【営業再開を】WAKAZEさん祝リニューアル【記念して】
3年くらい前から交流のある日本酒ベンチャーのWAKAZEさん。店舗として展開していた三茶のお店がリニューアルするということで、一足先にお邪魔してきました。
知らない方のために簡単にWAKAZEさんのご紹介ですが、“日本酒を世界酒に” をモットーに世界中に日本酒の多様な魅力を伝える活動をしている日本酒ベンチャーの企業です。
日本酒の枠にとらわれないボタニカルのお酒を醸造しており、例えばコーヒーとか茶葉とかフルーツなど。とにかく多様な味のお酒を今でも毎月2、3本作っているそうです。2019年からはパリで醸造も開始し、フランスをはじめとしたヨーロッパの人々に日本酒のイメージ改革を行なっています。
そんなお店のリブランディングです。以前はこんな感じのお店。
アンテナショップ兼気軽にお食事も食べられるカジュアルスタイルの内装となっていました。
それがリニューアル後はこう!
めっちゃオシャレ…🍶
単品メニューを色々と楽しめるスタイルだったのが、完全にコース料理の提供となりました。内装もクラシカルで非日常を感じられるような雰囲気。
そんな内装の変化に圧倒されつつ、早速コースを楽しみました。
コース内容
用意された席にはメニューが用意されていました。
毎月コース料理のテーマを設定していて、それに合わせた料理とお酒を楽しめます。
僕が頂いた時のテーマは「太陽と月」。十五夜や夏と秋の移り変わりなどとリンクしていたり、WAKAZEさんが初期に手掛けたプロダクトが「ORBIA(太陽)」「LUNA(月)」の名前を冠していたりと最初のテーマにふさわしいと感じ選んだそう。
まず最初に頂いたのは「KURA GRAND PARIS 3種飲み比べ」
2019年からフランスのパリで醸造を行い、新しい形の日本酒を提案しているその初年度、2年目、3年目のお酒を楽しみました。
僕は現地にいる時にも直接醸造所に遊びに伺ったのですが、とにかく全てがスピーディーに変化していってメンバーの熱量の高さを思い知りました。
そんな過去を思い返しながら飲んでると、まず提供してもらったのは盛り合わせのおつまみ。特定のペアリングを楽しむわけではなく
3種のお酒×4種のおつまみ
の12種類を自由に楽しめるコース一品目。味を変えつつ楽しみながら次の料理に思いを馳せます。
2杯目はまさかのどぶろく。生米と蒸米を浸して乳酸発酵した水を使って日本酒を作る「水酛」の製法で作るどぶろくで、口当たりは甘く、でも後味はすっきりと楽しめる1杯でした。
イチジクの酒粕クリーム白和え。フワッとした口当たりの白和えと、爽やかに仕上げてくれるイチジクの味がどぶろくとリンクして美味しい…
ちなみに下のクリームは「太陽」をイメージして盛り付けしてくれています。
休まずお次も3種飲み比べ。「Craft Sake Brewery Unit」と称して、ビールの醸造にも使うホップを入れた日本酒の飲み比べです。
ビールを作る時に苦味と香りを足してあげるのと同じように、日本酒にもホップを使うことで苦味と香りが追加される日本酒となります。
…と、文章で解説するのは簡単ですが。実際に美味しくなるかどうかは別の話。3種類とも新感覚ながらしっかり美味しく楽しめました…
ほんのり苦い味に合わせて完熟トマトのファルシ(包み料理)。中にはネクタリンとリコッタチーズが入っており、甘さが更に引き立ちました。
そしてメインは天然の鮎にお酒はスイカのモヒート。この組み合わせは初めての経験です。
鮎は7月ごろまで藻や苔しか食べず、そのおかげで香りが良くほのかな苦味ごと丸々一匹楽しめる鮎となるそうです。そのままいただきました。
苦味を感じつつモヒートを流し込む…最高。夏の余韻を感じさせる組み合わせでした。
(この時のコース内容はプレオープン用に一部変更されたものです)
(実際にはあと3品別にあるそうです。まじか)
WAKAZEの「価値観」をフルコースで楽しめる内容
感想は色々ありますが、とにかくお酒を全力で満喫できました。味ももちろん、量も。
特にWAKAZEさんのお酒は「説明を受けるとさらに美味しさが具体的になる」ものが多いので、居酒屋形式ではなくコース料理にすることでWAKAZEさんのお酒の目新しさや楽しさを十二分に満喫できる内容でした…!
これだけ込み込みでお値段 1人9,000円。
そこそこお酒飲める側の僕でも「結構飲んだな…」と感じるくらいの量ありますので帰るときはフラフラしないようにご注意ください🍷
10月2日から営業再開
緊急事態宣言によりなかなか営業再開の目処が立っていませんでしたが、ついに10月2日から営業を再開することが決定しました!現在予約受付も始まっているそうです。
毎月料理が変わるとのことで、また新しくなったタイミングで遊びに行こうと思います🍷
以上、ティモシーでした。