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【イヤホンの先っちょ】SpinFitの人気イヤーピース3種類を個別レビュー&比較してみた

えぇぇぇ!!マジで!?

こんにちは。TATと申します。現在29歳、大阪にて零細企業経営の傍ら、趣味にポータブルオーディオを楽しむ生活を送っています。

いきなりですが、こちらをご覧ください。

えーーーー!!と声に出てしまいましたw

…今回、そのへんの一般人の私に、目を疑うような一通のDMが送られてきました。なんと、イヤホンの先っちょ。超人気イヤーピースメーカーのSpinFit様より、レビュー依頼が…!ありがとうございます!😂😂😂

たとえ趣味だとしても、自分の好きを追求して、それを発信していると、こんな事もあるんだなと思いました。貴重な経験です。ありがたい。という事で今回、試しにレビュー記事を書いてみました。笑

▼今回レビューさせていただく商品は、こちら!(デデン!!)▼

左から順番に・・・

  1. CP145 Mサイズ 2ペア

  2. W1 S/M/L 1ペアずつ(新製品)

  3. CP100+ Mサイズ 2ペア

というラインナップです。

特に、この記事を読まれているあなたは、新製品であるW1が特に気になってるんじゃないでしょうか。正直僕も買おうかなぁと迷っていました。今回、詳しくレビューしたので、参考にされてみて下さい。

また、今回、各製品の個別レビューの他に、3種類のイヤーピースの比較レビューもしています。「試してみたいけど種類多すぎてどれ買えばいいかわかんねぇ!」というあなたは、ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりなSpinFitを見つけて、ぜひ購入してみて下さいね。

また、自分で試したいな…というあなたは、お近くのeイヤホンや、ヨドバシカメラなどの大型電気店に足を運んでみて下さい。試聴が可能です!

■試聴に使用した機材

プレイヤー:Hiby RS6
アンプ:iFi Audio xDSD Gryphon

流行りのMONSTERのリストバンドを使っています。ミーハーw

イヤホン:TRI × HBB KAI
ケーブル:Nobunaga Labs Gilgameš
→低音に特徴があり、ボーカルが前に出てくる機種のため、イヤーピースの違いによる音の変化がわかりやすいと思い、こちらにしました。

1万円で買えるイヤホンとしては最高峰に感じます。

それでは、本題に入ります。

■レビュー① W1(新製品)

画像は公式Twitterよりお借りしました

最初に、一番気になっている人が多いであろう、新製品W1のレビューからしていきます。結論から言うと、かなりいいです。詳しくは続きへ。

こちらの商品、最近では当たり前になりつつある、医療グレードのシリコンを使用しており、長時間聴いてもかゆみなどが出にくくなっているようです。イヤーピース本体はこんな感じ。(Mサイズ)

結構透明でいい感じです。

軸の部分と、傘の部分がほぼ同じ長さですね。もちろん、今までのSpinFit製品と同じく、軸の部分が自由に曲がるので、イヤホンから出た音が、しっかり耳の中に届くのは変わっていません。

ちなみに、さわり心地は、サラサラとベトベトの間。AZLAのSednaEarFit maxと、XELASTECの間という感じでしょうか。

左からLサイズ・Mサイズ・Sサイズ

では、早速イヤホンに装着してみます。

今までのSpinFit製品よりも透明度が高く、見栄えはいいと感じました。なお、ステム部分へのグリップ力がかなり高いのと、軸と傘の結合部が薄めなため、傘の部分を持って回して外すと、ちぎれてしまう事もあるようです。(Twitterにて事例を確認)

軸の部分を根本からズリっと外せば問題ないので、もし購入された場合、気をつけて下さい。

音質について

では、肝心の音に参ります。元々装着していたのはFinal Eタイプ for TWSです。ワイヤレスイヤホン用の、軸が短いタイプのイヤーピースです。

このイヤーピースだと、音導管と鼓膜の距離が近くなるため、高音が少し増え、低音の広がりが感じられるようになります。あと、音導管が長いイヤホンにも使いやすいですね。見た目としてはこんな感じ。

Final Eタイプ for TWS Mサイズ クリア

では、まずFinal Eタイプの音質変化から。

星の位置の説明ですが、変化値になります。
真ん中が変化なしで、左に行くほど元より弱く
右に行くほど元より強くなります。

■Final Eタイプ for TWS
装着感★★★★☆
高域:小・・・・★大
中域:小・・★・・大
低域:小・・★・・大
音場:狭・・・★・広
余韻:短・・・・★長

