国税局とは?税務署との違いは?
■テーマ
国税局や税務署はどう違い、なにをしているのか。
■自己紹介
関西の情報系の大学に通う大学3回生。
将来は起業したいので、勉強中。
■国税局と税務署の違い
国税局と税務署は別の組織というより、税務署は国税局の中の一つの組織で、国税局の地方組織という形です。
国税局は税務署を束ねているという事ですね。
しかし、ただ束ねているだけではないので、それは後から解説します。
■税務署
税務署は全国で524カ所あります。
税務署の仕事は、
税務相談
各種届け出書や申告書の受理
資本金一億円以下の法人と個人の税務調査 であり、
よく税務署が来たというのは、税務調査のことで、
所得金額の確認
申告した税額の計算ミス
虚偽の申告の調査 のどれかです。
税務調査は法人には5,6年に一度来て、、個人は全体の1%しか来ないと言われてます。
過去三年間を遡って調査します。
ちなみに、税務署の調査官の方はそんなに怖くないそうです(笑)
■国税局
国税局は全国で12カ所あります。
ほとんどの場合、1つの国税局が複数県のをカバーしています。
国税局の仕事は、
管轄する地域の税務署の管理、監察
税務署の範囲外の大口の法人、個人の税務調査
要するに、税務署の管理と大口の調査ですね。
法人や個人に対して、国税局が来た場合は、規模が大きいということなので、経営者などは少し誇らしく威張ったりする人もいるんだとか。。。(笑)
ちなみに、税務署の調査に比べて、国税局の調査はかなり厳しいそうです。
マルサ(国税局査察部)
よく聞くマルサというのは、国税局査察部のことで、元々は国税局の隠語でした。
マルサの行う強制捜査とは、大口で悪質な脱税を疑われる納税義務者に対して行われます。
査察が来たら、事前調査がかなり行われているので、ほぼもう諦めるしかないそうです。。
令状を持ってくるので、一日拘束されます。
マルサには絶対に来てほしくないですね。。
■詳しい組織図
国税局の下に税務署があると書きましたが、その国税局を束ねているのが、国税庁です。
そして、その国税庁の上に財務省があるという形になります。
少し難しいですが国税庁は財務省の外局と呼ばれるものです。
もう一つが本省で、財務省の下に本省と外局があるという感じです。
■国税庁
国税庁は国税局の上位組織であり、税務行政の代表です。
国税局や税務署の指導監督も行います。
指導監督以外にも、国税庁の仕事はありますが、
今回のテーマの範囲を少し超えるので、多くは割愛しますが、
税に関する法の解釈や仕組みづくりなど様々です。
ちなみに半沢直樹(2013)に登場する片岡愛之助演じる黒崎俊一は、国税庁大阪国税局査察部統括官として登場しています。
■まとめ
国税局と税務署は全く違う組織なのではなく、税務署の上位組織として国税局があるという感じです。
国税庁→国税局→税務署 という順ですね。
国税局は税務署を管理し、税務署の扱わない大きな規模の税務調査を行います。
めちゃくちゃ簡単にいうと、
国税庁が大、税務署が小という感じでしょうか。
かなり大雑把に書きましたが、大体のイメージは掴んでもらえたのではないでしょか。
拝読してくださりありがとうございました。
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