見出し画像

古人(いにしえびと)の服装

見出し画像は、手足を露出していて
これでは擦り傷や虫にやられると思う。


図1

よく見る古人の服装は図1を参考にして
描いたものであろう。

図2

しかし赤丸部分がおかしい。実用的だと思えない。

図3

図3遮光器土偶は顔の部分が変だけど
図2に対応する図3の部分は合理的・実用的だ。

図3の足首と手首にはひもの様なものが見える。
縄文時代・弥生時代の地上は原生林で草ぼうぼうだったはずだ。

そういう場所を歩く服装は
図3遮光器土偶の様に足首手首を縛っていないと、
服が草や木に引っかかったり、からまったりで歩きにくいし危ない。

アンクレットやブレスレットじゃない。
上着?は半袖にも見えるけど、
ズボンの足と対になってるから、手首も足首も縛っているヒモだね。

これで連想するのは脚絆だ。ニッカーボッカーズ、
ガテン系?のニッカズボンみたいで、服装として合理的で写実的だと思う。

ニッカーボッカーズ

遮光器土偶のズボンとそっくりだ。
縄文人はニッカーボッカーズをはいていた。
正確に言うと現代人が縄文人のズボンをはいて
ニッカーボッカーズと呼んでいる。

図2の様な足首手首がビロビロに広がっていると陸地を歩く時だけでなく、
日常生活でも不便だ。

でも図1からの連想で書いたのであろうから、
あったとすれば完全にセレモニー用の服装であろう。

紐で膝と肘の部分で丈を短くしている。
この時代の服はオーダーメイドかレディメイドか、わからんな。

現代だと例えば、
首の部分を丁度に合わせたら袖の部分が長すぎたので、
肘の部分で紐で短くしてる感じか。

でも神武天皇クラスだと、時代を問わずオーダーメイドだろ。
だから袖や足を短くする事はないはずだ。

「育ち盛りの子供だから、
 サイズの大きいのを買っておこうか」
等の考慮は不要のはずだ。

あるいは「高価な」布地をふんだんに使える御身分なんだよと、
見せびらかしているのであろうか。この辺の事情はわからんな。

(図1)女はスカートでね、これはこの時代の外を歩く服じゃない。
スカート丈がこんだけ長いと裾が汚れて大変だろう。

つまりこれはセレモニー用の服だということだ。
「殿中でござる、殿中でござる」と言うセリフがあったね。

刃傷松の廊下(にんじょう まつのろうか)

(図1)男女ともに帽子みたいなものを被っているけど、何だろう。
ちょっと気になったのは、(図1)女の襟が「左前」に見えること。
セレモニー用とはいえ、不吉・不便な左前を着ていたのだろうか。
そして左前・右前の理由はなぜか?

図3も冠や首飾りが見えるので正装だと思うけど
それでもまだ合理的・現実的な服だね。

(図2)矢筒・箙(えびら)の背負い方が逆だろ。
矢は上から抜く時は右肩に矢筒を掛けて
下から抜く時は左肩に掛けるそうだ。

神武天皇は矢を下から抜いていたのであろうか。
それとも左利きだったのか。

利き手の方に道具持つと思うから
弓を右手に持ているので、神武天皇は右利きだと思う。
剣を左の腰に吊るしているね。

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