トランプ暗殺未遂と中央銀行通貨発行権(2)

「自分の国の通貨を印刷するのにアメリカ政府は連邦準備銀行の
 株主である民間銀行に借金し、利子を払うのです…国難の正体 馬淵睦夫」

米政府が米国債を発行して民間銀行FRBに買ってもらってドル紙幣を手にする。
ドル紙幣を印刷する権利は民間企業FRBだけにある。

FRBとその株主の民間銀行には、米政府が支払う国債利息のドルが黙って蓄積する。
この原因は米政府と民間資本FRBが完全に独立した組織だからだ。
ドル・通貨発行権は民間資本FRBがもっている。米国政府にはない。

ドルという通貨の信用は、米政府と米国民がいるからこそ信用と価値がある。
そのドル発行権は民間資本のFRBが持っている。

例えば日本政府と日銀の場合は統合政府で、政府と日銀は一体だ。
日銀は政府とともに行動している。

例えば日本政府が日銀保有国債に支払った国債金利は
日銀事務費を除いて国庫納付金として日本政府に全額返される。

日銀には通貨発行権があるから、円は好きなだけ発行できる。
日本政府から国債金利を貰って、貯めておいてもなんの意味もない。
なぜなら家計と違って日銀には通貨発行権があるからだ。

そう言えば三重野や白川も、日銀の独立性とわめいていた気がする。
三重野や白川もFRBみたいに日銀は政府から独立したがっていた。
そんなに日本政府から独立したいなら、南極で日銀を開店すれば良い。

中央銀行は、国が通貨=貨幣=金匠手形を発行するために作った。
国が発行する金匠手形goldsmithnoteだから、
国民が信用するだろうと思って企んだ。

本来は国が貨幣=金匡手形を発行するなら中央銀行でなくても
国=政府が直接発行すれば良いはずだ。

わざわざ国が別組織で民間資本の中央銀行を作って
その中央銀行が通貨=貨幣=金匠手形を発行する必要はない。
ココが変だ。どうしても別組織にしたいなら統合政府でいるべきだ。

実際に米国では中央銀行=FRB不要論がある。そりゃ当然だよ。
米国という国家と米国民が保証しているドルだからこそドルは信用がある。
ドルの信用は米国と、米国民の誠実さや勤勉さに由来するものだ。

その世界的信用あるドルの発行権は米政府になくて
民間資本のFRBにあるというのは、狂っているよ。

トランプはこれを改めたいと思っているかもしれない。

追記

>「40から50兆円の為替差益は国債の償還に充てられる」というのもデマだ。
>日銀に利益が出たら日銀事務費を除いて全額政府に納付されるからだ。

この部分は勘違いでした。
外国為替の安定は財務省の所管で日銀ではありません。

即ち、為替差益が40から50兆円の含み益があり、
それを利確すれば、直接財務省の収入になる。
1兆ドルのドル資金を、為替の安定・円安防止とかの名目で財務省が売れば
含み益の為替差益が出て直接国庫の収入になる。

#トランプ暗殺未遂 #中央銀行 #通貨発行権 #民間資本 #FRB #統合政府

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