🐍月食サロス128番の旅 31/71(2)


1845/05/21の皆既月食、ヘリオセントリック


冥王星と水星と海王星

 冥王星と水星は23°台で、数え度数では24度ですが、海王星は24°0'4"と、数え度数では25度に入ります。

 冥王星 ♈24: An open window and a net curtain blowing into a cornucopia. [風が吹き豊饒の角コーヌコピアの形になる開いている窓]
 水星 ♐24: A tstanding at the door of the house. [家のドアにとまっている青い鳥]
 海王星 ♒25: A butterfly with the right wing more perfectly formed. [右の羽がより完全に形成されている蝶]


 ♈24のサビアンシンボルをそのままgoogle翻訳すると、「開いた窓と宝庫に吹き込む網のカーテン。」となります。blowing into ですから、中へと吹き込んでくる。内側にある cornucopia の宝庫へと、網のカーテンが入り込んでくる、食い込んでくる、そんな感じがします。

 ♐24は、「家の玄関に青い鳥が立っています。」となりますが、ドアが 開いているのか閉じているのかは不明です。でも西洋の家であればドアは内開きでしょうから、これも内側に入り込める感じではあります。
 ♐23では entering で、移民たちはしっかりと目に見える姿で入ってきました。でも♐24の青い鳥はドアの敷居のところで立ち止まっている。目に見える形で入る必要はないのかもしれませんし、逆にドアのところにいることで、家の中全体へと影響を与えているのかもしれません。

 ♈も♐も火のサインですから、♈24も♐24も、火の力が内側へと入り込んで、増幅されていくようなイメージになってきます。


 もし、海王星も24なら?

 ♒24の A man turning his back on his passions and teaching from his experience. を、そのままgoogle翻訳すると、「自分の情熱と経験に基づいて教えることに背を向けた男。」となります。A man turning his back とその後で分ける感じですね。
 元の翻訳に合わせるには、A man turning his back on his passions, and teaching from his experience. と、 and の手前にカンマをいれてやると「自分の情熱に背を向け、自分の経験に基づいて教える男。」となります。

 そのままのgoogle翻訳で考えてみると、誰かに "教える" というのは外へ向けての働きかけになりますから、教えることに背を向けたということは、外ではなく内へ、自己探求に専心することにした、と考えることもできそうです。
 あるいは、自分が持つ情欲や経験則を用いることはやめました。個人性からは離れて、一般性、普遍性へと向かうことにしました、でもよさそうです。
 風の固定サインであるみずがめ座なら、それもありかな?とも思います。自己の内を通りながら、個人性を消し去り、広い宇宙へと広がっていきそうです。


 でも、海王星は次の♒25に入っています。

 海王星 ♒25: A butterfly with the right wing more perfectly formed. [右の羽がより完全に形成されている蝶]

 24度にあった、blowing、standing、turning には動きや変化が感じられますが、 perfectly formed になると完成された形で、その形で決定、という感じがします。
 もちろん蝶の羽ですから、その完成された羽を動かして(右の羽ですから、自分から動かしていく羽でしょう)風を送ることはできます。でも羽の形は変わりませんから、風の質も一定したもの、安定したものになりそうです。
 もし24度の羽なら、動かすたびに羽の形も変わり、送られる風の質も変わり、どんどんと変容を続けて、きりがなさそうです。
 でも25度は、ターミナル処理、終端処理の意味がありましたからね。そういうことはありません。


 太陽系で、太陽に一番近い水星と一番遠い冥王星は、太陽系の中へと火の力をどんどん送り込んでいそうです。海王星もそれに乗って、ぐるぐる延々と探索を続けていたかったのかもしれませんが、24度ではなく、25度なのです。海王星がぐっとこらえて、限度を決めるために、25度へと踏み出してくれたようにも思えてきます。



みずがめ座にある海王星と土星

 海王星と土星の間にアスペクトはありませんが、同じみずがめ座内にあります。

 土星 ♒14: A train entering a tunnel. [トンネルに入る列車]

 もし、土星がトンネルに入り、海王星が♒24だったら、列車はトンネルに入ったきり、どこへ行くやらわかったもんじゃない。それはそれで、列車の旅としては楽しいのかもしれませんが、こちらの世界としてはちょっと心配になってきます。

 でも♒25の海王星は、完成された右の羽で風を送り、列車をある決まった場所から排出させそうです。トンネルから出てくる列車が確認できるなら、太陽系内の世界の方々も安心できそうですね。





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