【映画感想】『BE:the ONE』は万病に効く
BE:FIRSTくんのドキュメンタリームービー『BE:the ONE』(監督/オ・ユンドン&キム・ハミン)観てきました。
私はいつも彼らをなめてかかってしまう。…否、なめているわけではない。
彼ら…BE:FIRSTが、BMSGが、SKY-HIが、いつも、私の想像を超えてくるのだ。
■4DX SCREEN
デビュー2年目のアーティストのドキュメンタリー映画。そう聞くと、通常の劇場でも良いような気もする。だけど、私が観に行くのはあのBE:FIRST。通常では物足りなくなるだろう…そう悩んでいた時、「4DX SCREENがおススメ」というツイートを見た。
正直、「なんかちょっとレア環境で観れた方がええよな」くらいの感情だったので、おススメ通り4DX SCREENで鑑賞することに。
大正解・大勝利・大興奮・大疲れだった。
予告が終わり、いよいよ本編か…?と思った瞬間、目の前には宇宙が広がり、スクリーンが左右にまで開くような感覚を味わった。
その瞬間、謎に「どうしよっか!」と己に問いだした。
なんだろう、まだ始めってもないのに、とてつもなくすごい体験をできるような予感があり、とんでもない高揚感を覚えていた。
■BE:FIRSTを知る映画
※映画の内容のネタバレアリです!
内容の全てを映画内で知りたかった。だから鑑賞前にどんな内容かも調べず、挑んだ。
予想は「オーディションからツアーを行なうまでの彼らの道のりや葛藤などを魅せつつ、たまにライブ映像を見せてくれる」というもの。一人ひとりの人生を少し深堀して見せてくれるのかなと重いっていた。
しかしまったく違ったね、まいったこりゃ。
予想とは反し、
ライブ内容が8割
いろんな質問に答えるメンバー1.5割
たまに挟まれるSKI-HI0.5割
体感こんな感じだった。
…いや、分からない。なんというか…ライブ映像の1曲1曲が重すぎて、正直メンバーが何を言っていたか、印象に残っているやつ以外はほぼ記憶がない。つまり、ライブがすごいってこと以外あんまり覚えていない。
私はBE:FIRSTくんのパブサをするのが好きなのだが(というよりおすすめ欄に出てくるのを見てる)、フェスなどで彼らを始めて見た方が絶賛しているツイートをよく見かける。
YouTubeでしか彼らのライブを観たことがない私が、謎にそうでしょうそうでしょうと誇らしくなっていたのですが、そりゃ絶賛しちゃうわ…っていうことを改めて実感した。
全員歌うま!!!!!
いや、知っていたのだが、目の当たりにするとこうも「うますぎる」のかと…。そう私が呆けている間に、彼らはさらに成長している、そんな確信を持てるグループ。きっと、生で彼らのパフォーマンスを観るたびに毎回「うまっ!!!」と感心するのだろう。
それくらい1曲1曲のパンチがすごくて、それに鼓動するように席も異常なくらい揺れてくる。毎回席が揺れるたびにびっくりしてしまう。
確か「SCREEM」のりゅうちゃんのパートの時、耳の後ろから風が吹いたのだが、マジで驚きすぎて声出た。
片耳から風が吹いたことに驚き、反射で反対側によけたら次はよけたほうから風が吹き、反対によけたらまた風が吹く…というコントみたいな動きをしてしまい、キモチの閑話休題(?)にもなったのでよかったか(?)。(?)
BE:FIRSTくんを何も知らない人が急に見ると、思っていたドキュメンタリーではなくて戸惑うかもしれないとは思った。
だけどBE:FIRSTがどんなアーティストなのかっていうのはまんべんなく知ることはできる映画だと思う。
SOTA・SHUNTO・MANATO・RYUHEI・JUNON・RYOKI・LEOそれぞれのドキュメンタリーというよりかは、『BE:FIRST』のドキュメンタリー。
途中メンバーが、「映画を通してBE:FIRSTの音楽を知ってほしい(意訳)」のようなことを言っていたのだが、まさにそんな感じ。
音楽で自己紹介、なんて粋なグループなんだ。
ドキュメンタリー映画を観るのははじめてなので、どういう構成なのかは分からないが、この映画にはBE:FIRST・SKY-HI以外の声がなかったように思う(歓声は別)。
通常、インタビューする人の声ないしはテロップが入るようなイメージなのだが、それが一切ない。
だから、彼らの返答を聞きながら、どういう質問をされているのか想像しながら見る必要がある。また、このメンバーが話し終わって、次違うメンバー…という流れでもなく、メンバー一人ひとりの回答の肝となる部分だけを切り取り、その言葉が途中でも次のメンバーの回答につながっていた。彼らの声を聞き分けできない箇所もあり、言い方やクセなどで判断する箇所もしばしばあった。
私は結構テンポ感よくて観やすかったな。
■ライブの感想
映画の感想noteなのにライブ感想になっちゃってるもんね。だって観終わった後、最高のライブだったわ!ってなっちゃったもんね。
記憶がほぼないけど、覚えているところだけ記しておこう。
◎リュウちゃん
多分3曲目…?あたりのパフォーマンスで、彼がすごい幸せそうに笑うんですよ。
あたい、思わず立ち上がりそうになってしもてェ…!座席の異常な揺れでどんどんお尻の位置が下がっていっていたにも関わらず、ちょっと尻浮かせたもんな。まじで座ってる感覚なかった。家ならスタオベしてた。序盤でこんな感情抱かされて大困り。嘘もっと見せて~!リュウちゃんの「毎日、毎晩…」のあの重低音ヴォイスがだぁぁぁっぁいすきすぎて、ほんまあれ聴きながら寝たい。睡眠導入ヴォイス。興奮して寝つけんわ。なん、そ、あ~た16歳…?あたし16歳のとき、うんこでげらげら笑ってたけど…?(今もや)きっとリュウちゃんもうんこでげらげら笑うはず。想像してみたら、口元ちょっと笑いながら引かれている姿しか思い浮かばんかった。
◎まなち
カミナ職人。カミナからはじまり、改めてまなちのブレのない歌声に感動。すごいよぉ泣泣泣。結構淡々と何事もこなすようなイメージなので職人と呼ばせていただきたいところ。
◎ちゅんと
一番スポット当たってた気がする。ライブもドキュメンタリーも。注目したくなる気持ち、分かります。一緒に行ってくれたMINIの友達は、最終ちゅんとくんにもってかれてました。いえ~~~~~~い!
