アルクトゥルスの夢見と、右の柱のクンダリニ修行
なりたいものは何か
生命の樹の右の柱にあたるピンガラ側の修行として、なりたいものをイメージしながら呼吸法をすることを、松村潔先生は提唱しています。なりたいものは地上的ではないほうが良いのは分かりますが、私は自分がなりたいもののイメージがなかなか見つけられなくて、何をあてがっても違う感じがあり、数日間は悶々としていました。
でも先日、運動をしながら、ムラダーラの3匹の蛇はけっきょく銀河ではないかと思い、ムラダーラに銀河があることを想像したら、ものすごくワクワクして浮遊感がありました。今のところ、なりたいもののイメージでピンとくるのはこれだけです。
私はアルクトゥルスが起点の恒星なので、アヨコスモスに近いアルクトゥルスのムラダーラは銀河であるというのは、ありだと思います。でもこんな壮大なものを設定してよいのか、一抹の不安もありました。
しかし『冥想と夢見(15)』に、スピカの球体時間、球体フラワーオブライフについて書かれており、この視点から見ると、ムラダーラに銀河を設定しても大丈夫だろうと思えるようになりました。
胸で感じる
昨日は寝る前に、先にアルクトゥルスの夢を見ると意図しておき、眠るまでの間は、息を吐く時に骨盤底筋を締める呼吸を繰り返しながら、ムラダーラの銀河を想像していました。すると、ムラダーラではなくアナハタが動き出し、感動しだしました。
以前、クンダリニの起点をケフェウス座クラーに設定してみた時、同じように胸が感じ入ってきて、一種の興奮状態になったのですが、松村先生が言うには、これはもう1つ上の樹であるイェツラー界のマルクト(ムラダーラ)が動き始めることで、それはアッシャー界のティファレト(アナハタ)と重なっているので、共鳴して胸が感じるのではないかという話でした。
私は今回もまた胸に来たかと思いつつ、眠りに落ちました。
アルクトゥルスの夢
私は物騒な高層マンションに住んでいる。
部屋の中には誰かがバラバラにした女の死体が袋に入って放置されていた。
私は白い毛足の長い猫を飼っている。
猫はティッシュを食べる。
青いジャンパーを着た男が部屋に入ってきた。
この男は今は敵でも味方でもない。
男はそろそろ引っ越してやり直したらどうだと言ってきた。
私はそんなお金はないし、ここからの眺めを気に入っていると話す。
窓から下を眺めると、団地のような茶色いマンションがびっしり並んでいる。
屋上のランプがピカピカ光っていて、まるで1棟1棟がバッテリーのように見える。
電動自転車のバッテリー
上記の夢を見て、さらに昔見た夢を思い出しました。私がまだ占星術を習い始めたばかりの頃の夢です。
この夢は、バッテリーをもらってもそれを使える電動自転車がないので、このバッテリーが使えるようになるための身体・感情・思考を育成するために、松村先生の体系に入門するというような夢だと思います。松村先生の教えは、決して座学では終わりません。
タロットのコートカードで考えた時、小姓はH48で、騎士はH24に当てはめられます。電動自転車は騎士のH24になるでしょう。
H24は高い位置から見わたす視点を持ち、柔軟な発想があり、行動が早く勢いがあります。まずはそうなるために、この頃は学んでいたことになります。
ところが今日のアルクトゥルスの夢では、バッテリーはマンション何十棟になっており、これは寝る前にイメージしたムラダーラの銀河を表しています。でも色は茶色いので、まだ活性化はしていません。
私の住む高層マンションが物騒なのは、アルクトゥルスがアヨコスモスに近いからで、なんでも解体してしまうため、死体もよく転がっているのでしょう。
ティッシュのエネルギー
夢の中で、白い猫はティッシュを食べていました。
これで思い出すのは、以前、松村先生が私の出生図の2ハウスの月について仰ったことです。先生は「2ハウスの冥王星が原子力なら、2ハウスの月はティッシュを燃やすようなもの」という言い方をしました。私はこの対比が自虐的に気に入り、ずっと覚えていました。
夢の中の猫(月)はティッシュ程度をエネルギー源として生きてゆけるという意味で、私はそれをペットとして飼っているのですが、ジオセントリックとの絡みというより、ここではバッテリーとかエネルギー量のことを思い出すための象徴だったのではないかと思います。
銀河のかざぐるま
私は毎朝起きてすぐ、水だけ飲み、まず40分~1時間ぐらい室内で有酸素運動をします。だいたい、段差を利用した踏み台昇降か、ヨガマットの上で走ります。走るといっても室内ですので、腿上げのような感じが近いです。
ヘミシンクのメタミュージックか、バイノーラルビートを聴きながら、部屋を暗くして、目をつぶって行います。
今日はヨガマットの上で走っていたのですが、走りながら今日見た夢を反復し、ムラダーラの銀河に息を吹きかけ、骨盤底筋を締めるのを繰り返していると、だんだん銀河がかざぐるまのように回り出し、やがて銀河のつぶつぶが吹き上がって、私の周りに広がりました。
私はすべてがシナプスのように繋がっているのを感じて感動しました。
1畳ほどのヨガマットの上をちまちまと走っているのに、まるでソングラインの上を走っているかのような感じがあり、色々なところからエネルギーが流れ込んできて、どこまででも走れそうだと思いました。
ムラダーラが動く気配はありませんでしたが、息を吹きかけて銀河が上がってくるのは、胸までは上がったと考えても良いのかもしれません。(違うかもしれないけれど)
胸が張り裂けそうなほど幸福感が強く、涙を流しながら、笑いながら走るという状態がずっと続きました。
あちこちからのエネルギーが胸に関与する感じは、最高でした。
なりたいものをイメージするところからの、一連の修行の流れに、やっと手ごたえを感じ始めたという感じです。
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