国債の実態(2)
支出の国債費は28兆円を上回り
国債発行による収入も28兆円を超える。
(1)政府 → 28兆円分の国債発行 → 日銀
(2)政府 ← 28兆円の現金発行 ← 日銀
(3)政府 → 28兆円の国債費支出 → 国債整理基金特別会計
(4)国債整理基金特別会計 → 28兆円 → 日銀等
(5)政府 ← 日銀納付金(28兆円の多くの部分) ← 日銀
国債残高の1/60を毎年返していく、
という口実で国債を新規発行をする。
今年の場合は28兆円の国債の新規発行だ。
これじゃ国債は減らないよね。
この他に償還の来た満期国債の為の借換債もあるはずだ。
1200兆円の国債残高のうち半分の600兆円が日銀保有で、
残り600兆円が市中銀行保有だ。
国債整理基金は日銀から10兆円分(600兆円の1/60)の国債を買う。
つまり10兆円の現金を日銀に支払う。
日銀は日銀当座預金口座金利分や日銀事務費分を除いた残りを政府に返却する。
なぜ、日銀当座預金口座に日銀が金利を支払うのか不明だし、
どれくらいの金額になるかも不明だ。
当座預金には金利はつかないはずだ。
同じく市中銀行保有分600兆円の1/60の10兆円を買い取る。
この買取に市中銀行がスンナリ応じるのだろうか?
なぜなら安倍首相と黒田総裁の未曾有の金融緩和で、
黒田総裁は市中銀行保有国債のうち、買える国債はほとんど買ったという。
と言うことは、いま市中銀行が握りしめている国債600兆円は
どうしても手放したくない国債だろう。
だから市中銀行が保有国債をスンナリ手放すだろうか。
手放すように様に高めに買ってるのかな?わからないね。
こうして20兆円分の国債を買い取る事になるが、
残りの8兆円が国債金利利払い分と日銀当座預金口座への金利支払いと日銀事務費だ。
仮に8兆円が全額が1200兆円の国債金利として0.7%、今はこんなものかな。
日銀当座預金口座金利支払い分と日銀事務費分があるから、
国債金利分はもう少し低くなるはずだ。
要するに政府には毎年毎年、日銀納付金(日銀からの返却分)が10兆円くらい
税外収入としてある事になる。
他にも予算消化し切れなかった不要額もあるし税金増収分もある。
これらのカネを使ってウクライナ支援やガソリン補助金などに当てていると思う。
こういう想像は実務に入っているね。
果たしてこれであっているだろうか。
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