準惑星ハウメアの夢見
ハウメアは冥王星の外側の太陽系外縁天体で、準惑星と定義されています。公転周期は約282年で、冥王星(248年)と同じぐらいの公転周期の小惑星はかなり多いのですが、今の時点で一応準惑星とされているのは、ハウメアとマケマケ(305年)です。
4つの夢
4つの夢の要点を出してみました。
(1)母危篤の連絡を受け、なぜか母自身が病院に看取りに行くための準備をてきぱきとしている。
(2)たくさんの線で形作られた箱(ジャングルジムみたいな)の一部を切り取っている。
(3)子供のパンを買いに行くついでに、子供も広場につれて行って遊ばせようかなと思っていると、子供は1人でパンを買って外で食べて、そのまま1人で遊ぶと言う。
(4)パソコンの電源を切る時に、開いていたウインドウを1つだけ閉じ忘れるが、そのままで大丈夫だろうと思う。電源がオフになる前に、BuiLLというような文字が画面に出てきて、私は「i」の点を指さしている。
共通点と解釈
ジャングルジムの一部が切り取られるのも、子供が親離れするのも、「i」の点も、母体から分離している様子を表しています。
危篤の母は死にそうですが、病院に行く準備をしているもう一人の母(同一人物)は、自分が死んだ後も生き続けそうな勢いで、これは「エーテル的な私」のことを表しているのでしょう。肉体から分離しても生き続けるのです。
すると、パソコンで閉じ忘れたウィンドウも、これは生き残るウィンドウと言えます。
母体から分離するというと、普通は天と繋がっていたものが、下に降りることによって、おおもとと離れてしまうことを言いますが、ここでは地上的なものを母体としていて、そこから新たに生まれることを指しています。トゥルパや応身のようなイメージでしょうか。
冥王星は死と再生を表し、トランシットの冥王星がネイタルの惑星に関わってくる時、人は社会的な生き方よりも、もっと根底的な生き方を選ばざるを得なくなります。ハウメアは冥王星よりも35年ぐらい意識が長いので、冥王星を受け入れたあとの自分の生き方と考えると分かりやすいと思います。
しかし冥王星は再生も表すので、このあたりの公転周期の近い準惑星(小惑星)は、意味としては似てくるのではないかと思います。
ハウメアの意味まとめ
分離と新たな誕生、切り離し、より本筋に沿った再生、独立。
マガジン:準惑星、小惑星の夢見