出産後①_NICU面会
出産してから3週間目となりました。
今はだいぶ落ち着きました。
記録として書きました。
◆
出産した翌日
歩行練習をはじめた。
とはいえ、ベッドからの寝起きは
帝王切開の傷口に激痛が走る。
歩くといっても、点滴のスタンドにもたれ
腰がひけた状態でよちよち歩きだ。
こんなに痛いものかと思った。
その日はNICUにいる赤ちゃんに面会した。
病院内とはいえ予約して面会する。
出産時にチラッと見た以来のご対面だ。
嬉しい反面、悲しみの方が込み上げてくる。
◆
NICUに着くとピンポンを押して名前を言う。
すると自動ドアが開いた。
そこで手を洗い、消毒ジェルで手に揉み込む。
NICUは二重扉になっており、
赤ちゃんがいる部屋はもう一つドアの向こうだ。
迎えにきていただいた看護婦さんに連れられ、
自分の赤ちゃんのベッドに通された。
保育器に入ったわが子は写真の通り、
たくさんのチューブに繋がれていた。
手にも足にも、鼻にも口にも…
静かに眠っていた。
私の目には涙が溢れ、
目の前のわが子は涙でほとんど見えなかった。
隣に担当していただいた先生がきて、
現在の症状について説明してくれた。
「一旦、最悪な状況からは落ちつきましたが、肺炎になっているのと、呼吸が上手く出来ていないため、しばらく呼吸器を付けている状態です。
出産直後は仮死状態でした。帝王切開の場合、自力で出てくるのとは違うため外に出たという感覚がありません。そのためすぐに息をしなかったり、羊水飲んだりすることがあります。今回は原因が分かりにくかったです。
すぐに心配蘇生をやって、泣きましたが(私が聞いた大きい声の「オギャー」)、息が苦しそうだったためNICUに移しました。」
◆
出産してから3日間くらいは
地獄のような日々だった。
インスタやネットで検索しようとすると
赤ちゃん画像や関連商品が出てくる。
それすら見れる心境ではなかったため、
携帯は旦那さんとの電話のみ。
親との連絡は旦那さんがやってくれた。
廊下の外から赤ちゃんの泣き声が聞こえてくると
悲しみが込み上げる。
なぜおかゆちゃんがこんな目にあうのだろう。
不妊治療でなかなか授かれなくて、
授かれたと思ったら流産して…。
なんでこんなに試練を与えるのだろう。
しかもあんな小さな子に…。。
たくさんの管に繋がれて、
苦しい思いをしていないといけないんだろう。
他の子みたいに思いっきり泣かせてあげたい。
どうしたら良かったんだろう。
もっと早く病院に着いてたら…
もっと早く判断していたら…
もっとどうにか出来たんじゃないか。
ぐるぐるぐるぐる…
いろいろな事を考える。
旦那さんからは
「すぐに帝王切開を決断した事はすごいよ!
今さら出産の時のことを考えても仕方ないよ。
それよりこれからの事を考えよう!」
と言われた。
でも、
もっとどうにか出来たんじゃないかと
思ってしまう。
とにかく流産したときより何倍もつらかった。
出産したら今までで1番幸せに感じると思ったのに…
嬉しく思えなかった。。