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色彩検定:公式テキストの改定(2020年改定)について:新旧版を比較してみた

当記事は、2020年の公開以来、有料にて公開してきましたが、2024年3月20日より無料公開に切り替えさせて頂くことになりました。

また、同時に、今後は WEBサイト「色彩検定ONLINEサイト」の記事として、内容を引継ぎ 更新していくことにしました。

2024年3月20日 以降、こちらのnote版の内容は更新を行いません。最新の内容は以下のWEBサイトにて ご確認頂ければと思います(無料で閲覧可能です)。

これまでご購読いただいたみなさまには、心からお礼申し上げます。
今回の変更について、どうかご了承いただけますと幸いです。

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■ 公式テキストの改定について

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色彩検定では 2020年から1~3級の公式テキストが新しくリニューアル(改定)されました。※UC級は2022年に改訂されました

前回の改定が2009年だったので、実に10年ぶりの改定ということになります。

色彩検定では、基本的に「公式テキストの内容=試験範囲」となるため、2020年度からは、各級の試験範囲・内容が これまでと異なることになります。

これから 独学受験を考えている皆さんは、必ず新テキスト(2020年改定版)を購入するように注意しましょう。

・新テキスト(2020年改訂版)

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こちらが 新テキスト(2020年改訂版)です。表紙に大きくAFTのロゴがあしらわれています。

2020年度冬期試験(11月実施)より、このテキストの内容が出題されます。これからテキストを購入する方は、必ずこちらを購入しましょう。

【メモ】UC級は、1~3級と改訂のタイミングが異なっており、最近では2022年に改訂が行われました

・旧テキスト(2009年改訂版)

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こちらが、旧テキスト(2009年改訂版)です。表紙の水玉模様が特徴です。

過去に発行されたものの中には、左上の色彩検定協会ロゴが古いバージョン(三角形のもの)もありますが、中身は同じものです。

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2020年度冬期(11月実施)までは、このテキストでも対応可能です。

:試験の経過措置について

いきなりテキスト(試験範囲)が切り替わってしまうと、過去に旧テキスト(2009年改訂版)を購入し、試験を目指していた受験生に不利になってしまいます。

そこで、色彩検定協会では 以下の試験までは、旧テキスト(2009年改訂版)でも受験が可能なように、経過措置を講じています。

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・1.2.3級:2020年度 冬期検定(11月実施)まで旧テキストでも対応可能

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これにより、2020年度の冬期試験に関しては、新旧いずれのテキストで学習しても不利にならない出題が行なわれます。

具体的には、新テキストのみ、もしくは旧テキストのみにしか記載がない項目については、出題が見送られるものと思われます(あくまでも予想)。

2021年度以降は、完全に新テキスト(2020年改訂版)に沿った形で出題が行われます。

【2020.07.15追記】従来2.3級の旧テキストに関しては「2020年夏季検定まで対応」となっていました。しかし 新型コロナウイルスの影響で夏季検定が中止になったことを受け2級、3級についても「2020年度冬期検定まで 旧公式テキストでも対応可能」と変更されました。

■ 新旧テキストの項目を比較

「新テキスト(2020年改訂版)」と「旧テキスト(2009年改訂版)」の内容を比較し 表を作成してみました。

表は 各テキストの目次をもとに、各章項目と 主要内容を一覧にしたものです。旧版の内容が、新版で別項目に統合されている例もあり、項目の増減がそのまま内容の増減を表わすわけではありませんので ご注意ください。

・3級テキストの比較

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※赤字は新テキストで削除もしくは削減、別の級に移動された項目。青地は新テキストで新規追加もしくは別の級から移動された項目

・2級テキストの比較

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※赤字は新テキストで削除もしくは削減、別の級に移動された項目。青地は新テキストで新規追加もしくは別の級から移動された項目

【2020.11.05 修正】旧テキスト2級の「ファッション:売り場における商品陳列ちと色彩」は、新テキスト1級「ファッション:ビジュアルマーチャンダイジングと色彩」に主要な内容を移動しました(上図は修正前のものです)

・1級テキストの比較

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※赤字は新テキストで削除もしくは削減、別の級に移動された項目。青地は新テキストで新規追加もしくは別の級から移動された項目

【2020.11.05 修正】新テキスト1級「ファッション:ビジュアルマーチャンダイジングと色彩」は、旧テキスト2級の「ファッション:売り場における商品陳列と色彩」から主要な内容を移動しています(上図は修正前のものです)


■ 管理人の感想

以上の内容をうけて、管理人・石川は ザックリと以下のような印象を受けました。

:各級のボリュームがバランスされた?

ページ数だけを比較した場合、新テキストの方が 2.3級は約10ページ増え、1級は約10ページ減っています。

1級範囲に関しては、従来、ほかの級に比べて圧倒的に分量が多くなっていましたが、2級に一部項目を移動するなど 適度に取捨選択が行われ、他級とのバランスがとられたように感じます。

2.3級に関しても ページ数こそ増えていますが、これはテキストの判型が「A4変形」から「B5」へと縮小された関係と思われ、内容量的には、従来と同じか、むしろよりコンパクトになった印象です。

:色彩に直接関係のない項目が減少

また、旧版では ファッション分野における「商品の陳列手法」など、色彩とは直接関係ない項目も内容に含まれていました。

新テキストでは、こうした項目が大幅にカットされており、より色彩知識に特化した内容になっているように思われます。

:UC級と重複する内容は簡素化か?

旧版で 1級範囲、2級範囲に「ユニバーサルデザイン」の項目がありましたが、新版では1級範囲の方は丸ごとカットされました。

前回の改定後にUC級(色のユニバーサルデザイン)が創設されたこともあり、両者の内容が重複する部分に関しては、調整が行われたものと思われます。

■ まとめ

というわけで、色彩検定 2020年版公式テキストの改定に関する概要と、新版と旧版の内容を比較してみた結果のまとめでした。

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