続いてSpinFit W1はこんな感じ。

■SpinFit W1
装着感★★★★★
高域:小・・・★・大
中域:小・・・★・大
低域:小・・・★・大
音場:狭・・★・・広
余韻:短・・・★・長

横からのアングルはこんな感じ。

音の傾向を高域寄りや低域よりに変えるのではなく、そのイヤホンの持つポテンシャルを引き出してくれるイヤーピースです。装着感がいいので、ジャストフィットした場合、解像度が少し上がったように聞こえ、当然、高域も中域も低域も改善されます。

軸と傘の部分の長さがほとんど同じなため、耳の奥まで入れても、音が抜けることがなく、イヤホンから出てくる音、そして余韻までしっかり聴こえます。

例えば、バスドラム。音が若干抜けていたらドン!フィットしていたらドーン!になります。アタック音の後に、胴鳴りとバスドラムのヘッドから出た空気の音まで聞こえる、というイメージで捉えていただけると幸いです。

なお、少し立ち上がって歩きながら聴きましたが、W1はサラサラもベタベタもしていないので、筐体が金属製で重たいイヤホンでも、ズレること無く、安定した装着感を与えてくれます。

■100点を満点とした場合の点数

90点/100点

■総評:商品自体はとても素晴らしく、欠点がありません。正直、めちゃくちゃいいイヤーピースです。最近の市場ラインナップだと、U.C.イヤーピース、SednaEarFit max、SpinFit W1の3種類があれば、他にイヤーピースは必要ないと思います。

そして、軸が回らないU.C.イヤーピースの装着感の欠点をぬぐったような商品なので、万人にマッチすると思います。

ただし、製品以外の部分で問題点を感じました。素材費の高騰などもあるのか、値段が2,500円と少し高め。そして、最も改善して欲しい部分があります。それがサイズ展開です。

現状、W1のラインナップは、S/M/Lサイズのセット売りのみです。日本人の多くは使わないものにお金を払うのは嫌なはず。市場のニーズは「1サイズ2ペア展開してよ…!」ですよね。

そこで、レビュー案件をいただいた際にTwitterのDMで公式様に問い合わせてみた所…

残念ですが、現状サイズごとの販売は予定されていないようです😂ただ、先程もお伝えしたとおり、めちゃくちゃいいイヤーピースですので、1つ持っていてもいいです。あなたのイヤホンの音はもちろん、装着感の不満は改善してくれるはずですよ。

僕自身、もう1セット購入を考えています。
気になったらぜひ購入してみて下さいね。

(アフィリエイトリンクではありません)

さて、続いて次のイヤピにいきましょうか。

■レビュー② CP145

続いて、こちらの商品。以前からあるイヤーピースなのですが、私は初めて使用したのですが…これがめちゃくちゃ良かったんです笑

見た目はこんな感じ。

サイズに関しては、先程のW1と一緒のようですから、音質などはほぼ変わらないように感じました。何がいいかと言うと…素材のさわり心地です。

「あれ?これSednaEarFit maxとさわり心地ほぼ一緒じゃね?」

実際に手にとった瞬間、こう思いました。そして、その予感は的中するのです…早速イヤホンに装着してみました。

装着イメージはW1と変わりません

さて、耳に突っ込んだ瞬間、私はこう思いました。「あっ…サラサラ…めっちゃいいやんけ…」そうです。正直W1よりも、装着感はこちらの方が好きです。試しに1時間ほど付けっぱなしにしたのですが、痒みや痛みは出てきませんでした。最高です。

ちなみに、他のイヤーピースだと、1時間付けてたら痒くなってきます。なので、基本的にカスタムイヤホンしか長時間の使用はしていませんでした。

長時間使用するなら、このCP145か、SednaEarFit maxの2択だなと。ちなみに、SednaEarFit maxはこんな感じ。軸が長くも短くもない、今までなかった長さなので、フィット感がヤバいです。

と、話はズレましたが、このCP145もフィット感がめちゃくちゃ良いんです。これは音質にももちろん影響してきます。

音質について

まぁ先程申し上げたとおり、W1とサイズ感が同じなため、音質は大差ありません。W1がイヤホンのポテンシャルを高めるなら、こちらも全く同じ効果があります。

■SpinFit CP145
装着感★★★★★
高域:小・・・★・大
中域:小・・・★・大
低域:小・・・★・大
音場:狭・・★・・広
余韻:短・・・★・長

基本的な音質の変化は、W1の項を参照いただけると幸いです。このCP145とW1は、非常に装着感が良いので、長時間の装着も問題無しです。

■100点を満点とした場合の点数

97点/100点

■総評:1サイズ2ペア展開で、価格も1,500円とそこまで高額ではないのと、W1と同じ音質変化、そして素晴らしい装着感。痒みや痛みが出ない素材感と、個人的には最高のイヤーピースのひとつに思いました。

