奈良県石上神宮(2) 神宮の利権
香取神宮や鹿島神宮は香取海の湾口に陣取って
そこを通過する船から通行料を取っていただろう。
利権だね、陸地は原生林で通れなかったから船で行くしかない。
平たく言うとこの利権とは海賊行為だろう。
古代人は奈良盆地湖を船で行き交いしていただろうね。
陸地は原生林で通行できないから。
そして布留川沿いに伊勢湾方向に向かったし
伊勢湾方向から来た、徒歩で。
そこでの石上神宮がある理由、利権って何だろう。
この陸路が利権になれるのだろうか。狭い気がするけどね。
ここを通せんぼして通行料払えという山賊行為が利権だったのだろうか。
布留川の上流に天理ダムがある、天理?
古代の通行料、現代の貨幣とは何か?
貨幣の三大機能は交換手段、保存手段、価値測定手段がある。
物々交換だろうから、何と何を交換したんだろうか。
香取神宮・鹿島神宮流域の山の物ならば、乾燥して保存できる
ドングリ・栗・栃の実、稗・粟、山菜で乾燥ゼンマイ、シジミの乾物、
形の良い木材、栗の木、桐の木、硬い樫…わからんな、漆、杉はあったか。
海の物なら、塩、塩漬けわかめ、乾燥わかめ、あさりの干物、魚の干物…
これらの物をピンハネして、香取鹿島神宮の利権にしてたであろう。
奈良の石上神宮はいったい何をピンハネしてたんだろうか?
淡水湖の奈良盆地湖は暮らすには便利だ。
交通手段が船だから、形の良い木材需要はどこでもあったね。
立派な住宅用の需要にも出始めたのか。
原始的な住宅はたぶん屋根から作られた。竪穴式住居とか屋根だろ。
柱から作るようになったのは、ずっと時代が下ってからだよ。
ちょっと気になるのは、奈良盆地の東側に九頭(クズ)神社が多い事だ。
西側には少ない。九頭(クズ)の「九頭」は万葉仮名で意味はない。