🐍日食サロス116番の旅 62/70(3)



ドラコニック、の前に。

 ジオセントリック表示だと、こう。

 ドラコニックだと、さそり座にあったドラゴンヘッドのところを♈0にもってくるので、こうなる。

 だけど、なんだ? この below horizon とか、above horizon ってのは?

 ステラナビゲータで日食の様子を見てみるとこうなります。

 地方標準時(現地の時刻)に直してますが、北緯74度で4月末となると、日の出が2:40で、日没が23:39ですから、ほぼ太陽が沈まない。沈んだと思ったらまたすぐ出てくるような状況らしいです。

 子午線の南も、黄道線のだいぶ端のほうで交わってますから、ジオのホロスコープを作るとMCとディセンダントが近いことになる。

 それはいいのですが、ドラコニックチャートにしたときに現れる below horizon の意味は未だわかりません。

 わからなくても進めますけどね。


ドラコニック(♈を上にする)

逆転させてるので、☋のように見えますが、♈にあるのはドラゴンヘッドです。

 20度あたりの惑星が気になるかな。

 太陽(月) ♍21: A girl's basketball team. [少女のバスケットボールチーム]
 冥王星 ♌22: A carrier pigeon. [伝書鳩]
 木星 ♒23: A big bear sitting down and waving all its paws. [座ってすべての手足を振っている大きな熊]
 水星 ♌26: A rainbow. [虹]

 数字は似ていますが、しし座とみずがめ座の180度関係に対して、太陽のおとめ座は30度と150度でちょっと性質が違う。馴染みあわない感じ。

 「少女のバスケットボールチーム」というと、少女たちのそれぞれに目を向けそうになりますが、それはおとめ座的な見方かもしれません。しし座やみずがめ座にある惑星は、まとめてチームというひとかたまりで扱おうとするのかもしれない。

 太陽は私で、月がボール、そんなふうに思っていそうな地球に対して、冥王星や木星や水星は、まとめてチームでしょう、と思っている。
 いっぽうでこの太陽は、鳩と書類をわけたり、四肢のそれぞれに目を向けたり、虹を何色かに分けようとする。

 この日食は偶数サロスだから、過去へ向かうほどに、ドラコニックの太陽はおとめ座の後半へと向かい、ある時にカスプを越えて、それより古い時代ではてんびん座へと入ります。
 おとめ座の21度ですから、25度のピークに向けて、これから一番おとめ座が盛り上がってきそうなところの入口です。


 奇数サロスの日食では、過去側がおひつじ座側で、未来側がうお座になります。

 なんかわかりにくいな。こう書けばいいのか?

 偶数サロス:(未来)←♍←(ドラコニック太陽)←♎←(過去)
 奇数サロス:(未来)←♓←(ドラコニック太陽)←♈←(過去)

 また未来が左側になっちまった。偶数と奇数では基本のシステムが違うような気もする。けどそれで相補的なのかもしれない。


 話戻しますと、

 冥王星 ♌22: A carrier pigeon. [伝書鳩]
 木星 ♒23: A big bear sitting down and waving all its paws. [座ってすべての手足を振っている大きな熊]
 水星 ♌26: A rainbow. [虹]

 熊が伝書鳩を捕まえてよく振ると虹ができました。熊の座っているところが起点で、そこから波打って、虹が伸びていくのです。虹の各色はそれぞれの少女に繋がります。鳩の指示にしたがって、少女たちは動きます。

 そんな感じでもいい。



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