もし欠点を挙げるならば、ステム部分が滑りやすいので、Enpire Earsや樹脂製中華イヤホンなど、ステムが金属製でない&イヤーピースのための返しがないものだと、イヤホンを外した際に、ポロリして永遠の別れになる可能性もあります。

これを加味して97点とさせていただきました。個人的には満点を付けたいレベルのイヤーピースでした。神イヤピ。

■レビュー③ CP100+

パッケージが可愛いですよね

さて、3つ目のイヤーピースをレビュー。正直、以前から愛用していた製品のため、特に言うことはありませんが、感想を述べさせていただきます。

私が所持しているのは、SHUREのイヤホンなど、ステムが細いイヤホンにも対応している細軸用アタッチメント。こちらが付いていないバージョンでした。しかし、現行ロットでは、アタッチメントが付いています。

そのため、SHURE製品などをお使いの方も、問題なく装着が可能です。

さて、見た目はこんな感じ。透明度は普通で、触った感じ、W1よりも若干サラサラ寄りかな?といったところです。

若干、軸より傘が短めなのが良いんですよね
俯瞰で見るとこんな感じ。

早速、装着してみました。

金に赤がいいアクセントですね。

軸の部分の硬さは、W1同様、グリップ力は強めです。僕は以前から愛用しているのですが、こちらは特に外す時など気を使わなくても、破損したことはありません。

さて、では音質面の話へ移行しましょう。

音質について

こちらはW1とCP145に比べ、少しだけ傘の部分が短いんですね。そのため、ステムが長いイヤホンに付けると、僕の耳では若干音が抜けることがあります。逆に、CampfireAudio製品など、少しステムが短いイヤホンだと、大活躍です。

■SpinFit CP100+
装着感★★★★☆
高域:小・・・★・大
中域:小・・★・・大
低域:小・・★・・大
音場:狭・・・★・広
余韻:短・・★・・長

装着感のマッチング度合いには寄りますが、少し空間が広がり、高域の伸びが良くなる印象です。割とオールラウンダーなイヤピかと思います。

■100点を満点とした場合の点数

85点/100点

■総評:正直、今まではこのCP100+とFinal Eタイプ for TWSの2つを使い分けるスタイルでしたので、自分の中の定番イヤーピースでした。

ただ、最近出てきたSednaEarFit maxやU.C.イヤーピース、この記事で紹介しているW1など、素晴らしいイヤーピースが出過ぎていますね。なので、この点数とさせていただきました。

もし、これらのイヤーピースがまだ世の中になければ、95点とかそれくらいでしたね。ただし、長時間の使用では、僕の耳だとちょっと痒みが出てきますので、そこだけ注意していただければと思います。

めちゃくちゃいいイヤーピースです。

■おまけコンテンツ

W1・CP145・CP100+を比較してみたのコーナー!
長くなりましたので、サクッとめにいきましょう。

まず、裏パッケージがこちら。やはり、軸が回転するのがこのSpinFitの売りですよね。サイズに関しては、W1とCP145はほぼ同じです。(Sサイズのみ幅が0.5m違うようですね)

あと、それぞれのMサイズ比較写真がこちら。

左からW1・CP100+・CP145です

見れば分かるように、W1とCP145は素材の面以外はほぼ同じに思います。

それぞれの音質面に関しては、ここまで読んでいただいてたら大丈夫かと思いますが、下にまとめておきますね。

■SpinFit W1
装着感★★★★★
高域:小・・・★・大
中域:小・・・★・大
低域:小・・・★・大
音場:狭・・★・・広
余韻:短・・・★・長

==========

■SpinFit CP145
装着感★★★★★
高域:小・・・★・大
中域:小・・・★・大
低域:小・・・★・大
音場:狭・・★・・広
余韻:短・・・★・長

==========

■SpinFit CP100+
装着感★★★★☆
高域:小・・・★・大
中域:小・・★・・大
低域:小・・★・・大
音場:狭・・・★・広
余韻:短・・★・・長

装着感の順位としては…
1位:CP145
2位:W1
3位:CP100+

という感じでしょうか。

コスパで言うと…
1位:CP145
2位:CP100+
3位:W1
価格とサイズ展開の面から、どうしてもこの評価になってしまいますね。

ここまで読ませといて何なんだ!と思われるかも知れないことをいいます。笑

総じて、素晴らしいイヤーピースに違いはありませんが、結局、人それぞれ耳の形、肌質、感性などあると思います。なので、買って試すもよし、eイヤホンで試すもよしです!

いいイヤーピースが見つかりますように!ここまでお読みいただき、ありがとうございました✨

(最近Unique melodyの世界20台限定のイヤホンを購入したので、またレビューしたいと思います。楽しみな方はフォローお願いいたします!)

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