『地面師たち』の雑感想
視聴後にパッと思い浮かんだことを書いてみる。
すぐに思ったのはハリソンは一体何なんだよ!ということで
一人だけ脚本から浮いて,というか,別軸に存在しているような感じがある。
大雑把に言ってしまえば「脚本」そのものみたいな感じの存在。
「脚本」を実行するために色々裏で手を回す黒子的存在。
脚本そのものなので謎の組織持ってるし,謎な人格をしている。
しらんけど。
ハリソンについては一旦置いて,結末について。
結末がカタルシス不在のあの形で良かったのか?という疑問はある
しかし,これについては考えてみると道理なのではないかと思える
手がかりは「地面師は仕事じゃない,犯罪です」というセリフで
つまりは,犯罪に手を出した人間はカタルシスに到達できないという脚本道徳
そして,その脚本を実行するのが……
しかし,最終的にハリソンを裁けるものがいないという問題がある
この答えはハリソンの人格設定にありそうだ
異常者としての人格と,同類を欲するという欲望
その欲望を永遠に挫く形で一応の裁きが与えられたと見ることは可能だろうか?
内容については概ね整理されていて良かったのではないかと思う。
思ったことはこんな感じ。