🐍日食サロス116番の旅 64/70(5)
1863/05/17の部分日食、ドラコニックのジオルナ、つづき
水星と天王星の合、木星と120度
水星 ♎12: Miners emerging from a mine. [鉱山から出てくる炭坑夫]
天王星 ♎13: Children blowing soap bubbles. [しゃぼん玉をふくらませている子供たち]
木星 ♒12: People on stairs graduated upward. [上へと順に並ぶ階段の上の人々]
地中では坑道があちらこちらへと広がっていそうですが、地上との通路は限られた数しかなく、鉱夫たちは順番に立坑のエレベーターに乗り、地上へ昇ってきそうです。
そうすると♎12と♒12はけっこう似通っているように感じます。♒12の英文をGoogle翻訳にかけると「階段にいる人は上に向かって卒業していきます。」となります。人々は階段の上で止まっているわけではなく、上へと追い出されていくわけです。
なぜ鉱山の中へと入っていくほうや、階段の下へ向かうほうのことは言わず、上へと出てくるほうだけを言っているのでしょうか? 流れの向きが一方向なのはなぜですか?
上にいる人目線なんだろうか? 下から昇ってきて、上の地面に出てきた彼らに、「卒業おめでとう」とでも言いたいのでしょうか?
でも、♎13になると、しゃぼん玉はフワフワと漂いそうです。流れの向きは風まかせ。そして子どもたちは平らな地面の上で、上下関係などなく、しゃぼん玉遊びを楽しんでいそうです。もしかしたら子供たち自身も、しゃぼん玉のようにフワフワ浮かんでいるのかもしれません。
12と13でけっこう違うのかな?
マルセイユ版のタロットカードでは、12吊られた男の絵柄は縦方向が強調されているように見えます。横の要素は、上のほうにチラ見している棒と、曲げた右脚の膝から先と、同じく曲げた両肘から先ぐらい。
13死神になると、水平な地面の上に、死神は背を丸めて立っていて、斜めの棒を持ちます。鎌の刃の丸みは、背骨の丸みと対応していそうです。こちらは逆に縦の垂直の要素がないんですよね(右腕だけが垂直かな)。
惑星の違いも考えてみると、水星や木星では重要にしていた上下も、天王星においては取るに足らないものになるのかもしれません。そんな小さな浮き沈みは子どもの遊びの一つだよ、程度のことなのでしょうか? トランスサタニアンですからそれぐらい言うのもありかもしれません。
水星と海王星の72度
水星 ♎12: Miners emerging from a mine. [鉱山から出てくる炭坑夫]
海王星 ♋29: A Muse weighing twins. [双子の体重を測るミューズ]
この組み合わせなら、双子の体重というのは、鉱山に入る前の体重と、鉱山から出た後の体重を比べているようにも思えます。
同じ体重じゃきっとダメなのでしょう。何しに行ってたの。もう一回やり直し、と鉱山の中に戻されちゃうのかもしれません。やっぱりトラサタは手厳しい?