5.フリーランスの人との繋がり
今日は人との繋がりについてお話をしようと思います。
フリーランスは基本一人で全ての業務をこなす必要があり、仕事に専念しているといつのまにか孤独に陥りがちです。
しかしフリーランスこそ孤独というの色んな面で危険だなと感じています。
まずフリーランスイラストレーターは安定するまで営業が基本ですね。
出版社、編集者、商品販売会社…自分で調べて見つけて、連絡とって許可を得てポートフォリオを送付…この地道な種まきが必要です。
私がフリーランス始めたての頃はつながり0、実績0の状態で、全部自分で積み上げていく必要がありました。私はデザイン会社に勤めていた訳でもなく、理由あって最初からフリーランスしか選択肢がなかったので、当初は本当に苦労しました。
メールの内容はどういったものが良いのか、電話の応対はどうしたら良いか、どのようにポートフォリオを構成したら伝わりやすいか、自分なりに調べ、参考資料を見つつ、最終的には「自分の絵をどう見せたいか」を頭に入れて構成していきました。
そしてクラウドソージング系のサイトで実績を少しずつ積み重ねていって、その実績をポートフォリオに掲載していきました。もちろんそれだけでは不足していたのでオリジナルのイラストも同時進行で制作していました。
以前別の記事でも触れましたが駆け出しのころは金額も安く、悪質なクライアントと接触する機会も多かったです。駆け出しはまずは実績が必要なので、多少の我慢が必要なんですね。
今となってはそういう地雷系のクライアントに接して学べて良かったなと思います。こういう問題が起きたらこう対処しよう、予めこういう内容が契約書にあるか確認しようなど、自分をきちんと守れる部分が漏れてないか確認するようになれたんですよね。
そして何よりその経験があるからこそ今お仕事を依頼して下さっている企業さん達への感謝の気持ちが一層強まるんですよね。
そしてポートフォリオ制作をしながらオリジナルイラストも制作して、SNS上にアップロードすることも欠かさず行っていました。以前こちらのメディアさんのインタビューでもお話させて頂きましたが、
今イラストって世界中の不特定多数の人に見てもらえる時代なんですよね。
ありがたいことに私はネットの時代に活動ができて、SNSでの投稿をきっかけにお仕事に繋がったケースも多くありました。
自分としてはそんな大手にポートフォリオを売り込みに行ける程じゃないと諦めていた所から直々にご依頼を頂いた時は本当に驚きました。
そして本当にその会社からの連絡なのか!?と何度もその企業さんのHPを見て情報を照らし合わせてその日はまだ信じられず、翌日にやっと落ち着いて理解できて返信をしたくらいです…笑
フリーランスはとにかく周りとの繋がりを作ること、そして繋がった人たちとの縁を大切にすることが本当に大事です。
もちろん繋がる人誰でも良いというわけではありません。
中には利用してくる人たちもいます。(一つの例ですが、過去にはあなたのSNS上で私の絵を紹介して欲しい、私の絵を見てほしいなど直接DMで言われることもありました。他力って本当に将来に繋がらないですよ!人に頼ってばかりでは先々実力不足で悩みます)
中にはお金をだまし取るような悪質な連絡が来ることもありますから、本当に相手がどういう人か見極めることが大切です。
フリーランスは究極的には人間性も磨いていかないと生き残れないなと感じています(と自分に言い聞かせる…)
何をするにも自分でこなす必要がありますから、自分を守る、それと同時に前に進む力が必要だなと日々感じています。
孤独にならないよう、世間に飲まれない程度に人と繋がりを保ってそれと同時に自分を守る力も付けて進んでいく
家で制作し続けるだけでなく、たまには外に出て色んなもの、人に触れると意外なきっかけ、繋がりがあるかもしれませんね。
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