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第零章 勉強を始める前に
※こちらの記事は無料で最後までお楽しみできます。
この記事では「これから新しく語学勉強を始める」という方々に向けてまずしてほしい事としてまとめています。
ここをスキップして早速勉強を進めたい方は
【第一章 勉強したくなる習慣を作る】をご覧ください。
目次
・「あなたが勉強したい理由」を考える
・「あなたが今話せない理由」を考える
・大事なのはモチベーションのコントロール
さてそれでは早速勉強を始めていきましょう!
…の前に!一番最初に「ぜひやって欲しいこと」があります。
その内容は大きく2つです。
①「あなたが勉強したい理由」を考える
②「あなた今が話せない理由」を考える
理由は後述しますがここであなたの「モチベーションの源」を明確にしてあげることで今後数ヶ月、数年と続いていく語学学習の質が大きく向上してくれることでしょう。
①「あなたが勉強したい理由」を考える
おそらくこのマガジンを読んでいる多くの方が「英語を話せるようになりたい」と感じているはずですので「英語」を例にして考えていきます。
すると、こういった答えが想像されますよね。
例)
・海外に旅行に行った時に使いたい
・仕事で英語を活かしたい
・世界の人とコミュニケーションしたい
・英語ではずかしい思いをしたくない
ポジティヴな意見でもネガティヴな意見でも構いません。
「自分の外国語を学びたいという感情はどんな理由からくるものなのか」
という部分を言語化できるようにしておきましょう。長く果てしない語学学習をしていると、気持ちが切れて勉強のモチベーションが上がらなくなってしまうことがあります。
きちんと考えるべきは「突発的な衝動ではなく潜在的な欲求」です。このモチベーション管理がうまくいかず挫折していった方を多く見てきました。
効率のいい勉強法を知っていたとしても本人に勉強する強い動機が無ければ何の意味もありません。
あなたの勉強する理由はなんでしょうか。
②「あなたが今話せない理由」を考える
ここで「んー自分にはそこまで強い熱意はないかな…」と感じた方は無理に勉強する必要はないとすら思っています。
最近の翻訳機の精度はなかなか優秀です。旅行程度でしたら全く問題ないでしょう。中途半端な感情で挫折し、時間と労力をイタズラに消費してしまうよりは『また時期を見て勉強しよう』くらいの気概でゆっくりと取り組みましょう。大丈夫です。何歳からでも語学は覚えられます。
さて、目標が明確になった皆様。
そんな皆様が「今話せない理由はなぜですか?」
その理由は恐らく以下の2択でしょう。
まだ勉強を始めていないか
勉強法が合っていないか、です。
まだ勉強を始めていない方はこのマガジンを参考に学習を進めていただけましたら幸いです。
注意していただきたいのは、勉強法が合っていない皆様です。
大前提として、「語学習得」に明確なルールや間違いは存在しません。その人の性格や習慣、環境でピッタリの勉強方法は無数に存在します。
ですが「数ヶ月間、数年間勉強してるのに全く話せる気がしない」というのは流石に勉強法を見直す必要があります。
「毎日単語を10個ずつ覚えている」
「リスニングを集中して取り組んでいる」
「英字新聞を読むようにしている」
「シャドーイングを取り入れている」
皆さんも聞いたことあるであろう勉強法の数々です。これらは全て活用されている勉強法ですし、多くの人が実践して語学習得を達成しています。
ただ、これらは全て「実践した人が上手くいった方法」なのであってあなたに合うかどうかは分かりません。
少し自分の勉強法の失敗例をご紹介します。語学習得を始めた当初
「毎日単語100個に触れる」
という勉強をしていました。この勉強法は極めて合理的でして