◎りょにき
フェスで、気になった人にあげられるメンバー上位のりょにき。わかりすぎたね。あんな全身全霊のパフォーマンスを魅せられちゃ、記憶が全部塗り替えられてしまう。ラップ担当ユニット楽曲でもとても輝いてましたね。さすがと言わざるを得ない。いいぞもっとやれ。
◎レオきゅん
我が推しです。Softlyのとき、たしかまなち(もしくはりゅうちゃん)、レオくん、じゅのんくん、っていう順番でスタンドマイク回すとき、レオ君だけ以上に回すのが強くて笑っちゃった。しかもなぜか2回見れたし。
■『BE:the ONE』は万病に効く
こういうタイトルのつけ方あまり好きじゃないんですよね。だって実際見ると「過言」じゃないですか。信頼性もあったもんじゃないし。
だけどね、実際私が抱えていた”病”には効いたんです。
映画を観に行く3日前、突然片目が見えにくくなりまして。白くもやがかかり、黒い虫みたいなのが浮いて見えるようになったんですよ。
お医者さんに行ったら「黒目が傷だらけ!」と言われ、視力が片目だけ著しく低下していたんです。「コンタクトはつけるな」「一生つけられなくなるぞ」と注意され、結構こたえたんですけど、そのとき一番に思い浮かんだのが「BE:FIRSTくんの映画見れなかったらどうしよう」でした。
手持ちのメガネではなにもみえないので、新しくメガネを買いに行ったものの、目が悪すぎる故にメガネのレンズの分厚さを考えて、頑張っても0.3しか見えないメガネを購入。本当に何も見えない(笑)。
とはいえ、失明するのも、これからコンタクトをつけられないのも嫌なので、しぶしぶメガネ生活を2日続け、映画の前日に途中経過として再度眼科へ。
たった2日でよくはなっていたみたいで、とりあえず点眼液はつけ続けて、コンタクトも使ってよいみたいな感じに。
そして映画当日の朝、3日ぶりにコンタクトを装着。
・・・眼球がめちゃくちゃ痛くて、3分で外しました。さらにこの2日で薄れていた白いモヤも再発してしまい、テンションは急降下。
とりあえずメガネで劇場まで行き、開幕のギリギリにコンタクトをつける作戦でいきました。もうモヤが見えちゃうのはしょうがない、目が痛くなければ再チャレンジしようと決め池袋へ。
BE:FIRSTくんを心ゆくまで楽しみたいという執念すわ。
劇場で再度コンタクトをつけると、モヤはあるものの、目の痛みは引いておりとりあえずこのまま観ることに。
幸いなことに、暗いので白いモヤはあまり気にならなかったんですよ。よかった。特に違和感なく観ていた時、とある質問が。
「緊張を忘れる瞬間は?」みたいな内容だと思うんですけど、レオくんの回答に号泣してしまい。
「自分が一番後ろで、前にいる6人の背中を見ると、心強い。この子たちと同じメンバーなんだと実感する」(意訳)のようなことを言っていて…家なら嗚咽漏れてましたわ。
なんかもう、分かる…と言わざるを得ない。メンバーがレオくんを「BE:FIRSTの背骨」と称する中、レオくんはメンバーの後ろに立つことで自分を鼓舞できているんだと思うと精神状況がおじいちゃんになってしまい…。何を感じるにも泣けてきてしまう。
そこから怒涛の号泣シーン。会場にいるBESTYの言葉を聞くBE:FIRSTくんの背中を見るだけで涙が止まらない…。人生イチ綺麗な涙を流していましたよ。
そんな私より綺麗な涙を流す人がいるんですよ。そう、我が推しレオ君です。勘弁して。その姿にさらに涙。
劇場へ、俺の涙する姿を撮っていたら宣伝に使っていいよ。俺より。
ていうか待ってくれ、この後ろ姿、BESTYの言葉を聴くBE:FIRSTくんてことかい。これを書きながら涙。
もしかして、「こんな夢」って俺たちのことか──?
しんど。
──こんな感じでね、号泣していたら気づいちゃったんですよ。俺の目、見える!!!!!
白いモヤもなく、目の痛みもなく、彼らの姿がくっきり見える!!!!!わ、ワッ…!気づいた時、数分ぶりにスタオベしそうになりまた尻浮いちゃった。
これは涙を流したからなのではないかと推測している。
スマホやPCを見ることで目が乾き、さらに日常に面白味もなく心も渇いていた私。
そんな中、BE:FIRSTくんという感情を揺さぶってくるアーティストが生み出す音楽を聴き、彼らの想いに触れ、心も目も潤うことができた。BE:FIRSTくんは特効薬。
やはり人生に必要なモノは、潤いです。
ステキな時間をありがとう。
あと3回くらい行きたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?