技を垣間見て、毎日使いしても飽きの来ないデザインが魅力です。
以前より樹脂キャッチのイヤリングを愛用しておりまして、Instagramのアカウントもフォローさせていただいてるのですが、この度ご縁あって青空を切り取ったような優しいイヤリングをお迎えしました。
毎日このイヤリングを眺めては「早く一緒にお出かけできるようになりたいねえ」と呟いていたのですが、ここのところココロの潤いが欠乏気味でしたし、久しぶりにきものに袖を通したのが嬉しくなったので、テンションにブーストをかけるような気分で身に着けてみました。
耳元にぽっちりと、清々しい秋の空!
何かの拍子にガラスや鏡に我が身が映るたび、思わず笑みがこぼれます(ΦωΦ)フフフ…
これこれ!こういうお楽しみ感なんです、装う楽しさ!
作業着でも、カジュアルダウンしていても、御守みたいに元気づけてくれるアクセサリーが一つあると、暮らしの彩度が上がっていいですね🎵
きものと猫のチョイ謎な関係~うちのにゃんこ先生の場合~
呉服屋さんで、ちょいと耳に挟んだお話なんですけども。
「うちのお店の御常連さんに限ったことなのかしら?他で訊いたこと無いのでわからないんですけどね、うちのお店にいらっしゃるお客様、猫を飼ってる人がやたらと多いんです」
なんでそういうことを仰ったのかというと――私の腕にできたてのひっかき傷があったのと、袖の振りに白い猫の毛が一本ついてたから。
え、そうなの?とふと思い返しますと、Instagramのきもの系フォロイーさんの中にも猫と暮らしてる方って多いかもしれません。
うちのにゃんこ先生の場合は私がきものスタイルを始めてからの同居生活で、きものと言えば猫だろう!みたいな理由はこれっぽっちも無くお迎えしたので、上記の説はまったくピンと来なかったんですね。
ところが。
にゃんこ先生をお迎えしたタイミングで、きもの周りにやたらと猫をあしらったアイテムが増え始めたのは驚きました。きもの、帯、帯留め、鞄、手拭い、半衿……猫モチーフの和雑貨の多いことと言ったら、猫好きを破産に追い込むつもりか!という勢いです。
ちなみに、以前ワンコ大好き派のきもの好きの方にこんなお話を伺いました。
「猫派は選り取り見取りで羨ましいわ。犬モチーフって言ったら大抵は狆(チン)かポメラニアンなのよ……私の探し方が悪いのかもしれないけど。ねえ、ミニチュアダックス柄の帯、見つけたら教えてくれない?」
言われてみると、犬モチーフは肉球やオヤツ骨の連続柄や、マルチーズともポメラニアンともとれるロングコート犬の帯揚げ――あ、でも。これらはもしかすると個人でお楽しみのハンドメイドだったかも……。
猫と暮らすきもの好きさんのあいだでは「あるある~!」というお話として、猫はきものが好きという説があります。
きものを畳んで仕舞うのに、床などにわさっと広げますでしょ?
そうすると、何処からともなく、のそのそっと猫がやってきて「やれやれ」という風に座り込んじゃう。専用敷布か!てなもんですよ。
帯締めの房で遊びたがるし(ボロボロになるので絶対阻止)、帯にはパンチしたがるし(ボロボロになるので以下同)、こういう猫エピソードで盛り上がることしばしばなので、大きく外れてる説ではないと思うんですね。
何故こんなに詳しいかと申しますと、うちのにゃんこ先生もきものが大好きだからです。私のにおいが付いてるからじゃないの?と最初は信じてなかった家族も、にゃんこ先生が私のお洋服にはそれほど執着しない様子を見て「きもの、好きなの?」と半信半疑ながらも信じている様子。
さて、そんなにゃんこ先生ですが、きものなら何でもいいというわけでも無いようなんですね。
化繊や木綿など、比較的猫の各種攻撃に強そうなきものはあまり好みじゃないようです。正絹、大好き。それも一張羅や抜群に良い手仕事モノなど、猫の爪の刺さり心地が良さそうな良きモノを選びたがりますねえ……やめてホントにお願いしますやめてくださいいいいい(´;ω;`)ウゥゥ
なるべく服を長持ちさせるならお手入れ必須ですが、猫の毛ってブラシでもなかなか取りにくくてやっかいなもの。きものも例外ではなく、にゃんこ先生にいいようにされたあとはほんとに大変なんです。爪で穴を開けられたり、蹴り蹴り噛み噛みされたりしたらもう……。
昨日も、写真を撮ってる最中に「お、久しぶりにキモノかい」てな感じで、やってきました。中断したお昼寝の続きをしたかったのか、喉を鳴らしながらフミフミしたかったのか、ただ単に写真撮ってもイイよと思ったのか、真相はわかりません。
へにゃッとした髭がそこはかとないガッカリ感を醸してる……ように見えなくもない。
前述の通り、昨日は作業用浴衣でした。
当然彼のお好みではありませんでしたから、ちょっぴり「なーんだ……」て残念な思いをさせたかもしれません。
写真撮影はつつがなく済みましたので、その後はお利口さんぶりをたっぷりと褒めてあげました。袖口にたっぷりと毛がついてしまったのは御愛嬌、作業用浴衣は丈夫なので、粘着コロコロできれいにしました。
いかがでしたか
きものと怖い話の親和性の高さについて、先日ちょこっと書きました。
今日は、きものと猫!
思わずたっぷりと書いてしまいました。毎日のことですから、あれもこれもとキリが無いんですね。
今後も思い出したら書いてみたいと思います。
まずはきもの周りの猫モチーフかな!
※小話ネタが見つかってわっしょーいい( *´艸`)
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それでは。
最後までお読みいただいて、感謝感激アメアラレ♪
また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ
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