奈良県石上神宮(3) 九頭神社

言いたいことを先に書くと、
九頭神社の「九頭」は万葉仮名で「音」だけに意味がある。

九頭 ← くず ← kuzu ← kus = 通る・通行する・通過する…知里真志保
九頭はkusから派生した「通路・道」だと思う。

だから九頭神社の祭神は「通路・道」であって
これを形ある様に祭る・祀るのは難しい気がする。
ご神体の往来ある通路に鳥居をかけて、ご神体は通路ですって難しいよ。

神社の前に鳥居があるけど、神域との境界でもあるけど
神域に通じる通路にかけてるのかもしれない。

しかしいったん、kusを万葉仮名で九頭と書いてしまうと
九頭が独り歩きして、頭が九つとかの話が作られる。

さらにchinaから仏教・儒教の伝来と共に、
架空の霊獣の龍が龍王・龍神・龍宮などとなって伝わって、
実態がつかみにくい九頭神に合体し九頭龍となったと思う。

だから九頭神社は「通路・道」のそばにある、あると思う。
それで奈良盆地の東側、伊勢湾側、木曽三川側も入るかな。
そっち側に九頭神社が多いのではないか。

九頭神社は全国にばらけてある、必ずあるんだね。
京都にも和歌山にもあるし、香取海の茨木県にもある。

福岡県で筑紫(chi-kusi)と玖珠町(kusu)を通って別府湾に至る。
日本海から福岡北九州に上がって別府湾に行くにはこのルートだ。

※chi=我・我ら…知里真志保

弥生時代の船では関門海峡を航行できず、福岡北九州に上陸して
関門海峡を迂回して、陸路で別府湾に行きそこで瀬戸内海に漕ぎ出した。
筑紫・玖珠はもちろん万葉仮名で、漢字の組み合わせに意味はない。
好字を選んだと思うけどね。

九頭神社の創建が後代になってからのものがあるが、どうしてだろう。
神社にまでなっていなかったが、民間では言い伝えられていたのが
経済力が増して作られたのであろうか。

kus=通路・道の意味が忘れられて、時代が下っても、
その神様の九頭神社ができるものだろうか?

九頭神社は比較的小さい神社が多い気がする。
通路・道での山賊行為がやれたのか?
それを利権にできただろうか?

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