【希里峰の苗床:定期購読マガジン】 2022年9月16日版
御無沙汰しております。虎徹書林専属作家の希里峰です。
御無沙汰も御無沙汰、noteの新規ファイルに向き合うのがどんだけぶりだ?という話です。
なんなら、定期巡回もお休みしていました。
細く長く楽しく書いていくために、noteとの関係をちょっと見直してみようというかなりぶっ飛んだ試みは、いまのところ良い成果をもたらしてくれているようです。
noteをお留守にしてる間に、ペーパーバックの新刊を一冊上梓し、チョイ怖を一本書いて昨日公開しました。伸び伸びと「書きたいテーマ」に沿って書くという、敢えてどマイナー街道をゆく決意をした日を思い出すことで、だいぶ筆が進むようになりました。初心、忘れんなよ!←自分に言ってます。
今日はその辺りも踏まえまして、マガジンを購読くださっている皆様並びに、もしかしたらちょーっとは心配していてくれたかもしれないフォロワー様に、諸々の報告をしたいと思います。
1️⃣新刊『泡沫ノ怪』を出しました
noteでも度々更新情報を流してみたものの、反響ほぼゼロだったInstagramストーリーズでの写真と怖い詩の合体企画を、一冊の本にまとめました。
自虐でもなんでもなく、私はこの企画をとても楽しく気に入っておりましたので、いつかは明るい日陰を歩かせてあげたい一心で愛でに愛でて、全編フルカラーの小さなムック本風味に拵えあげました。
Instagramで泡沫の如く24時間で消えていった写真とコトバをスクラップ&ビルド。さらにそれを推進剤とばかりに、掌編小説へと膨らませてあります。
写真と詩と怖い話が合計20本。そのうち三本はInstagram未収録です――と書くと簡単な焼き直しに思われるかもしれませんが、スクラップの工程を徹底的にやりましたので、もうこれ、ほとんど全編書き下ろしです。
Twitter某所をご覧の方におかれましては「もう見飽きた!」と仰られる向きもあるかもしれませんが、一応書影付きのお買い物リンクを貼っときますね。
2️⃣虎徹書林のチョイ怖第四話『無彩色の蛹は極彩色の羽を夢を見て』全文公開
以前こんなような告知を書きました、チョイ怖第四話ですが、紆余曲折ありましてタイトルも二転三転、漸く脱稿・公開の運びとなりました。
「え?どこに?」と思われた方、申し訳ございません。
noteでの公開はもうしばらく先になります。
縦書き投稿と約12,000字の全文一気読みに耐性がある読者様が比較的多いことから、pixiv小説での先行配信をやってみることにいたしました。敢えてリンクを貼ることは致しません(理由は後述)。
こちらの全文公開は期間限定(二週間~一ヶ月くらい)を予定しております。
その間に、noteでの読みやすい体裁に仕様を整え、毎週木曜/全四回の配信をすすめてまいります。
※noteだと3,000字でも長いのだそうです。それと、横書きであることと一行あたりの文字数のバランスで、私みたいなくどい作風だとリーダビリティの担保が難しいのです。
なるべくnoteの読者様が慣れ親しんでいる「読みやすさ」を追求したいとは思いますが、作風が作風ですので……特に今回はしんどさ第一・ど真ん中に中二病・エモとは程遠いなんちゃってSFと、いつにもまして非お役立ちにして学び要素も癒し要素もゼロでございますので、ぶっちゃけアレです、暇を持て余しているからといって無理に読まない方が良いです。
3️⃣虎徹書林の実店舗がプチっとオープンしてました
こちらもTwitter某所ではすでにおなじみの方もおられると思いますが、虎徹書林の実店舗ともいうべき場所が、東京は書物とグルメの街神保町にてひっそり誕生しておりました。
昨今ちょっと話題のシェア型書店で一棚、御縁に恵まれたんです。
本屋さんの御名前がまた素敵――猫の本棚さんです。
文化の薫り高い神保町に佇む、外国の古書店のようなお店で、オーナー様のおうちの猫さんがモデルと務めたロゴの看板がお出迎えしてくれます。
店内はこじんまりとしていながらも、映画や音楽、ポップアートやディープな趣味に精通なさっている各界プロフェッショナルの棚主の皆様のセンスが溢れかえっておりまして、思わず「なんだ、この贅沢空間は……」と圧倒されること請け合いです。
そんな素敵なとこにヘッポコ運営の虎徹書林が入ってるなんて、冗談も休み休み言え!と仰られるのももっともなんですが……本当なんです💦
かくいう私も、日ごと続々と素敵な棚主様が登場する光景を拝見していて「私、大丈夫?息してる?」と心配になるくらいです。家族には、ならばがんばって書かなくちゃ🎶とこれまたもっともな激励をもらってます。
なので、ぜひ猫の本棚さんへ足を運んでいただいて、虎徹書林の奮闘(?)ぶりを確かめていただきたく平にお願い申し上げます。
4️⃣11月の文学フリマ東京35に出店します
八月末に『泡沫ノ怪』を出しましたけれども、欲を言えばあと一冊出したいなあと思っていまして、現在文学フリマ東京35でのお披露目をめざし短編集を書いているところです。
今回は会場規模が拡大するとか、デザフェスと日付が重なるとか、すでに慌ただしい気配のなか、虎徹書林もがんばるぞー!と穴倉一同活動しております。
いまだ疫病禍がしつこくて「会場でボクと握手!」は難しいですが、新刊買ったり、既刊買ったり、フリーペーパーやショップカードをお持ち帰りしたりと、楽しみに足をお運びいただけたら幸いです。
※前回、本にサインをするという貴重な経験をさせていただきまして、今回ももしかしたらがありますから練習していきますね。店主サインと作者サイン、どっちも書けるようにしとこう!
だらだら書きましたが、3000字以内には収める事ができました。
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
ではではまたそのうち……( ´Д`)ノ~バイバイ
この記事を書いた人(の中の人)
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