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乳がん判明は突然に

私は温泉やサウナが好きで、その日は韓国スパを楽しんでいた。
垢すりのあとオイルマッサージをしてもらったとき、右胸の端っこがゴリッと痛かった。生理前でもないのに、痛いっておかしいかもしれない。
そう思って、近所の乳腺外科の予約を取った。

マンモグラフィや超音波検査の後、
「更年期かもしれないし、初期の乳がんかもしれないので針生検しましょう!」と先生にライトな口調で言われ、あれよあれよと1週間後実施。

針生検は胸にバチンバチン!と針を刺すと聞いていたので、ビビり倒していたけれど、麻酔も効いていて痛くもなく、あっという間に終わった。

ギリギリ年内に結果が分かるスケジュール。
仕事を納め、次の日から旅行!その前に結果を聞きに行こう〜〜
と完全無防備な状態で乳腺外科へ。
いつもは明るい先生が、神妙な顔で「残念ながら乳がんです。大きい病院を紹介しますが、どこが良いですか?」

これまで健康だった自分は大丈夫、大丈夫なほうに入るはず、と思っていたけど、正常性バイアスというやつだったんだなと思った。

帰宅後、夫にどうだった?と聞かれ「ガンだった」と言うと、
同じく正常バイアスがかかった彼は、ザキヤマ的「からの〜?」みたいな表情をしていたが、続きが無いことに気づき、言葉を失っていた。

そして、大きい病院どこが良いかと言われても、分からなかったので
ひとまず近所の病院に紹介状を書いてもらい、年明けの予約を取った。


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