楽器が壊れました
コロナ禍真っ只中にお迎えしてまだ1年も経ってない、とても大切な楽器が壊れました。
楽団の練習中、30分程度のお昼休憩。そのままスタンドに立てていた私も悪いだろう。隣の席の先輩がコートを脱いだ時に当たって倒れたのだとか。
その場にいなかったので詳細はわからないが、自席に戻った時、「さっき楽器にちょっと当たっちゃって…。でも、見た感じ大丈夫そうだから。ごめんね」と言われた。
「…え?」曲がってない?見るからに。
慌てて修理屋さんに電話したら、幸いすぐにつながった。「見てみないとわからないけど、ゼンカイの可能性も……。修理代は出してもらえそうなの?」と。
ぜんかい、ゼンカイ…?あ、“全壊”か。廃車みたいなものね。頭が真っ白なまま、とりあえず近くにいた同期に相談したら、「私も前に(別の)先輩に楽器倒されたことあったけど、修理屋への送り迎えまでしてくれたよ」と。
うん、普通そうだよね。私も他人の楽器に何かしちゃったら、超青ざめると思うし、めちゃくちゃ謝って、修理の手配まで申し出るだろう。…これは一体どういうことだ?
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