トップをねらえ!

 トップをねらえ!第五話を視聴。これもちゃんと観るのは2回目。なんとなく観たくなって再履修。「炎の熱血友情ハードSF宇宙科学勇気根性努力セクシー無敵ロボットスペクタクル大河ロマン!!!!!」というキャッチコピーのとおりハチャメチャに色んな要素がてんこ盛りのロボットアニメ。最初の数話は特訓と称してマシンでランニングしたり縄跳びしたりとコミカルな描写が多いけれど三話後半からSF要素とシリアス要素が強まってくる。そして四話のガンバスター出撃から一気に「無敵ロボットスペクタクル大河ロマン」観が増してくる。っていうかガンバスターが強すぎる。そんなにロボットアニメは詳しくないけれどそれこそトップクラスに無敵感が強い。
 そしてやっぱり切ない&激アツの第五話。地球に帰ってくるものの宇宙と地球での時の流れが違うために自分だけが取り残された気になるノリコ。愛する人と同じ時間を過ごせないカズミ。そして迫りくる宇宙怪獣と繰り出される名言。「敵の数が多すぎて宇宙が黒く見えない!敵が七分で黒が三分!いいか、敵が七分で黒が三分だ!」あまりにも絶望的な状況だということが伝わってくる。そして地球の未来を賭けて出撃するバスターマシン。否応なしに宇宙と地球とでの時間の流れが隔てられていき絶望するカズミ。それを必死に説得するノリコが熱い。今まで「お姉さま」として慕ってきたカズミに檄を飛ばして心を揺らす。そしてトドメの「お願い、カズミ、たたかってぇ!」カズミ覚醒。そこから流れる名曲「FLY HIGH」完全勝確パターン。コーチの言う通り「1人1人では単なる火だが2人合わせれば炎となる。炎となったガンバスターは無敵だ!」宇宙怪獣なんて敵じゃない。そして「お姉さま、『アレ』を使うわ。」「ええ、よくってよ。」という最高すぎるのやりとりから繰り出されるスーパーイナズマキック。爆散する宇宙怪獣たち。無敵。最高。その後の宇宙怪獣を蹂躙する二人が素敵過ぎる。バスターミサイル、ホーミングレーザーはまあ分かる。バスターシールド。それ、どうなってるの??どこからそのマントっぽいの出てきた??そして宇宙怪獣の押しつぶし攻撃を受けた時の「まさかこんな攻撃があるなんて」「ええ、思ってもみなかったわ」という発言とは裏腹の不敵な表情と繰り出せれるダブルバスターコレダーが好きすぎる。観ていて楽しい。ぶっちゃけここの戦いが観たくて見直している感があるくらい。
 でもまあ見直して色んな発見はあった。ノリコの部屋に飾られているのがトトロとナウシカのポスターだったり惑星大戦争だったりと小ネタが沢山仕込んであった。そして個人的に好きだったのはワープ技術とかガンバスターとかいう最強無敵ロボットを作ってるわりに時速750キロで走行する新幹線の中で売られている岡山土産が「テレホンカード」だったということ。あそこまで技術が進んだ世界でも主流なのがテレホンカードなのはちょっとほっこりする。

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