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さそり座24度[23.00-23.99] Crowds coming down the mountain to listen to one man.[一人の男の話を聴くために山から降りてきた群集]

これは逆ではないか、群衆が山へ向かうだったり、ある男が山から降りるだったり、山上の垂訓、のような話を松村先生はされていた気もしますが、

でも、あえてそのまま生かしてもいいように思う。

地上で個別化したある男の話が仕上がったのだという。ほうほう、どんな話に仕上げてきたのだ? 山の上にいた大勢は興味津々だ。わざわざ山の下まで行って何を得てきたのだ?

皆で下って取り囲む。山の上から一人では降りたくないんだが、群衆となれば降りられる。君たちちょっと臆病じゃないのか? と地上の私なんかは思うけれど、向こうにしてみれば、あんな下まで落っこちるのは無謀な馬鹿だと思っているかもしれない。

でも馬鹿の話ほどおもしろい。取り囲んで、その話を共有する。圧力釜に入れられた一つのスパイス。その香味は皆に行き渡り、ある男は群衆へと溶けました。

クラウドというと、カタカナ英語の私の脳ミソは、CloudとCrowdが混ざり合いますが、山から降りてきた雲が、ある男を取り巻いて、そのまま連れ去ってしまいました、という話でも面白い。

さそり座。限度なくエスカレートしていく24度。oneを見つけ次第、ガンジス川がやってくる。群衆ひしめく川が山から下ってきて、男を飲み込んでいきました。



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