「単語というものは膨大でひとつひとつ覚えていくのでは時間もかかるし、忘れてしまう。数に制限をつけて覚えてしまうより100の単語を『見るだけ見て』こんな単語もあったなぁ、を増やしていくほうが効率がいい。忘れたらまた見返してあげる」
という勉強法です。『試行回数の暴力』と僕は呼んでます。
この勉強法。まっっっったく僕の性格にマッチしませんでした。
理由はいたってシンプル。単語を「ただの文字列」としてしか認識できず、一ミリも楽しくなかったからです。
いや、もちろん効果はありました。単語も色々覚えられました。
ただ、勉強がドンドン嫌いになりました。反動で2週間ほど単語帳に一切触らなかったくらいです。日々の積み重ねが大事なのにこれじゃあ本末転倒です。
逆に
「現地に直接出向いていきなりコミュニケーションを図る」
という勉強法は僕向きの勉強法でした。
フランスにワイン留学行こう!と決意した時、「じゃあまずはフランス語を…」とは考えずに「よし、とりあえず仕事辞めてチケット取ろう」と行動を始めました。
そして仕事を辞めてから4ヶ月後にはフランスのワイン学校に通っていたのですが、この時僕のフランス語力は「ボンジュール」と「メルシー」と「シルブプレ」だけでした。
あ、ちなみに通っていたのはワイン学校です。語学学校じゃないです。授業はもちろん全てフランス語でした。
最初は完全に後悔の念が僕を襲いましたが「このくらい無茶な状況の方が逆に燃える」というドM気質だったので、結果として自然と会話ができるレベルまでに成長しました。
この勉強法が上手くいった要因は
「コミュニケーションを取るのが好きだし得意」
「言葉が話せない、ということにストレスを感じない」
という僕の性格です。
「ボンジュール」しか話せない状態でフランスに渡航してしかもワインの学校で『フランス語で授業を受ける』なんて頭おかしいとしか思えないです。
でも僕はそのくらいの逆境のほうが燃えました。全然話せない癖に色々な人に話しかけまくりました。相手が何言ってるか分からない時は笑顔でごまかして乗り切りました。
この勉強法が僕はとても楽しかったです。
つまり何が言いたいかというと「勉強法が自分に合っているかどうか」は長い学習期間を乗り越えるために絶対に考えておきたい内容です。
常に自分が楽しめない、辛い勉強だとモチベーションが続かないからです。
誤解のないように補足しますと、楽な勉強だけが語学学習ではありません。今外国語を話せる人間は皆例外なく『苦しい勉強期間』も経験しています。
ですが、勉強を0からスタートする人たちがいきなりストレスを感じまくる勉強法で取り組むのはどうなのだろう…と思うわけです。
読む事が好きなのか
書く事が好きなのか
話す事が好きなのか
問題を解く事が好きなのか
自分が1番ストレスを感じない勉強法を考えてみましょう。
(※性格別で勉強法を紹介する記事
『語学習得×ストレングスファインダー』
を製作中です。もうしばらくお待ちください。)
大事なのはモチベーションコントロール
説明の途中で何度も出てきましたから勘のいい方はお気付きかもしれませんが言語学習を続ける上で1番大事なのは「モチベーションのコントロール」です。
僕が語学を勉強するときに注意している心のバランスがあります。
それは
「勉強したい」という欲求と「勉強しなきゃ」という義務感を共存させる
という真逆の感情を常に持っておくことです。
勉強したいと言う欲求ばかりが先行すると上達が早いでしょうが、ある一定レベルの水準に達するとそこから成長がなくなってしまいます。
また逆に、勉強しなきゃという義務感ばかりを抱えていると勉強自体がストレスになり、上達するのに効率的ではありません。
相対する2つの感情を掛け合わせることによって言語をどんどん習得していけるのです。
いかがでしょう。これから長期に続く語学学習のイメージはできましたか?
来年の今頃に外国語で自然とコミュニケーションをしている自分の姿が見えましたか?
それでは、本格的に勉強を開始していきましょう。
【第一章はこちら⬇︎】
文章苦手ながら頑張りました!