ベラトリックスの夢見
ベラトリックス(オリオン座ガンマ星)の夢見をした。
夢:老夫婦の営む給食
夢では、老夫婦が給食を作っていて、食器が足りないので3回に分けて配膳するというもの。給食はワンプレートに色々乗せるスタイルだったが、私のプレートには、「厚揚げとコンニャクとひじきの煮物」が乗っていないように見えたが、でもよく見ると、ほかの食べ物の下に隠れていた。
その後、給食用の小松菜が袋に入っているのを見つけた。チンゲン菜のように1株が大きくて、3株がビニル袋に入っていた。これで456円とか(うろ覚え)、かなり高い。
3とは何か
この夢で共通するものは、3という数だ。
・3回に分けて配膳
・厚揚げ・こんにゃく・ひじきの煮物
・3株の小松菜(チンゲン菜)
老夫婦がベラトリックスだとすると(あるいはベテルギウスとベラトリックスだとすると)、何かに向けて3回供給したりと関係性ができている。厚揚げとこんにゃくとひじきの煮物は、何かの下敷きになっていたので、これはベラトリックスの下にあるオリオン三つ星のことではないかと思う。
意味が発生するとき
恒星1つを取り上げても、その意味というのは分からない。人の性格も、違う誰かと比べるから、あの人は大人しいとか活発だとか違いが出てくる。
私は恒星の夢見をするとき、どこの視点から見比べることにするか、いつも考えるようにしているけれど、自分のグレートセントラルサンであるアルクトゥルスからではない視点が欲しいと思う時も多くある。今回のベラトリックスでも、オリオン座内での意味の違いが知りたいと思っていた。
しかし、松村潔先生の夢では、オリオン三つ星から直々に「オリオン座に入れないでほしい、1つはまだしも。」と言われたそうなので、三つ星は除外して、外側の4つの星の中で、違いを考えていた。
でも私の夢では、明らかに三つ星との繋がりを示唆しており、これは、三つ星はオリオン座ではないけれど、関係性は作れるという意味ではないかと思う。
夢に出てきた3の意味は、オリオンの外側の4つの恒星のうち、ベラトリックス以外の、ベテルギウス、リゲル、サイフの可能性もある。しかし3種の煮物が、ほかの食べ物の下敷きになっていたことを考慮すると、やはりベラトリックスの下にある三つ星ではないか。
可変サイドリアルで見る
ベラトリックスと三つ星の関係性を、可変サイドリアルで見てみる。三つ星のそれぞれを牡羊座0度にすると、ベラトリックスの度数とサビアンシンボルは以下の通りになる。
ミンタカ起点:ベラトリックスは魚座29度「プリズム」
アルニラム起点:ベラトリックスは魚座28度「満月の下の肥沃な庭」
アルニタク起点:ベラトリックスは魚座27度「収穫の月」
【アルニタクから見たベラトリックス】
うお座27度「収穫の月」は、過去の結果の中から何かを見つけたり、驚くような結果を生み出したことで、次に進むための指標を見つける。アルニタクは下に降りる性質があるが、アルニタクから見ると、ベラトリックスは結果から前に進むような要素があることが分る。つまり結果の裏側にある、新たな始まり(原因)を常に見据えているようなものだ。
収穫の月は、満月や月食のことでもあり、そこで形になり達成されると、新たな目標を持たない限りは燃え尽き症候群になるしかない。恒星意識は燃え尽きないので、ベラトリックスは常に目に見える結果の裏側にある、まだ生まれていない何かを見ている。ベラトリックスはオリオンの左肩なので、顕現していない無意識領域に関係するのだ。
【アルニラムから見たベラトリックス】
魚座28度「満月の下の肥沃な庭」では、魚座27度「収穫の月」の満月に照らされた、新たな生産性を感じさせる肥沃な庭のビジョンがある。庭は家の外側にあるものなので、春分点から飛び出すように、家から外に出ることを連想する。アルニラムはあちこち次元移動する性質があるので、ベラトリックスと組むと、ベラトリックスは1つの庭ではなく、あちこちの庭を旅するようになる。アルニラムが旅を先導し、ベラトリックスが肥沃な庭を見つける。それはある意味受肉かもしれない。
ベラトリックス起点でアルニラムを見ると、牡羊座3度「彼の祖国の形をした男の横顔の浮き彫り」になり、これは集団の型を象徴し、小さな個人には降りない。深入りなしで、あちこちにあるエーテル界の庭(身体)を、移動するようなイメージだ。
【ミンタカから見たベラトリックス】
ミンタカは上に上がる性質がある。ミンタカが上昇し、アルニラムはあちこち移動し、アルニタクは降りるというのは、三つ星の中で比較した時に、その特徴が見えてくるものでもある。
ミンタカから見たベラトリックスの魚座29度「プリズム」は、分割していた7つすべてが揃うことであり、そうすると、必要な荷物(7色のプリズム)をまとめて飛び出すこともできるし、また別の場所で広げることも自在にできる。もはや世界内部にいるのではなく、自由に行き来できる場所に立っている。それは自分が扉の役目になると言っても良いかもしれない。魚座29度は、飛び出しもせず、世界に戻りもしない場所を表しているからだ。世界に戻りもしないというより、7つ揃うと、世界はその存在を追い出そうとしてくるので、世界のぎりぎり端っこにいるぐらいしかできないのが本当だと思う。
ベラトリックスの意味
オリオン三つ星からベラトリックスの意味を推し量ると、総じて、あまり下に降りる感じはない。無意識領域とか、月の身体、上の次元への扉などに関係する。
ブレイディによると、ベラトリックスは、女性の戦士とか、自分の悪魔や影と向き合うということが書かれているが、これは地上から見ると目に見えない無意識領域は、影とか悪魔的なものに見え、それらを統合する意味になると思う。女性の戦士は、活性化したクンダリニに結び付けても良いのではないか。7つ揃うと飛び出す。
ベラトリックスはオリオンの左肩なので、生命の樹では左の柱(上昇)のコクマーになり、コクマーとケテルのパスは0愚者なので、ミンタカから見た魚座29度「プリズム」の、外界との扉の上に立つという意味は、なかなかふさわしいのではないかと思う。
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